大学中退してニートだけど就職したい…いまさら無理?
無職は辞めて正社員になりたい…大学中退は一生ニート?
「就職したい」と思っても、大学中退の経歴やニート歴を考えると、なかなか一歩を踏み出せない方は多いのではないでしょうか?
- ニートは就職できない
- 無職じゃ相手にされない
- 自信がもてない
と悩むはずです。実は僕もフリーターから就職した経験があるので、気持ちはよくわかります。
この記事は、僕の就活経験や人事目線をもとに大学中退のニートから就職するコツをまとめました。
結論から言うと、大学中退やニートでも一歩踏み出せば就職チャンスはあります。大切なのは、就活のコツを押さえて諦めずにトライしてみることです。
- 大学中退のコンプレックスを捨てる
- 早めに動き出す
- ニートの弱みをフォローする
なにかひとつでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
大学中退のニートから就職を目指す3つのコツ
- 大学中退コンプレックスは捨てる
- スピーディーに動こう|早めの就活が吉
- 大学中退やニート歴の弱みをフォローする
- ひとりで悩まないことが大切
大学中退コンプレックスは捨てる
1つ目のコツは、大学中退のコンプレックスを捨てることです。
きっと、大学の中退歴やニート歴がある方は、その経歴にコンプレックスをもっているのではないでしょうか?僕も以前は、「フリーター」「就活失敗の既卒」という経歴に引け目を感じていました。
実は、こうしたコンプレックスは、就活をするうえで「メンタルの壁」になります。
例えば、
- 大学中退してるから正社員は難しい
- 学歴に不安があるから良い就職先はない
- ニート歴があるから恥ずかしい
このように考え、一歩踏み出すことが億劫になったり、消極的になってしまうのです。
たしかに、大学中退やニート歴は、就職でマイナスに働く場合もあります。
しかし、済んだことを悔やんでいても、自分の将来やキャリアの足を引っ張るだけですよね。大切なのは、これからどうしていきたいか(どうしていくか)です。
また、ひとことで「大学中退」「ニート」と言っても、人それぞれ様々な理由があるでしょうし、長い人生で一度も失敗せずに生きるのは無理です。
そのためまずは、「大学を中退してるから○○だ」「ニート歴があるから○○だ」と考えるのはやめましょう。
過去の失敗にフォーカスするより、
- 就職してどうしたいか
- なぜ無職を抜け出したいか
に目を向けて、力に変えていくことが大切です。
大学中退者の就職チャンスは広がっている
ところで、大学中退者の就職チャンスは、近年広がっていることをご存知でしょうか?
以下は、日本商工会議所が調査した「企業が求める人材の属性」についてのデータです。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
見て分かるように、近年は大学卒よりも高卒や第二新卒者が求められる傾向にあり、学歴にこだわらない企業も増えています。
さらに中小企業においては、人手不足を抱える企業が多いことがわかっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
実に半数の中小企業は、人手不足を経験しているのです。
人手が足りないということは、
- 求人が増える
- 就職ハードルが下がる
- 中退やニートでも
チャンスがある
このような流れができます。
つまり、大学中退やニート歴があっても、十分にやり直すチャンスがあるということです。
就活は、前向きな気持ちで取り組みましょう。すると、良い流れがきやすくなります。
スピーディーに動こう|早めの就活が吉
2つ目のコツは、早めの就活を心がけることです。
ここまで、「大学中退やニート歴があっても就職チャンスはある」とお伝えしました。しかし、その就職チャンスは時間が経てば経つほど減少していきます。
言い換えると、年齢が上がるにつれて就職は難しくなっていくわけです。
これはどうしてかというと、基本的に中退者やニートなどの「未経験者」を採用する企業は、
- 将来性
- バイタリティ
- 指導のしやすさ
などを重視して人材を採用するため、年齢の若い応募者が有利になるからです。
実際、未経験で応募できる求人の数は、年齢が高くなるにつれて減少することもわかっています。
そのため、少しでも「就職したい」と考えているなら、1日でも早く動き出すことが大切です。
就職の目標期限を決めよう
ここでおすすめしたいのは、就職の目標期限を決めてしまうことです。
例えば、「○月○日までに就職する」といった予定を立てましょう。
もちろん就活は、予定通りに進まないことがほとんどです。
しかし、期限を設けず就活をすると、ダラダラ先延ばしにしたり、いつまで経っても面接に行かないなど、楽なほうに逃げてしまいます。
目標期限を決めたほうが、
- モチベーションが上がる
- 期限から逆算して
スケジュールを立てられる - 良い意味で
プレッシャーになる
などたくさんメリットがあります。
僕自身は、期限を決めたことで就活がうまくいきました。ぜひ試してみてください。
大学中退やニート歴の弱みをフォローする
3つ目のコツは、大学中退やニート歴の弱みをフォローすることです。
きっと、就活をする上で最も不安なのは、
面接で大学中退の過去をどう伝えたらいい?
ニート歴について質問されたらどうしたらいい?
このような「大学中退やニートの弱み」に関する部分ではないでしょうか?僕もフリーター歴をどうフォローすべきか悩みました。
しかし逆に考えると、弱みをきちんとフォローできれば就活の不安の9割は消えるということです。
では、どのように大学中退やニート歴の弱みをフォローしたら良いのでしょうか?
おすすめしたいのは、次の2つの方法です。
- 弱みを前向きに変える
3ステップの回答方法 - ギャップの力を利用する
弱みを好印象に変える3ステップを活用する
例えば面接官に、
なぜ大学を中退したのですか?
と質問されたとき、「○○が理由で中退しました」と理由だけを伝えたらどうでしょう。当然ですが、あまり良い印象を残せません。
その代わりに、以下の3ステップを意識した回答を準備して、弱みをアピールに変えましょう。
- なぜ中退したかを
簡潔に伝える - 反省点や得たこと
考えたことを伝える - 就職後の展望や
意気込みを伝える
マイナス要因(大学中退やニート生活)から何を得て、今後(就職後)どうしたいかまで伝えることができれば、どんな質問もプラスの印象で終えることができます。
基本的に面接官や採用担当者は、過去のマイナス面に関する質問することで
- 就活を真剣に考えているか
- 過去から学べる人か
- 前向きな人材か
などをチェックしています。
そのため、
- なぜ中退したかを
簡潔に伝える - 反省点や得たこと
考えたことを伝える - 就職後の展望や
意気込みを伝える
この3ステップを使って自分の弱みをプラスに変える準備をしてみてください。
ギャップの力を利用する
2つ目の方法は、ギャップの力を利用することです。
残念ながら、大学中退歴やニート歴は、以下のようなイメージを与える可能性があります。
- 続かない
- ダラしない
- やる気がない
お世辞にも良い印象は無いと言えます。
しかし、こうしたイメージは逆に好印象を与えるチャンスになります。
これはどうしてかというと、例えば、大学中退でニートの応募者を面接したところ、その応募者が
- 非常にやる気がある
- 考え方がポジティブ
- 笑顔で話を聞いている
こんな対応だとしたら、面接官はどう思うでしょうか。
きっと、
中退歴やニート歴はあるけど、しっかりしている。好印象だな。
と、想像を裏切られる形で良い評価をするはずです。
人間は、自分の予想に対しギャップを感じるほど、高い評価(あるいは低い評価)をしやすい特徴があります。
つまり、悪いイメージを覆すファーストインプレッションを与えれば、好印象につながる可能性が高いわけです。
基本的に面接官は、大学中退やニート歴がある応募者に対し、以下のような不安をもっています。
- すぐ辞めないだろうか
- 本当にやる気があるのか
- 職場に馴染めるか
そのため、面接官に好印象を与えるには、こうした不安を取り除いてあげるような受け答えをすることが非常に大切です。
「面接官に安心してもらう」イメージで、面接対策をしていきましょう。
ひとりで悩まないことが大切
最後にお伝えしたいのは、ひとりで悩まないことです。
冒頭でもお話したように、大学中退のニートを抜け出すには諦めずに一歩を踏み出すことが大切です。実際に一歩踏み出した人は、ニートから正社員になっています。
【1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」であった者の現状】
正社員になった人の割合(20~24歳)
- 男性 18.3%
- 女性 17.9%
非求職無業者の割合(20~24歳)
- 男性 29.7%
- 女性 26.7%
参考データ:労働政策研究・研修機構より一部抜粋
労働政策研究・研修機構が調査したデータを見ても、男女ともに約18%はニート(無業者)から正社員就職を成功させているんです。
では、一歩踏み出すにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、ひとりで就活をがんばらないことです。
正直に言うと、大学中退やニートから正社員を目指すのは、決して簡単ではありません。なかなか書類が通らなかったり、面接で撃沈することもあります。
そんなとき、モチベーションを維持するのは難しいですし、なにが悪いかを相談出来ないのはしんどいものです。
また、
- どんな仕事が合っているかわからない
- 書類を改善したいけど自信がない
- 面接で好印象を与えるコツがわからない
このような不安を感じ、1歩が踏み出せない方もいるはずです。
実は僕も就活をはじめたとき、なにから手を付けていいかわからず悩みました。就活がうまくいかず、フリーターに戻った時期もあります。
そんな経験から言えるのは、就活はひとりで悩まないほうが良いということなんです。
もしかすると、
就活はひとりでがんばるものでは?
と思う方は多いかもしれませんが、そんなことはありません。
今は、
- ハローワーク
(わかものハローワーク) - サポステ
- 就職エージェント
などの就活サービスを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラーが無料で就活をサポートしてくれます。
とくに「就職エージェント」は、求人を出している企業と結びつきが強いため、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
また、面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、
面接では、こんなアピールが好印象です。
この企業は、◯◯さんの希望に合っていると思います。
など、客観的なアドバイスをもらえます。
ひとことで「大学中退のニートから就職する」と言っても、
- 中退後はアルバイト経験がある
- ずっとニート生活だ
- 資格の勉強はしていた
など、様々でしょうから、それぞれに合うアドバイスが必要です。そういう意味でも、エージェント(就活のプロ)のアドバイスは非常に有効です。
もちろん、エージェントを使えば絶対に就職できるわけではないですし、「就活はひとりで進めたい」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。
僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
など様々なメリットがありました。
まずは、気になるサービスを1〜2社登録することからはじめてください。
注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、ニートなどの「未経験者」をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記は有名どころのエージェント系サービスですが、基本的に正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多く、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
就職したい大学中退のニートに多い悩みや疑問
ここからは、大学中退のニートの方に多い悩みや疑問について深堀りしていきます。気になる章だけ読んでいただいて構いません。
- 何もしたくない時の対処法
- 大学中退は人生終了?
- 大学中退ニートが目指せる職種
- ニートが就職するなら何歳まで?
- ニートの末路とは
何もしたくない時の対処法
大学を中退して将来が見えないと、「何もしたくない」と感じてしまうかもしれません。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
無理に自分を追い詰めない
まず大切なのは、無理に自分を追い詰めないことです。このような状況に陥ると、人は焦りや不安、自己嫌悪などの感情でいっぱいになってしまいます。
無理に解決を急ぐことで、さらに状況が悪化することもあります。そのため、まずは取り組みやすい小さなステップを一歩ずつ踏み出すことが重要です。
生活リズムを整える
大学中退後の心身の不調や気力の低下は、生活リズムの乱れが原因になっていることが少なくありません。
毎日決まった時間に起きて、バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を取り入れるだけで、少しずつ体調が整い、気分も改善されることがあります。
特に日光を浴びると気持ちが明るくなり、前向きな考え方を促してくれるため、午前中に軽い散歩をしてみるとことがおすすめです。
興味のある小さなことから始める
例えば、短時間のアルバイトやボランティア活動をしてみたり、趣味を通じてコミュニケーションを取るなど、小さなことをやってみるのも有効です。
良い刺激になり、新しい目標や興味を見つけるきっかけになることもあります。
小さなステップを一つずつ踏むことで、気づいたときには「何もしたくない」という気持ちが少しずつ軽減し、やる気が取り戻せるかもしれません。
大学中退は人生終了?
大学を中退すると「もう人生は終わりだ」と悩む人もいます。しかし、結論から言うと大学中退は決して人生の終わりではありません。
中退後にどう行動するかによって、未来を切り開いていくことは可能です。
もちろん、大学を中退したことで学歴に不利が生じることは確かですが、それが一生涯の成功を妨げる決定的な要素ではないと言えます。
大切なのは「中退後にどのようなスキルを身につけ、どう活かしていくか」です。
また、大学中退者には、中小企業やベンチャー企業、スキルや人柄を重視する企業に挑戦するという道も開かれています。
近年では学歴を問わない企業も増えつつあり、
- IT関連
- デザイン
- 介護
- 接客業
など、即戦力や経験が求められる分野では、学歴よりも実力が評価される場面が増えています。
重要なのは、大学中退を後ろ向きに捉えず、自分の強みを活かして再スタートを切ることです。
大学中退ニートが目指せる職種
大学中退のニートから就職を目指す場合、自分に合った職種を見極めることが大切です。学歴にこだわらず、人柄や実務能力を評価する職種であれば、大学中退でも採用される可能性が高まります。
接客業や販売業
例えば、接客業や販売業といった職種は、学歴よりもコミュニケーション能力や柔軟な対応力が重視されるため、大学中退者にとっても比較的挑戦しやすい分野です。
また、接客経験が増えればキャリアアップの道も開け、店長やマネージャーなど、やりがいのあるポジションも目指せるでしょう。
ITやデジタル系
さらに、ITやデジタル系の職種も大学中退者にとって有望な選択肢です。
Webデザインやプログラミングといった分野では、実務スキルが求められることが多く、学歴がなくても実力次第で採用されやすいのが特徴です。
独学でスキルを磨く人も多く、この分野で実績を積むことで、専門性を活かしながらキャリアアップが可能です。
事務職
また、事務職も大学中退者が目指しやすい職種の一つです。
特に一般事務や営業事務などは専門的な資格が不要で、パソコン操作ができれば就業可能なケースが多いです。
さらに、MOSや簿記といった資格を取得すれば事務系スキルの証明にもなり、採用時の評価が上がることもあります。
最初は派遣社員やアルバイトからスタートする方法もあり、経験を積みながらスキルを高めていくことで、将来的な正社員登用も見込めます。
ニートが就職するなら何歳まで?
大卒のニートは、何歳までなら就職できるのでしょうか。
これに関しては、年齢制限が厳密に定められているわけではありません。職種や業界によって、年齢による許容値は変わってきます。
しかし、一般的には20代後半程度までがニートから就職できる可能性が高いラインと言えます。
例えば、20代の前半から後半であれば、未経験者やポテンシャル重視の求人が多く、企業も将来性を見込んで採用しやすい傾向があります。
しかし、30代になると未経験者としての就職は難しくなり、スキルや経験が重要視されるため、就職活動の難易度がグンと上がるのが現実です。
年代別の採用難易度
基本的に20代前半は、「ポテンシャル採用」が活発なため、多少の空白期間があっても、今後の成長を期待して採用されやすい時期といえます。
20代後半になると、即戦力を求められることが増えるため、応募先の求人が限定され始める傾向があります。しかし、そ意欲的な姿勢をアピールすれば採用のチャンスは残っています。
一方で30代以降になると、未経験者のニーズは少なくなり、企業はスキルや職務経験を重視するようになります。そのため、就職の難易度が跳ね上がってしまいます。
ニートの末路とは
もしニートのまま就職しなかった場合、どのような末路が待っているのでしょうか。
ニート生活は、最初は親の支えや貯金で生活できていたとしても、やがてその環境が変わり、金銭的・精神的な不安が増すことが避けられません。
親が年を取り定年退職を迎えると、生活費の支援が厳しくなります。やがては、経済的に自立する必要が出てきます。
仮に親が他界した場合、貯金や資産が尽きると生活が破綻し、最悪の場合ホームレス生活に陥るリスクも考えられます。
生活保護を頼らざるを得ない状況に
このような状態では、最終的に生活保護を頼らざるを得ない状況になることもあります。
生活保護を受けるためには、貯金や資産がない、援助してくれる家族がいないなどの厳しい条件があり、容易に受給できるわけではありません。
さらに、受給できたとしても最低限の生活を維持するのがやっとであり、精神的なストレスや孤独感に苛まれることが多くなります。
また、生活保護の支給額が今後も保証されているわけではなく、制度変更によって支給が減額される可能性もあります。
社会から孤立しやすくなる
また、ニート生活は社会から孤立しやすくなるという点も見逃せません。
家にこもっている時間が長くなると、人と接する機会が減少し、社会復帰に対する自信がますます失われがちです。
また、社会と関わる機会がないと生活のリズムも乱れやすく、健康面や精神面でも問題が生じることが多くなります。
最悪の場合、社会復帰への希望を失い、経済的・精神的な悪循環に陥ってしまうこともあります。
このような末路を避けるためには、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切です。
お伝えしたように、就職活動に不安がある場合は、キャリア支援機関や相談サービスを利用し、自分に合った方法で社会復帰の準備を進めていきましょう。
まとめ:大学中退のニートから就職するための3つのポイント|諦める必要なし
最後に今回の記事をまとめます。
- 大学中退のコンプレックスを持たず前向きに考える
- 過去よりも将来の目標に目を向ける
- 大学中退者の就職チャンスは広がりつつある
- 中小企業では学歴にこだわらず採用されやすい
- 就職活動は早く始めるほど成功率が上がる
- 期限を設定して就職活動を進める
- 未経験者はポテンシャルをアピールする
- 大学中退やニート歴の「弱み」をカバーする
- 面接で中退理由を簡潔に説明し意欲を示す
- ギャップ効果で面接官の印象を変える
- 面接ではポジティブな姿勢を意識する
- ひとりで悩まずサポートを受けることが大事
- ハローワークやエージェントの利用が効果的
- エージェント選びは未経験者向けのサービスを選ぶ
- 社会との関わりを持つため小さな一歩を踏み出す
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ