入社して8ヶ月だけど仕事を辞めたい。。。
転職したいけど8ヶ月で辞めるのは不利!?
入社8ヶ月で仕事を辞める場合、「本当に辞めていいのか」「キャリアに傷がつくのでは」「そもそも転職できるのか」と不安になりますよね。
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
僕も転職を繰り返した経験があるので、その気持ちはよくわかります。
この記事では、僕の転職経験や人事目線をもとに入社8ヶ月で転職を成功させるコツをまとめました。
最初に結論ですが、短期離職から転職を成功させるには、きちんと準備をすることがなによりも大切です。
わかりやすくお伝えするので、ひとつでも参考にしてもらえると嬉しいです。
- 8ヶ月で転職を考える際のリスクと対策について
- 8ヶ月での退職がもたらす影響とその理由について
- 転職後に慣れるまでの期間やつらい時期について
- 次の仕事を決めずに退職する際の注意点や準備について
8ヶ月で辞めたいと感じたら|転職をする場合の注意点
まずは、入社8ヶ月で会社を辞めたい人の悩みや転職の注意点を見ていきましょう。
転職をすで心に決めている方は、次の章「入社8ヶ月で転職を成功させるためのコツ」から読んでいただいても構いません。
- 転職して8ヶ月経っても辛い理由とは
- 仕事ができないと感じる
- 8ヶ月で辞めるリスクと対策
- 次を決めずに退職して後悔すること
- 次を決めずに退職する場合のやることリスト
- 次の仕事決まってから辞めるメリット
- 転職が決まるまでの平均期間は?
- 転職後は何ヶ月で会社に慣れる?
- 転職後の一番つらい時期と乗り越え方
- 転職で内定をもらったら何ヶ月待ってもらえるのか
転職して8ヶ月経っても辛い理由とは
転職して8ヶ月が経過しても、仕事が辛いと感じる方は少なくありません。ここでは、8ヶ月経っても辛い理由をまとめてみました。
新しい職場や業務にまだ慣れていない
入社して8ヶ月という期間は、仕事の基礎を覚える時期でありながら、同時に新たな課題や責任が増えてくる時期でもあります。
この段階で、仕事量や責任の重さにプレッシャーを感じる人は多いです。
期待と現実のギャップがある
実際に働いてみると、新しい職場に対して抱いていた期待とは違っているケースがあります。
例えば、職場の雰囲気や人間関係が思っていたものと違うと感じると、日々の業務が苦痛になってしまいます。
他の社員とコミュニケーションがうまく取れず、孤立感を抱く場合もあります。
自分の成長が遅いと感じる
周りの同僚と比較して自分の成長が遅いと感じたり、同期が先に評価されることも、仕事が辛くなる要因です。
こうなると、自己評価が低くなり、自己嫌悪にも陥りやすくなります。
そして、「自分はこの仕事に向いていないのではないか」と感じ始め、仕事に対するモチベーションが低下してしまいます。
仕事ができないと感じる
「自分は仕事ができない」と感じ、転職を考える人もいるはずです。どうして、そのように思ってしまうのか。紐解いていきましょう。
職場環境や業務内容に対する慣れの問題
先にお話したように、入社8ヶ月目は、まだ新しい仕事に完全には適応していない段階です。
特に新しい分野や業種に転職した場合、業務に必要なスキルや知識を身につけるのに時間がかかることが多いです。
また、職場ごとに異なるルールや文化に慣れるのにも時間がかかります。
これにより、自分が期待されているパフォーマンスを発揮できず、結果として「仕事ができない」と感じてしまうのです。
周囲の目を気にしすぎている
例えば、同じ時期に入社した社員や以前からいる同僚と自分を比較してしまい、「自分だけが仕事ができない」と焦りを感じる人も多いです。
焦りはさらに自信を喪失させ、ミスが増えたり、業務に対する意欲が低下するという悪循環に陥ることもあります。
自分に合わない仕事をしている可能性
8ヶ月間、どんなに努力しても結果が出ない場合は、その仕事が自分に合っていない可能性もあります。
もし、業務に対してやりがいや興味を感じられないのであれば、それが原因で仕事が思うように進まないのかもしれません。
8ヶ月で辞めるリスクと対策
8ヶ月で仕事を辞める(転職する)ことには、いくつかのリスクが伴います。このリスクをきちんと理解しておくことは大切です。
転職活動で不利に働く可能性
8ヶ月という短期間で仕事を辞めることは、転職活動で不利に働く可能性があります。
短期間での退職は、採用担当者から「忍耐力がない」「すぐに辞めるかもしれない」といった懸念を抱かれがちです。
採用担当者は、長期的に安定して働ける人材を求める傾向が強いため、短期で辞める理由を明確に説明できないと、次の職場を見つけるのが難しくなることが考えられます。
キャリアの軸が定まらない可能性
また、8ヶ月で辞めることは、キャリアの軸が定まらないというリスクもあります。
短期間での転職を繰り返すと、どの分野でキャリアを積み上げたいかが不明瞭になり、長期的な目標を持つことが難しくなるかもしれません。
キャリアプランにも悪影響を与え、将来的に不安定な状況を生み出す可能性があります。
次を決めずに退職して後悔すること
次の仕事を決めずに退職すると、後悔につながることが多いです。
経済的な不安
まず最も大きな要因は、経済的な不安です。退職後すぐに転職先が見つかるとは限りません。収入が途絶えた状態での生活は、思った以上に精神的な負担となります。
貯金があったとしても、日々の生活費や家賃、光熱費などが徐々にその貯金を削っていき、次第に不安が募るでしょう。
社会から取り残されている感覚
また、時間が経つにつれて、社会から取り残されているような感覚に陥ることもあります。
退職後にしばらくのんびりと過ごすことを計画していても、長期間にわたって無職の状態が続くと、「このままで良いのか」と焦り始めることが多いです。
特に周囲の友人や知人が働いている姿を見ると、自分だけが取り残されているように感じ、自己評価が下がってしまうことがあります。
再就職のとき不利になる可能性
さらに、ブランク期間が長くなることで、再就職の際に不利になる可能性も高まります。
採用担当者は、ブランクのある応募者に対して「この期間、何をしていたのか?」と疑問を抱くことが多いです。
また、ブランクが長いと、その期間にスキルが鈍ってしまったのではないかという懸念も持たれがちです。
結果として、転職活動が長引き、焦りから妥協した職場に就職してしまい、後悔するケースも少なくありません。
次を決めずに退職する場合のやることリスト
もし、次の仕事が決まっていない状態で退職する場合は、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。
ここでは、退職前にやるべきことをリスト形式で紹介します。
生活費の確保
退職後の収入が途絶えることを考慮し、最低でも3ヶ月分の生活費を確保しておくことが重要です。
食費や家賃、光熱費などの基本的な生活費をリストアップし、必要な金額を計算しておきましょう。
万が一の事態に備えて、貯金額や支出を見直しておくことが安心につながります。
退職手続きの確認
退職する際には、いくつかの手続きが必要です。
まず、退職届や退職願の提出時期を確認し、上司に退職の意志を伝えましょう。また、健康保険や年金の切り替え手続きも必要です。
退職後は会社の社会保険から外れるため、国民健康保険への加入や年金の切り替えが必要になります。
これらの手続きを速やかに行うため、必要な書類や手続きの流れを事前に把握しておきましょう。
失業手当の申請準備
次の仕事が決まっていない場合、失業手当を受給するための準備も重要です。
失業手当を受給するには、退職後にハローワークで求職申し込みを行い、失業状態であることを証明する必要があります。
申請には、離職票や雇用保険被保険者証、本人確認書類が必要ですので、これらの書類を事前に揃えておきましょう。
転職活動の準備
退職後、すぐに転職活動を始める準備をしておくことが大切です。
まず、自分のスキルや経験を整理し、履歴書や職務経歴書を作成しておきましょう。また、転職エージェントに登録し、市場の情報を収集しておくこともおすすめです。
これにより、退職後すぐに転職活動をスタートでき、無職の期間を短縮することができます。
心身のリフレッシュ
退職後の不安やストレスを軽減するためには、心身のリフレッシュも欠かせません。
転職活動が始まる前に、適度にリラックスできる時間を確保し、趣味や運動などでリフレッシュしましょう。
心の余裕がある状態で転職活動を進めることで、冷静な判断ができ、より良い職場を見つけることができるでしょう。
次の仕事決まってから辞めるメリット
一方、次の仕事が決まってから辞めることには、多くのメリットがあります。
経済的な安定を保てる
まず最も重要な点は、経済的な安定を保てることです。
次の仕事を決めてから退職すれば、収入の途切れる不安を抱えることなく、新しい職場にスムーズに移行できます。
焦らず自分に合う企業を選べる
転職活動においても大きなメリットがあります。在職中に次の仕事を決めておくことで、焦らずに自分に合った企業を選ぶことができます。
退職後、無収入の状態で転職活動をすると、早く仕事を見つけなければならないというプレッシャーがかかり、条件に妥協してしまう可能性があります。
しかし、在職中であれば、より慎重に企業を選び、自分のキャリアにとって最適な選択ができます。
計画的で責任感のある人と評価されやすい
また、転職先の企業に対する印象も良くなります。
次の仕事を決めてから辞めることで、面接時に
どうして次の仕事が決まっていない状態で退職したのでしょうか?
と問われる心配がなくなります。企業からは「計画的で責任感のある人」として評価されやすくなるため、採用される可能性が高まるでしょう。
ブランク期間が生じない
ブランク期間が生じないこともメリットの一つです。
ブランクがあると、その期間にスキルが鈍ってしまったと見なされるリスクがあります。
しかし、次の仕事を決めてから辞めれば、キャリアの継続性を保つことができ、スムーズに新しい職場での業務に取り組むことができます。
転職が決まるまでの平均期間は?
転職活動が決まるまでの期間は、人それぞれ異なります。しかし、一般的には2〜3ヶ月ほどかかることが多いとされています。
まず、転職活動の初期段階では、自分の希望する職種や条件に合った求人を探すことが重要です。このプロセスに1ヶ月程度かかることも珍しくありません。
さらに、応募書類の作成や企業への応募が完了すると、企業側での書類選考が始まります。この段階でも数週間から1ヶ月程度が必要になることが多いです。
その後、書類選考を通過すると面接が行われます。
通常、1次面接から最終面接まで複数回の面接が行われることが一般的で、企業によっては数週間から1ヶ月以上かかる場合もあります。
また、面接の合間に企業からの連絡待ちや、他の候補者との比較検討が行われることがあるため、この期間も転職活動を長引かせる要因となります。
特に、管理職や専門性の高い職種への転職を目指す場合、企業側の期待が高くなるため、選考が慎重に行われることが多く、その分、転職活動が長期化する傾向にあります。
一方で、比較的求人数の多い職種や経験を活かしやすい分野では、より短期間で転職が決まることもあります。
転職後は何ヶ月で会社に慣れる?
新しい職場に慣れるまでの期間は人によって異なりますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月程度かかる場合が多いようです。
最初の1ヶ月
転職後の最初の1ヶ月は、特に環境に慣れることが難しい時期です。
新しい職場では、業務の進め方や使うツールが異なることが多く、これらに適応するのに時間がかかることがあります。
また、同僚や上司とのコミュニケーションの取り方も、前職とは違う可能性があり、職場の文化に馴染むためには時間が必要です。
3ヶ月を過ぎると
3ヶ月を過ぎる頃には、業務の流れや職場のルールが少しずつ理解できるようになります。業務にも慣れ始め、少しずつ自分のペースで仕事を進められるようになるでしょう。
また、同僚との信頼関係も深まり、仕事の中で助け合えるような関係が築けることが多いです。
6ヶ月が経過すると
6ヶ月が経過すると、職場に馴染む人が多く、業務にも自信を持って取り組めるようになります。新しい環境でのストレスも減り、日々の業務に対する不安感も少なくなるでしょう。
この時期は、自分のスキルや経験を活かし、職場に貢献できるようになるため、自己評価が高まりやすくなります。
しかし、転職後に慣れるまでの期間は人それぞれであり、無理に急ぐ必要はありません。自分のペースで少しずつ慣れていくことが大切です。
転職後の一番つらい時期と乗り越え方
転職後の一番つらい時期は、多くの人にとって最初の1ヶ月から3ヶ月の間と言われています。
この時期は、新しい環境に適応するために多くのエネルギーが必要となり、精神的にも肉体的にも負担がかかります。
特に、仕事内容や職場の雰囲気が期待していたものと違っていた場合、ギャップに悩むことが多いでしょう。
戸惑いや不安が強い1ヶ月目
最初の1ヶ月は、何もかもが新しいため、戸惑いや不安が強くなりがちです。業務の流れを理解するのにも時間がかかり、ミスをしてしまうこともあります。
また、新しい同僚や上司との関係を築くのも一苦労です。こうした状況で、「自分はこの仕事に向いていないのではないか」と自己疑念が生じることがあります。
新しい課題や責任が増える3ヶ月目
次に、3ヶ月目に差し掛かると、仕事の基本的な流れは理解できるようになるものの、新しい課題や責任が増え始める時期です。
この時期は、業務量が増える一方で、まだ完全に自信を持って仕事をこなせないため、プレッシャーが大きくなります。
また、同僚との関係も深まってきますが、まだ完全に打ち解けられず、孤立感を感じることがあるかもしれません。
つらい時期を乗り越えるには自分を責めすぎない
このつらい時期を乗り越えるためには、自分を責めすぎないことが大切です。
新しい環境に適応するには時間がかかるのは当然であり、誰もが通る道です。焦らず、自分のペースで少しずつ業務に慣れていくことを目指しましょう。
また、周囲にサポートを求めることも重要です。分からないことや困ったことがあれば、同僚や上司に相談することで、不安を軽減し、よりスムーズに業務を進めることができます。
転職で内定をもらったら何ヶ月待ってもらえるのか
転職活動で内定を得たものの、引き継ぎや個人的な事情により、すぐに入社できないこともあるでしょう。この場合、入社日はどれくらい待ってもらえるのでしょうか。
これに関しては、一般的に内定を受けてから1ヶ月から3ヶ月程度は待ってもらえることが多いです。
企業側も採用した人材がスムーズに入社できるように、ある程度の柔軟性を持っています。
特に、引き継ぎが必要な業務に携わっている場合や家庭の事情で引っ越しが必要な場合など、合理的な理由があれば、入社日の調整に応じてくれることが一般的です。
しかし、あまりにも長期にわたる入社日の延期は、企業にとっても業務に支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。
入社日を延期してもらう場合のマナー
入社日が遅れる場合は、
- 具体的な日程を提示する
- 定期的に進捗状況を報告する
この2点が大切です。企業側もあなたが本気でその企業に貢献したいと考えていることを理解しやすくなります。
企業とのコミュニケーションを大切にし、誠意を持って対応することが、内定を保持しつつ入社日を調整するための鍵となります。
無理のないスケジュールで転職を進めるためにも、早めに相談し、適切な対策を講じるようにしましょう。
入社8ヶ月で転職を成功させるためのコツ|辞めたいなら必見
- 転職理由を深堀りしておく
- 8ヶ月で転職をするマイナス面を理解しよう
- すぐに辞めてしまうかもしれないというマイナス
- スキルや経験が未熟というマイナス
- 組織に属することや人間関係が苦手を思われるマイナス
転職理由を深堀りしておく
まずは、入社8ヶ月で仕事を辞める理由(転職理由)を深堀りしておくことが大切です。
もしかすると、
辞める理由の深堀りってどういうこと?
と思ったかもしれません。
入社8ヶ月で仕事を辞める方の多くは、何かしらの不満を理由に転職を考えるはずです。
例えば、
- 人間関係が悪い
- 仕事が向いていない
- ブラックな職場
こんな感じです。シンプルに言えば、「嫌だから辞める」わけですね。
しかし、単に「嫌だから辞める」という理由では、次に繋がりません。なぜなら、あなたにとっての「転職活動のゴール」が見えないからです。
すると、転職先を「給料額」「会社のネームバリュー」「仕事のイメージ」などで安易に決めてしまうかもしれません。
その結果、
転職はしたけど、この会社も自分には合わない。。。
と、あとで後悔するかもしれません。
転職理由を深堀りしないと、あなたが本当に求めているもの(転職のゴール)が見えないまま、転職活動をすることに繋がります。
ですから、入社8ヶ月で会社を辞めたいなら
- なぜ嫌なのか
- 嫌だからどうしたいのか
- 転職で何を変えたいか
を明確にして、転職理由を深堀りすることから始めることが大切です。
転職理由を深堀りすれば転職活動がスムーズに進む
例えば、「人間関係が合わないから辞めたい」というなら、単に「合わない」ではなく、
- 具体的になにが耐えられないのか
- どんな人間関係なら働きやすいのか
などを深掘りしてみます。
「仕事が向いていないから転職したい」というなら、
- 少しでもプラスになった経験はないか
- どんな仕事ならがんばれそうか
などにフォーカスして、できる限り深掘りしてみてください。
そうすることで、
- 次はどんな職場を見つける必要があるか
- どんな仕事内容の会社に応募すべきか
などが明確になり、転職活動がしやすくなります。
入社8ヶ月で仕事を辞める場合、転職活動の失敗は命取りです。
短期間で職場を2度も3度も変えてしまうと、採用担当者や面接官の信頼を失うリスクがあります。
そのため、仕事を辞める理由を深堀りして、転職の方向性をきちんと見定めることが大切です。
自分なりの「転職のゴール」を明確にして、転職活動を進めていきましょう。
8ヶ月で転職をするマイナス面を理解しよう
転職を成功させるには、入社8ヶ月で会社を辞めるマイナスを理解することが大切です。
近年「転職」は、珍しいことではありません。大卒者の3割は3年以内に会社を辞め、就労者全体の約3割が人生で2回以上の転職を経験することが分かっているからです。
しかし、転職活動での評価軸は、
- 3年程度の経験
- 年単位での経験
がひとつの目安となるケースが多いため、勤続年数が少ない状態で転職をする場合は、様々なな面でマイナスになることがあります。
そのため、入社8ヶ月で転職する場合は、マイナスにつながるポイントをきちんと理解して対処できるようにしておくことが大切です。
マイナスになる原因を知ることで、格段に対処がしやすくなります。
すぐに辞めてしまうかもしれないというマイナス
入社8ヶ月で辞める場合、面接官や採用担当者に
またすぐに辞めてしまうのでは…
という不安を与えてしまいます。
転職活動では、これが大きなマイナス要因として働きます。
というのも、面接官や採用担当者にとって、採用した人材がすぐに辞めてしまうのは最も避けたい事態です。
なぜなら、採用した自分の責任問題になるからです。
また、企業は採用活動や人材育成に多くの費用と時間をかけます。そのため、すぐに辞められてしまうリスクは、なるべく取りたくないのです。
今度は腰を据えてがんばりたいと伝える
では、「すぐ辞めるのでは?」という面接官や採用担当者の不安を取り除くにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、転職理由の深掘りが有効です。
- なぜ8ヶ月で辞めるのか
- どうして仕事が続かなかったのか
- 転職でどう変わるのか
- 今後はどのようにがんばりたいのか
これらの理由を整理して、「今度は腰を据えて働ける」ということをきちんと伝えられるように準備しておきましょう。
逆に、不透明な辞める理由や転職の動機は、面接官に大きな不安を与えます。
8ヶ月で辞めるにしても、筋が一本通った「転職理由」であれば、面接官や採用担当者も納得してくれます。
スキルや経験が未熟というマイナス
入社8ヶ月で在職期間が少ないということは、経験やスキルが未熟ということです。
とくに1年に満たない職歴に対しては、以下のような判断をされるケースが多いです。
- スキルに不安が残る
- 即戦力レベルではない
- 指導に時間や手間がかかる
そのため、転職活動でマイナスになってしまいます。
スキルや経験は積極的に伝える
では、未熟に思われがちなスキルや経験はどのように伝えたら良いのでしょうか。
入社8ヶ月で身につけたスキルや経験は、サラリとアピールしても「即戦力にはならない」「会社のプラスにはならない」と思われてしまうのが落ちです。
そのため、経験やスキルを細分化し、アピール項目を増やしたり、今後身につけたいスキル等についても語り、前向きな姿勢をきちんと伝えることが大切です。
組織に属することや人間関係が苦手を思われるマイナス
入社8ヶ月で短期離職した職歴があると、
組織が苦手なのでは?人間関係に問題があるのでは?
こんな不安を感じる採用担当者や面接官は多いです。
企業は組織で成り立ち、人と人が作り上げるものなので、人間関係に不安がある人材は敬遠されやすいのです。
もちろん、転職活動では経験やスキルが重要視されますが、実は
- 職場に合う人材かどうか
- 一緒に働きたいと思える人物か
などが採否に影響を与えるケースも多いです。
入社8ヶ月で転職する場合は、組織で働くことや人間関係に不安あると思われやすいということを頭に入れておくべきです。
ヒューマンスキルをしっかりアピールする
では、組織への適合や人間関係のマイナスをカバーするには、どうしたら良いのでしょうか。
それは、ヒューマンスキルをしっかりアピールすることです。
一般的に「ヒューマンスキル」とは、業務を円滑に進めるための能力ですが、ここで言うヒューマンスキルは、広い意味で「対人関係能力」です。
転職面接は「人と人の対話」です。機械が相手をするわけではありません。つまり、面接の会話次第でマイナスがプラスに変わる可能性はいくらでもあるのです。
面接官や採用担当者の不安を取り除くためにも、以下のような基本的な「ヒューマンスキル」をきちんとアピールしましょう。
- 元気な挨拶
- 自然な笑顔
- 気持ちの良い返事
- 素直に話を聞く
在職中に情報収集を徹底する
入社8ヶ月で転職をするなら、在職中に情報収集を徹底することが大切です。
この記事を読んでいる方の多くは、
できることなら早く転職したい…
すぐにでも会社を辞めたい。。。
こんなふうに思っているかもしれません。
もちろん、会社がブラックで心や身体がもたない場合は、すぐにでも会社を辞める必要があります。
ですが、基本的には転職の見通しが立たない状態で会社をいきなり辞めるのは非常にリスキーです。
また、入社8ヶ月で会社を辞めるよりは、「職歴1年」を区切りとしたほうが、面接官や採用担当者の印象は良くなるケースも多いです。
さらに転職活動は、平均的に2〜3ヶ月程度かかるケースがほとんどです。
そのため、あなたが今やるべきことは、在職しながら転職に向けて準備を進めること(情報収集)です。
在職しながら転職活動を進めることで、
- 収入がなくなる心配がない
- ブランクができない
- 保険等の手続きが楽になる
といったメリットもあります。
エージェント系サービスを活用して転職の不安を軽くする
転職活動の不安は、「この先どうなるかわからない」という不確かな未来にあります。
きっとあなたも
入社8ヶ月で辞めて大丈夫?
本当に転職先はあるのかな…
と不安だと思います。
そんな場合は、エージェント系の転職サービスを活用して情報収集をするのがおすすめです。
エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などを客観的にアドバイスしてくれるからです。
基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせをして情報を集めています。
そのため、
- 本当に給料が上がるか
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。
エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにして転職活動を進めることが可能になります。
転職(中途採用)は、一斉採用の新卒と異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
先程もお話ししたように、転職は2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことがとても大切です。
もちろん、「転職活動はひとりでなんとかする」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
エージェントを活用して、どんな可能性があるかを探ってみましょう。
登録しておきたい転職サービス
とくにおすすめできるのは、以下の3つの転職サービスです。
- HUGAN(ヒューガン)
- LHH転職エージェント
- 就職カレッジ(ジェイック)
まず、20代から30代の方におすすめできるのが「HUGAN」です。
株式会社ヒューガンが運営する「HUGAN」は、20代から30代の転職(とくにはじめての転職)に強い転職サイトです。
登録すると、企業から直接スカウトを受け取ることができます。
他の転職サイトにも、「スカウト機能」が備わっているサービスはありますが、HUGANの場合は、企業が複数の求職者に同じ文書を一斉送信するようなシステムではありません。
つまり、企業が真剣に「欲しい!」と思っている人材にだけスカウトを送っているため、マッチング率が高く良い求人にめぐり逢いやすいサービスです。
ただし、エージェント系のサービスではないため、手厚いサポートが期待できないのは難点ですが、スカウト機能が優秀なので非常におすすめです。
簡単に登録できるので、会員になっておきましょう。
そして、20代から40代で転職を考えている方におすすめしたいエージェント系サービスは「LHH転職エージェント」です。
LHH転職エージェントは、世界で最大規模の人財サービスを展開するアデコグループが運営している転職エージェントです。
おすすめの理由は以下のとおり。
- 3人に2人が年収アップ
- 職種別に専門の担当者が
サポートしてくれる - 限定求人が多く
仕事探しの幅が広がる
最大規模のエージェントだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、サポート力が高いのが魅力です。
職種別に専門の担当者がいるため、希望する職種や業界に非常に詳しいキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
そのため、希望とマッチする求人を紹介してもらいやすいエージェントです。
大手のなかでは、穴場かつ能力の高いエージェントなので、必ず登録しておくべきサービスです。
また、経験やスキルに不安がある方や社会人経験3年未満で転職をする方におすすめしたいのは、「就職カレッジ(ジェイック)」というエージェント系サービスです。
就職カレッジは、未経験者や第二新卒者を専門にサポートしている転職エージェントです。
公式サイトでは「フリーターや大学中退の就職」を売りにしていますが、正社員経験3年未満の転職(第二新卒)にも非常に力を入れているサービスです。
社会人経験が少ない20代は転職に苦戦するケースは多いですが、就職カレッジの場合、
- 未経験OKの企業を紹介
- 書類審査なし
- 就職講座を実施
このようなサポートをしてくれるので、転職成功率も上がります。
また、就職カレッジは全国で数十社しか国が認定していない「職業紹介優良事業者」なので、安心して転職活動を進められるのもポイントです。
就職カレッジの対応エリアは以下のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
正社員経験が3年未満で転職をする場合は就職カレッジに登録しておきましょう。
まずは1〜2社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
ご紹介したエージェントサービス
【20代30代の転職先探し】
⇒【HUGAN(ヒューガン)】
【実力派転職エージェント】
⇒【LHHエージェント】
【正社員経験3年未満の転職】
⇒【就職カレッジ(ジェイック)】
まとめ:入社8ヶ月で仕事を辞めて大丈夫?転職を成功させるコツを解説
いかがでしたでしょうか。最後に記事をまとめますね。
- 8ヶ月で辞めたいと感じた場合の注意点を理解することが重要
- 転職理由を深掘りすることが転職成功の鍵となる
- 8ヶ月で辞めるリスクを理解し、対策を講じることが必要
- 仕事ができないと感じる原因を把握することが大切
- 次を決めずに退職すると経済的不安が増す
- 次の仕事が決まるまでの平均期間は2〜3ヶ月程度
- 転職後、慣れるまでには3〜6ヶ月かかることが多い
- 転職後の最初の1〜3ヶ月が一番つらい時期
- 内定をもらった後、入社日は1〜3ヶ月待ってもらえることが多い
- 短期間での転職は採用活動で不利になる可能性がある
- 転職理由が不透明だと面接官に不安を与える
- 転職活動中は在職しながら進めることが望ましい
- エージェントサービスを活用すると転職の不安を軽減できる
- 転職先の情報収集は在職中に徹底することが重要
- 自分に合った転職先を見極めるための準備が必要
ご紹介したエージェントサービス
【20代30代の転職先探し】
⇒【HUGAN(ヒューガン)】
【実力派転職エージェント】
⇒【LHHエージェント】
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