秘書検定って男性が受けてもいい?
正直、恥ずかしいんだけど。。。
このように悩んでいませんか?秘書検定は女性が受けるイメージが強いため、「秘書検定は男性が受けても良いのか」「恥ずかしい」と不安になる男性は多いかもしれません。
はじめまして。キャリアサポーターのゆうきです。
人事目線を活かしてキャリアや転職、資格に関する記事を執筆しています。
そこでこの記事では、秘書検定を男性が取得するメリットとキャリアへの影響をわかりやすくまとめました。
他にも、
- 男女の割合
- 秘書職の平均給料
- 履歴書に書けるのか
- 女性差別という疑問
など、秘書検定に関する情報を幅広く解説していきます。
男性が秘書検定に挑戦する助けになれば嬉しいです。
- 秘書検定を男性が受けるメリット
- 男女割合と受験における実情
- 日程や試験内容の詳細
- 履歴書に書けるのか
- 秘書職の給料に関する情報
秘書検定は男性も受けるべき?男性にもおすすめできる理由
- 男性が受けてもいい?おっさんと秘書検定
- 秘書検定の男女割合はどのくらい?
- 秘書検定を男性が受けるメリット
- どんな人におすすめの資格なの?
- 秘書検定2級について
- 秘書検定のCBT試験とは
- 男性が秘書検定を受けるのは恥ずかしい
男性が受けてもいい?おっさんと秘書検定
秘書検定って、男性が受けてもいいの?
当然ですが、秘書検定の受験には性別の制限はありません。また、男性でも十分に受ける価値のある資格です。
まず、秘書検定を通じて学ぶことができるビジネスマナーや一般常識は、どの職種においても役に立ちます。
- 正しい敬語の使い方
- 来客対応
- 電話応対のスキル
などは、どのビジネスシーンでも必要とされる基本的な能力です。こうしたスキルは、仕事の効率を上げるだけでなく、職場での信頼感を高めることにもつながります。
ユニークなアピールポイントになる可能性
また、男性が秘書検定を取得することは、ユニークなアピールポイントになります。
多くの受験者が女性である中、男性が秘書検定を持っていることは、企業に対して「自分はビジネスマナーに精通している」と強くアピールできます。
これは、転職活動や新たなキャリアを築く際に大きな武器になるかもしれません。
また、秘書検定の勉強を通じて得た知識は、リーダーシップや管理職に就いたときにも役立ちます。
チームメンバーや部下に対して適切な指導や対応ができるようになるため、管理職としての評価も高まります。
秘書検定の男女割合はどのくらい?
秘書検定の男女の割合ってどのくらいなの?
秘書検定の男女比については、公式な統計データは公表されていません。しかし、試験場での男女比を見る限り、約9割が女性と考えられます。
これは、秘書職や事務職は女性に人気があり、「秘書=女性」というイメージが未だに根強いことが理由として挙げられます。
しかし、近年では男性の受験者も増えていると言われています。
秘書検定で学ぶ内容は、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなど、あらゆるビジネスシーンで役立つスキルだからです。
こうしたスキルは、性別に関係なく重要です。とくにジェンダー平等が推進される現代において、秘書検定の知識を得ることは、男性の視野を広げることにも役立ちます。
秘書検定を男性が受けるメリット
秘書検定を男性が受けるメリットって何?
秘書検定を男性が受けると、社会人としての基本的なマナーや常識を体系的に学ぶことができます。
- ビジネスマナー
- 敬語の使い方
- 来客対応
- 電話応対
など、どの職場でも求められる基本的なスキルを習得できます。これらのスキルは、職場での信頼を築くために非常に重要です。
また、秘書検定で学ぶスキルは実務に直結しているため、ビジネス文書の作成やファイリング、スケジュール管理など、具体的な事務処理能力を身につけることができます。
これにより、事務系職種の男性は即戦力として活躍できるでしょう。
また、秘書検定を履歴書に書くことで、就職や転職の際にアピールポイントになります。
特に2級以上の資格を持っていると、ビジネスマナーや事務処理能力がある程度保証されていると見なされ、企業側からの評価も高くなります。
どんな人におすすめの資格なの?
秘書検定はどんな人におすすめの資格?
秘書検定は、さまざまな人におすすめできる資格です。特に以下のような人には、秘書検定を受けるメリットがあります。
学生や新卒の人
秘書検定は、社会人としての基本的なマナーや常識を身につけることができるため、学生や新卒の方には有益です。
正しい敬語の使い方やビジネスマナー、来客対応など、実際の職場で必要となるスキルを学ぶことができます。
就職活動でのアピールポイントが増え、他の候補者との差別化が図れます。
キャリアアップやキャリアチェンジを目指す社会人
秘書検定を取得することで、ビジネスマナーや事務処理能力が評価され、昇進や転職の際に有利になります。
また、秘書検定のスキルは、とくに秘書職や事務職、管理職で役立つため、こうした職種にキャリアチェンジしたい人にもおすすめです。
2級以上を取得すれば、即戦力として活躍できる能力があることを証明できます。
スキルアップしたい男性
秘書検定は、実は男性にもおすすめできる資格です。
なぜなら、秘書検定を持っている男性は少ないため、それ自体が希少ですし、ビジネスマナーに精通していることを証明できるため、職場での信頼を得やすくなります。
また、多様なスキルセットを持つことができ、転職を考える際も
- 事務職
- 営業職
- サービス職
など、様々な職種にキャリアの幅を広げることができます。
ビジネスマナーや対人スキルは、どの職場でも重宝されるため、転職活動においてアピールポイントになります。
秘書検定2級について
秘書検定2級はどんな試験?
秘書検定2級は、ビジネスの現場で必要とされる実践的なスキルを身につけることができる試験です。
試験内容については、筆記試験のみでマークシート形式と記述形式の問題が出題されます。
具体的には、
- 正しい敬語の使い方
- 電話対応
- 来客対応
- 文書作成
など、秘書としての基本的な業務に関する知識が問われます。試験には理論と実技の2つの領域があり、それぞれで60%以上の得点を獲得する必要があります。
独学でも合格可能だが通信講座活用もおすすめ
秘書検定2級は独学でも合格可能なレベルですが、通信講座やオンライン講座を利用するのもおすすめです。
通信講座やオンライン講座では、カリキュラムに沿って学習することで、効率的に知識を吸収することができます。
資格取得には「基礎知識」「毎日続けること」「モチベーションの維持」が欠かせません。
とくに
- 勉強仲間がいない
- 飽きっぽい
- 仕事や学業で忙しい
という場合は、通信講座やオンライン講座を活用して、勉強しやすい環境をつくることも大切です。
秘書検定のCBT試験とは
CBT試験ってどういう試験なの?
秘書検定のCBT(Computer Based Testing)は、従来の紙ベースの試験とは異なり、コンピューターを使って受験する方法です。
この試験形式は、秘書検定2級と3級で導入されていて、いくつかのメリットがあります。
CBT試験の最大のメリットは、受験日を自由に選べる点です。
従来の試験は年に数回しか実施されませんが、CBT試験は全国のテストセンターで随時受験が可能です。
全国47都道府県に350カ所以上のテストセンターが設置されているので、受験場所の選択肢が広がります。
遠方から試験会場に行く必要がなくなり、交通費や時間の節約にもつながります。また、自分の都合に合わせて試験日を設定できるため、忙しい社会人や学生でも受験しやすくなります。
また、合否結果が即時にわかる点も大きなメリットです。
ペーパー試験では結果が出るまで時間がかかりますが、CBT試験では試験終了後すぐに結果が表示されます。
次のステップへと早く進むことができるため、時間を有効活用できます。
CBT試験の受験料は、以下の通りになっています。
級 | 受験料 |
---|---|
2級 | 4,900円 |
3級 | 3,600円 |
引用データ:秘書技能検定CBT|CBT-Solutions
男性が秘書検定を受けるのは恥ずかしい
秘書検定を受けるのが恥ずかしいんだけど…
秘書検定を受験したい男性のなかには、「恥ずかしい」と感じる人もいるかもしれません。
お話したように秘書検定は、女性が約9割を占める資格と考えられます。そのため、試験会場では男性が極端に少ない場合がほとんどです。
人によっては、試験当日に「恥ずかしい」「場違い」と感じるかもしれません。
しかし、試験会場では、みんな試験に集中していますし、自分の目標を達成するために試験を受けています。
ですから、過度に気にする必要はありません。
もし、どうしても恥ずかしい場合は、秘書検定を取得するメリットに意識を向けてみましょう。
秘書検定を取って得られるプラスの面を考えることで、目的意識が強くなり、周りの環境や「恥ずかしさ」が気にならなくなります。
秘書検定を取得したい男性が知っておきたい情報
- 合格率はどのくらい?
- 履歴書に書ける?
- 秘書検定の日程
- 秘書検定は女性差別なのか
- 有利な職業はある?
- 秘書職の平均年収や給料
- 事務職の平均年収や給料
合格率はどのくらい?
秘書検定の合格率はどのくらいなの?
秘書検定には3級から1級までのレベルがあり、それぞれの合格率は異なります。
まず、秘書検定3級の合格率は、約70〜80%です。
合格率としては高い数字であり、基本的なビジネスマナーや一般常識をしっかりと学習すれば、合格することが可能です。
主に高校生や社会人初心者が受験することが多い級です。
秘書検定2級の合格率は、約55%程度です。
3級よりも難易度が上がり、実務に近い内容が出題されます。
受験者は大学生や若手の社会人が多く、試験対策としては、ビジネスマナーの応用や具体的な事務スキルの習得が求められます。
続いて、準1級の合格率は約40%です。さらに高度な知識とスキルが求められます。
筆記試験だけでなく面接試験も含まれるため、実践的な対応力も必要です。受験者の多くは、秘書としてのキャリアを積んだ方や、より高い専門知識を求める社会人です。
最も難易度が高い1級の合格率は、約25%です。
こちらも筆記試験に合格した後に面接試験があります。合格するためには、深い知識と実践的なスキルが求められます。
企業の管理職や役員秘書としてのキャリアを目指す方が多く受験します。
以下は、受験する人が多い2級と3級の直近の合格率のデータです。
年 | 回 | 2級 | 3級 |
---|---|---|---|
令和6年 | 第132回 | 57.3% | 78.2% |
令和5年 | 第131回 | 57.5% | 69.3% |
令和5年 | 第130回 | 57.6% | 73.3% |
初めて秘書検定を取得する男性は、難易度やアピール力を考えると、2級合格を目指すことをおすすめします。
履歴書に書ける?
秘書検定は履歴書に書ける資格なの?
当然ですが、秘書検定は履歴書に書いて問題ない資格です。
とくに2級以上はビジネスマナーや事務スキルの証明となるため、就職や転職の際にアピールポイントになる場合があります。
3級は基本的な常識を問う内容が多いため、履歴書に書くことは必須ではありません。
しかし、秘書職や事務系職への応募で資格欄が空欄になってしまう場合は、3級でも記載してアピールにつなげていきましょう。
秘書検定の記載方法
秘書検定を履歴書に記載する場合は、
- 資格の正式名称
- 何級を取得しているか
- 場合によっては試験実施団体名
を明記することをおすすめします。
秘書検定に関しては、以下のような記載となります。
正確な情報を記載することで、資格の信頼度を高めることができます。
秘書検定の日程
秘書検定の日程ってどんな感じ?
秘書検定3級と2級の日程は、年に3回、2月、6月、11月に実施されます。
準1級と1級の日程は、年に2回、6月と11月に実施されます。準1級と1級は、試験の難易度が高く面接試験もあるため、しっかりとした準備が必要です。
試験日の詳細は、公益財団法人実務技能検定協会の公式サイトで確認することができます。
2024年度の秘書検定の試験日は以下のようになっています。(※2024年6月時点での情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。)
回次 | 試験日 | 受付期間 |
---|---|---|
第133回 | 2024年6月16日(日) | 2024年4月5日(金)~5月14日(火) |
第134回 | 2024年11月17日(日) | 2024年9月4日(水)~10月15日(火) |
第135回 | 2025年2月9日(日) | 2024年12月9日(月)~2025年1月14日(火) |
CBT試験とは
また、2021年からは、3級と2級に限り、CBT(Computer Based Testing)方式も導入されています。
CBT方式では、全国のテストセンターで随時受験が可能です。
これにより、自分の都合に合わせて受験日を選ぶことができ、従来の試験日程に縛られることなく、柔軟に試験を受けることができます。
結果が即時にわかるというメリットもあります。
試験の申し込みは、各回の試験日から1ヶ月前程度が締め切りとなることが多いです。
秘書検定は女性差別なのか
秘書検定って、女性差別なの?
一部で秘書検定は「女性を差別するような要素が含まれているのではないか」という意見があります。
とくに試験問題や学習内容が、昔ながらのジェンダーロールを反映していると指摘されることがあるのです。
ジェンダーロールとは(gender role)とは、その性別に、社会的に期待されている役割のことである。
いろいろな意見はあるようですが、基本的に秘書検定の本質は、社会全体のビジネスマナーと一般常識を学ぶための資格と言えます。
歴史的に女性が秘書をこなしてきた影響
秘書検定が女性に偏っているとされる理由の一つは、秘書という職業自体が歴史的に女性に多く見られる職種ということにあります。
多くの企業では、秘書業務を女性が担ってきた歴史があり、そのために秘書検定の受験者も女性が多い傾向があります。
しかし、秘書検定の内容自体は、
- 上司とのコミュニケーション方法
- 業務の進め方
- 会議の準備
など性別に関係なく有用です。決して女性のみを対象としているわけではありません。
その一方で、秘書検定の試験問題の中には、昔ながらの考え方が色濃く反映されていると感じる部分もあります。
例えば、上司の指示に対する対応やトラブル時の対処法など、従来の企業文化に基づいた解答が求められることがあります。
そのため、一部の人々からは「時代遅れ」「女性差別」と言われるのも事実です。
しかし、男性がこうした背景を理解した上で秘書検定を受験することは、視野を広げる意味で非常にプラスになるのではないでしょうか。
有利な職業はある?
秘書検定を取得すると有利な職業は?
秘書検定は、ビジネスマナーや実務スキルを証明できるため、さまざまな職業で有利に働く資格です。ここでは、秘書検定が有利な職業をいくつかご紹介します。
秘書職
秘書として働く際には、上司のスケジュール管理や来客対応、文書作成など多岐にわたる業務が求められます。
秘書検定を取得することで、これらのスキルが一定の水準に達していることを証明でき、就職や昇進の際に大きなアピールポイントとなります。
総務や人事職
総務や人事では、会社全体の運営を支える役割を担い、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルが重視されます。
秘書検定で学ぶ知識は、他部署との調整や社内イベントの企画・運営など、総務や人事の業務に直結します。
営業事務や経理
営業事務では、クライアントとの連絡や資料作成、会議のセッティングなど、多くの場面でビジネスマナーが求められます。
経理では、正確な文書作成や電話応対が重要となるため、秘書検定で培ったスキルが活かされます。
接客業やサービス業
お客様とのコミュニケーションやクレーム対応など、直接お客様と接する機会が多い職種では、丁寧な言葉遣いや適切な対応が求められます。
秘書検定で学ぶおもてなしの心や対人スキルは、顧客満足度を高めるために有効です。
秘書職の平均年収や給料
秘書職の平均年収はどのくらい?
秘書検定を取得する男性は、秘書職の給料についても気になるのではないでしょうか。
秘書職の平均年収は約358万円です。月給に換算すると、秘書職の平均月給は約30万円程度で、初任給は22万円前後が相場となっています。
これは、他の事務職と比較すると若干高めの水準です。秘書としての経験を積むことで、昇給やボーナスの機会も増え、給与が上がる可能性があります。
派遣社員やパートタイムを含めた秘書職の平均給与は以下のようになっています。
雇用形態 | 給与 |
---|---|
正社員 | 月給約30万円 |
初任給(正社員) | 約22万円 |
派遣社員 | 平均時給約1,492円 |
アルバイトやパートタイム | 平均時給約1,101円 |
秘書職の給料は、企業の規模や業界、勤務地によって大きく異なりますが、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルを持っていることが給与に反映されやすい職種です。
自身のスキルを高め、キャリアアップを目指すことで、より高い給与を得ることができます。
事務職の平均年収や給料
事務職の給料はどのくらいなの?
秘書検定を取得する男性は、資格が活かせる事務職の給料も気になるのではないでしょうか。
事務職の正社員の平均年収は約313万円です。月給に換算すると約26万円、初任給は約20万円程度が相場です。
日本全体の平均年収(約461万円)と比較するとやや低めですが、事務職は安定した需要がある職種です。
派遣やアルバイトなどもあわせた給料額は以下の通りです。
雇用形態 | 給与 |
---|---|
正社員 | 月給約26万円 |
初任給(正社員) | 約20万円 |
派遣社員 | 平均時給約1,310円 |
アルバイトやパートタイム | 平均時給約1,094円 |
事務職の給料は、経験やスキルによっても大きく変わります。
特に、経理や総務、秘書業務などの専門スキルを持っている場合や、パソコンのスキルが高い場合には、給料が上がる傾向にあります。
就職や転職、キャリアチェンジを考えている場合は、事前に事務系の資格を取得するなどして準備をしておくことをおすすめします。
まとめ:秘書検定は男性には恥ずかしい?取得するメリットとキャリアへの影響
いかがでしたでしょうか。最後に記事をまとめますね。
- 秘書検定は男性も受験可能
- ビジネスマナーや一般常識を学べる
- 男性が取得するとユニークなアピールポイントになる
- 企業への転職やキャリアアップに役立つ
- リーダーシップや管理職にも役立つ
- 試験場では約9割が女性
- 最近は男性受験者も増えている
- 社会人としての基本的なスキルを習得できる
- ビジネス文書の作成やスケジュール管理が身につく
- 履歴書に記載してアピールポイントにできる
- 2級以上の資格取得が推奨される
- 試験内容は筆記試験のみ
- 独学でも合格可能だが通信講座もおすすめ
- CBT試験で受験日を自由に選べる
- 男性が受けても恥ずかしくない理由が多い