
就職したいけど、フリーター歴10年だから不安。正社員は無理ゲー?

10年アルバイトをしてたけど就職するコツはある?
フリーター歴が10年になると、正社員として就職できるか不安になりますよね。

はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
僕もフリーターから就職した経験があるので、気持ちはよくわかります。再就職や社会復帰をしたくても、年齢の壁に悩むかもしれません。
この記事では、フリーター歴10年から正社員就職を目指す方に向けて、就活を成功させるコツをわかりやすく解説します。
ブランクを乗り越えるコツ、年齢や職歴の壁を突破する秘訣など、今すぐ実践できる5つのポイントを具体的に解説します。
最初に結論を言えば、30代半ばまでならまだまだ就職チャンスはあります。ただし、しっかり「就活のコツ」を押さえて就職活動を進めることが大切です。

諦めずにトライすれば就職チャンスはあります。
- 仕事を選びすぎない
- 不安を解決する
- 正直に話す
- アルバイト歴を効果的にアピール
- ひとりで悩まない
フリーター歴10年で就職する5つのコツ|正社員を目指すなら必見
- 仕事は選びすぎない
- 面接官や採用担当者の不安を解決する
- 正直に話す・誠実に対応する
- 10年のアルバイト歴を効果的にアピールする
- 就職をひとりで悩まない|不安は相談する
仕事は選びすぎない
まずは、就活の成功を大きく左右する「仕事選び」についてです。
フリーター歴が10年で就職をする場合は、仕事を選びすぎないこと、可能性の大きいところを狙うことを意識するのがおすすめです。
もちろん、どうしてもやりたい仕事があるならチャレンジはするべきです。
しかし、例えばそれが「人気の業界」「未経験者の採用が少ない職種」だと、就職できるチャンスは激減してしまいます。
そもそもフリーターは、新卒者や転職者に比べると内定のハードルが高い状態(就職するのが難しい)にあります。
ハードルをさらに上げてしまったら、いつまで経ってもフリーターのままですよね。
そのため、仕事を選びすぎずに「可能性の大きな業界や職種」を狙って、正社員になれるチャンスを広げていきましょう。
可能性の大きな業界や職種とは
では、可能性が大きいのはどんな業界や職種なのでしょうか?
それは、以下の2つです。
- 未経験者の採用実績が多い職種
- 人手が足りていない業界
これらは、フリーター歴が10年でも就職チャンスが大きい業界・職種と言えます。
フリーターから就職する場合、正社員経験やスキルが問われる求人は非常に不利です。そのため、「未経験者の採用実績が豊富な職種」を狙って就活をしていきます。
以下は、転職サイトのマイナビが調査した「未経験者の採用実績が多い職種」のデータです。
「職種未経験者歓迎」の割合が多い職種
- 美容・ブライダル・ホテル・交通
- 販売・フード・アミューズメント
- 技能工・設備・配送・農林水産 他
- 保育・教育・通訳
- 医療・福祉
- 管理・事務
- 公共サービス
- 企画・経営
- 医薬・食品・化学・素材
- コンサルタント・金融・不動産専門職
- 営業
- クリエイティブ
- 電気・電子・機械・半導体
- 建築・土木
- WEB・インターネット・ゲーム
- ITエンジニア
こうした職種を狙えば、未経験でも内定をもらいやすくなります。
また、未経験者の採用実績が豊富な職種は、
- 研修や教育制度が
整っているケースが多い - 採用枠が複数の場合
同期も未経験なので安心 - キャリアアップがしやすい
このようなメリットを期待できるので、フリーター歴が10年でスキルや経験に不安があっても安心と言えます。
また、現在は少子高齢化や新卒採用が困難な影響で、人手不足を抱える中小企業が増えています。
日本商工会議所が調査したデータを見ても、約50%の中小企業が人手不足を抱えていることがわかっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
人手不足は企業にとって致命的な問題のため、
- 採用を急ぐ
- 求人が増える
- 採用基準がゆるくなる
という流れが生まれ、フリーター歴が10年の人材にとっては「就職しやすい状況」が生まれます。
具体的には、以下の業界で人手不足の割合が高いというデータも出ています。
【業界別人手不足の割合集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
もしかすると、介護や運輸などは「辛い」「ブラック」など厳しいイメージが強いかもしれませんが、会社によって待遇や働きかた、職場の雰囲気は変わってきます。
また、介護は介護職、運輸はドライバー職と考えがちですが、
- 介護業界で事務職に就く
- 運輸業界で営業職に就く
など、視野を広げれば様々なチャンスはあります。

面接官や採用担当者の不安を解決する

10年もフリーターだと正社員就職は難しいよね。。。
このように思う人は多いはずです。たしかに、フリーターの就活は簡単ではありません。
なぜ就職が難しくなるかというと、面接官や採用担当者に不安を与えてしまうからです。
具体的には、以下のような不安です。
- すぐに辞めないか?
- 将来性は期待できるのか?
- やる気が乏しいのでは?
- 正社員でやっていける?
もし自分が面接官や採用担当者の立場だったら、10年アルバイトをしている人材には何らかの不安を感じるはずです。
つまり、フリーターから就職をするなら、面接官や採用担当者の不安を解決してあげることが非常に大切です。
一般的に企業の採用担当者は、未経験の人材に対して以下の3つの要素を期待しています。
- 将来性
(ポテンシャル) - 熱意
(仕事や就職に対して) - 人柄
(教育しやすさ・職場に馴染むか)
裏を返すとこれらをカバーしたアピールを用意することが面接官や採用担当者の不安解消につながります。
例えばこんな感じです。
将来性
- 入社後にどんな活躍がしたいか伝える
- どんなスキルを得て、どう貢献したいかを伝える
熱意
- どうしてこの仕事をしたいかを伝える
- 勉強中の関連資格などをアピールする
人柄
- 自分の良さが伝わるエピソードを用意する
- 失敗から学んだことを伝える
- 相手の話を素直に聞く
もしかしたら、「こんなアピール当たり前では?」と思う人もいるかもしれませんが、実はできていない人が多いです。
基本を徹底するだけでも、面接官の印象はグッと良くなります。
正直に話す・誠実に対応する
3つ目のコツは、面接や履歴書等では正直に誠実に話すことです。
具体的には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 悪いところは悪いと認める
- 背伸びをしすぎたアピールはNG
- ブランクやスキル不足を
無理に取り繕わない
フリーター歴が10年になると、「少しでも経歴を良く見せたい」「スキル不足やブランクは隠したい」こんなふうに思うはずです。
もちろん、面接で多少自己アピールを盛るのは「見せ方の工夫」と言えます。
しかし、マイナスを認めなかったり、自分の能力を超えたアピールをしてしまうと、つじつまが合わなくなり逆に悪い印象を与え兼ねません。
未経験者の採用は、最終的には「人間性」や「信頼度」で決まるケースが多くなります。
つまり、多少スキルや経験に不安がある人材でも、
- この人の話は信用できる
- きちんと自分の状況を把握している
- 素直で指導がしやすそう
このように思ってもらえれば、好印象につながるわけです。
フリーター歴が長いことに対する質問の答え方
また、フリーター歴が長い人材に対して面接官は、

どうして今まで就職しなかったのですか?ブランクが長い理由は?
というような質問をするケースが多いです。
これは、面接官の意地悪ではなく、応募者のマイナス面を問いただすことで、
- 素直で正直な性格か
- 過去から学べる人か
- 自分を客観視できるか
などをチェックする意図があります。
そのため、マイナスを認めずに無理なアピールをするよりは、
- 正直・誠実に話す
- マイナスから得たことや反省点を伝える
- 就職後の展望をアピールする
このような姿勢で面接の回答を準備しましょう。
10年のアルバイト歴を効果的にアピールする
10年フリーターをしているということは、アルバイト経験は豊富なはずです。もしかしたら、10、20とアルバイトを渡り歩いてきた人もいるかもしれません
そこで大切にしたいのは、そのアルバイト経験を効果的にアピールすることです。
例えば、以下のように豊富なアルバイト歴があるとします。
- コンビニバイト
- アパレル店員
- テレオペ
- 大型電気店の携帯販売
- カフェ店員
しかし、これらをそのまま並べると、業界がバラバラでアルバイトを転々としているイメージですよね。
基本的に就活や転職では、一貫性のある実績や経験が高評価を得ます。そして、その実績や経験がどのように活きるかを面接官は知りたがっています。
そのため、10年分のアルバイト歴をアピールするときは、順を追ってアルバイト経験を説明するだけではなく、
- どんな一貫性のあるスキルを得たか
- そのスキルでどんな働きができそうか
この2つを伝えるようにするのがおすすめです。
例えば、先にあげたアルバイト歴であれば、
- 接客スキル
- 在庫管理
- 営業スキル
- 言葉遣いマナー
などが共通したスキルと言えます。
コンビニエンスストアで基本的な接客スキルを学び、さらに接客に磨きをかけるためアパレル店やカフェでスタッフ経験を積んだ。
オペレーターや電気店のアルバイトで社会人として恥ずかしくない言葉遣いマナーを学び、営業スキルも身についた。
接客や営業スキルには自信がある。
このように「一貫性のあるスキルや経験」を見つけることができれば、アルバイト経験も立派にアピールできます。
10年アルバイトをしているフリーターにとって、アルバイト経験は貴重な財産です。
その財産を120%アピールできるように「どんな一貫性のあるスキルを得たか」「そのスキルでどんな働きができそうか」この2つに注目してみましょう。
就職をひとりで悩まない|不安は相談する
最後のコツは、1人で悩まないことです。
冒頭でもお話ししましたが、フリーター歴が10年になると

就職したいけど、アルバイトが10年。。。正社員は無理ゲーかも
このように悩む方は多いはずです。
実際に僕がフリーターから就職したときも、
- どんな仕事を選ぶべきか
- 書類や面接はどう対策すべきか
- そもそも何から始めるべきか
と随分悩みました。悩めば悩むほど自分に自信がもてなくなりますし、冷静な判断ができなくなります。
そのため、就活をするなら1人で悩まない環境を作っておくことをおすすめします。
遠慮せずに就職支援サービスを活用する
具体的には、ハローワークやサポステ、就職エージェントなどの就職支援サービスを活用するのがベストです。
こうしたサービスを活用すれば、キャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーなどの「就活のプロ」が無料で就職をサポートしてくれます。
仕事を紹介してくれたり、なにをすべきかをアドバイスしてくれるわけです。
とくに就職エージェントは、求人企業とつながりが強いので、
- 希望にあう求人を紹介してもらいやすい
- 企業別に面接のコツを教えてもらえる
- 書類免除のケースもある
このようなメリットもあります。
また、就職エージェントのキャリアアドバイザーは企業の採用担当者と打ち合わせをしているので、
- 職場の雰囲気
- 細かくリアルな仕事内容
- 上司になる人の人柄
など、求人だけでは知り得ない情報も教えてくれたりもします。アルバイト歴10年のフリーターにとって、こうした情報は非常に嬉しいですよね。
もちろん、「就活はすべてひとりでやる」という人にはおすすめできませんが、就職エージェントを活用したほうが就活はグッと楽になります。
30代前半までなら就職エージェントは対応してくれるので、まずは2〜3社登録してみると良いですよ。

フリーターが就職エージェントを使うときの注意点
ただし、就職エージェントは、未経験者の就職に特化したサービスを選ぶようにしてください。
エージェント系のサービスで知名度が高いのは、リクルートエージェントやマイナビエージェント、dodaなどですよね。
しかし、こうした総合型の転職エージェントは、社会人経験アリの転職者を想定しているので、フリーターは相手にされないケースもあります。

せっかく登録してもサポートしてもらえなければ意味がないので、未経験者の就職に強いサービスを活用しましょう。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。

まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
フリーター歴10年で正社員就職を目指す人の悩みや疑問を解決
ここからは、フリーター歴10年で正社員就職を目指す人の悩み・疑問を深堀りしていきます。気になる章だけ読んでいただければ大丈夫です。
- 20代のフリーターは何人に1人ですか?
- フリーターやニートは何歳まで許される?
- フリーターは無職扱い?
- ニート歴やひきこもり歴10年で社会復帰は可能?
- ニート期間を後悔したときの対処法
- 職歴の空白期間が10年でも評価されるには?
- フリーターは既卒?
20代のフリーターは何人に1人ですか?
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、20代の労働者に占める非正規雇用の割合は全体で約13.5%となっています。
つまり、20代の働く人のおよそ7〜8人に1人がフリーターを含む非正規雇用者と言えるでしょう。
別の調査データを見ると、20代の非正規雇用の割合はもう少し高くなっています。
平成30年若年者雇用実態調査では、20代前半(20〜24歳)の非正規雇用率は28.0%、20代後半(25〜29歳)では26.8%で、これらを平均すると約27.4%になります。
この数字に基づけば、20代のフリーターは約4人に1人という計算になります。
フリーターやニートは何歳まで許される?
これは、明確な答えはありません。しかし、就職市場の現実として、30歳前後が一つの大きな壁と言われています。
特に正社員求人においては、30歳を超えると急激に求人数が減少する傾向があります。企業側としては、長期的な人材育成の観点から若い人材を優先する傾向があるためです。
フリーターやニートの定義
用語の定義も確認しておきましょう。「ニート」は一般的に15歳から34歳までの若年層で、就学・就労・職業訓練のいずれにも参加していない人を指します。
一方「フリーター」も同様に15歳から34歳の若者で、アルバイトやパートで働く人を指すことが多いです。
35歳以上になると「中年無業者」や「非正規労働者」と呼ばれることがあります。
フリーター期間が長くなるほど正社員になりにくくなるというデータもあります。
労働政策研究・研修機構の調査によれば、フリーター歴が1年以内の人の約68.8%が正社員になれているのに対し、5年以上になると約32.3%まで低下しています。
フリーターは無職扱い?
結論から言うと、フリーターは無職扱いにはならないのが一般的です。その理由は、フリーターはアルバイトやパートとして働いており、収入を得ているからです。
無職とは文字通り「職に就いていない状態」を指します。一方、フリーターはアルバイトやパートという形態で働いている人を指すため、雇用形態は非正規であっても確かに「働いている」状態です。
ただし、就職活動の場面では少し状況が変わります。履歴書や職務経歴書において、アルバイトやパートの経験は正式な「職歴」として扱われないことがあります。
特に正社員としての転職を目指す場合、アルバイト期間が「職歴の空白期間」と見なされるケースもあるのです。
必ずしもマイナスになるわけではない
しかし、これは必ずしもマイナスになるわけではありません。
アルバイトでの経験も履歴書に記載することは可能ですし、むしろ何も書かないよりも「働いていた実績」としてプラスに評価されることもあります。
特に1年以上継続して働いていた場合や、正社員として活かせるスキルを身につけた場合は、積極的にアピールするべきです。
ニート歴やひきこもり歴10年で社会復帰は可能?
結論から言えば、ニート歴が10年あっても社会復帰は十分可能です。
内閣府の調査によれば、引きこもりを克服した人の中には、30年以上の期間を経て社会復帰を果たした方も6.7%存在します。
確かに引きこもりの期間が短いほうが社会復帰しやすい傾向はありますが、長期間のニート状態からでも復帰できた実例は少なくありません。
「焦らない」と「周囲を頼る」が大切
ニート歴10年からの社会復帰を目指す場合、まずは「焦らないこと」と「周囲を頼ること」が大切です。
一気にゴールを目指すのではなく、段階的に社会との接点を増やしていくアプローチが効果的です。
就職活動では、自分が興味を持っている業界に限らず、幅広い業種や職種に目を向けることが重要です。
特に未経験者を歓迎している業界や人手不足で積極的に採用している分野では、経歴やスキルよりも意欲やポテンシャルを評価してもらえる可能性が高まります。
そして、先にお伝えしたように、ひとりで不安や悩みを抱えずに就職支援サービスなどの周囲の力を借りて就活を進めることも大切です。
ニート期間を後悔したときの対処法
ニート期間を振り返って「もっと早く行動すればよかった」と後悔する方もいるかもしれません。しかし、過去にとらわれすぎると前に進めなくなります。
ここでは、ニート期間を後悔したときの効果的な対処法をご紹介します。
小さな成功体験を積み重ねる
ニート生活を送っていると自己肯定感が低下し、何事にもやる気が起きない状態に陥りがちです。
「毎日1時間勉強する」「部屋を掃除する」「家族と会話する」といった小さな目標を達成することで、自信を取り戻していきましょう。
過去の失敗にとらわれない
失敗は誰にでもあるものです。むしろ過去の失敗を分析し、同じ失敗を繰り返さないための対策を講じることで、成長につなげることができます。
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
自分の良いところを見つける
過去の成功体験や周りの人から褒められたことを思い出し、自分の性格や能力を分析してみましょう。
得意なことや好きなことをリストアップすることで、自信を取り戻し、新しいことに挑戦する勇気が湧いてきます。
自己分析をしてみる
後悔を感じたときこそ、自己分析の時間を持ちましょう。自分の強みや弱み、興味や関心を明確にすることで、自分に適した職業やキャリアパスが見えてきます。
自己理解を深めることで、自信を持って前向きな行動を取れるようになります。
職歴の空白期間が10年でも評価されるには?
職歴に10年の空白期間があると、採用担当者に懸念を抱かせる可能性があります。しかし、適切なアプローチができれば十分に挽回できます。
空白期間を前向きに捉え直す
空白期間に得た経験やスキルを可視化しましょう。例えば、アルバイトなどの経験から培われたマルチタスク能力や対人スキルは、多くの職場で求められる能力です。
これらを履歴書やポートフォリオで効果的にアピールできれば、空白期間がマイナスではなくプラスに転じる可能性があります。
採用担当者が空白期間に対して本当に気にしているのは、「現在の仕事に適応できるか」という点です。
この懸念を払拭するために、空白期間中も学び続けていたことをアピールしましょう。オンライン講座の受講や資格取得など、自己研鑽の証拠があれば強みになります。
空白期間をどう過ごしたかを簡潔に説明する
また、履歴書の書き方も重要です。10年という長期間の場合は、単に「一身上の都合により」と書くよりも、その期間をどう過ごしたかを簡潔に説明するほうが効果的です。
例えば「家族の介護に専念」「自己啓発期間として○○を学習」など、具体的な活動内容を記載しましょう。
面接では空白期間について質問される可能性が高いため、事前に説明を準備しておくことが大切です。
ネガティブな表現は避け、その期間で得た気づきや成長を中心に話すようにしましょう。
フリーターは既卒?
「既卒」とは、学校を卒業した後に就職していない状態の人を指します。一般的には学校卒業後1年から3年未満で、社会人経験のない人を指すことが多いです。
一方「フリーター」は、学生や主婦(主夫)を除く15歳から34歳の若年層で、アルバイトやパートを主な仕事としている人を指します。
例えば、大学を卒業後に正社員として就職せず、アルバイトで生計を立てている人は、「既卒でありフリーターでもある」という状態になります。
つまり、既卒とフリーターは両立する概念です。
「既卒可」「第二新卒可」はチャンス
既卒者向けの求人は、社会人経験がなくても応募できる入り口として重要です。
特に「既卒可」「第二新卒可」といった求人は、学校を卒業してからある程度時間が経過していても応募できるチャンスとなります。
正社員を目指す場合は、既卒者向けの就職支援サービスやフリーター向けの就職支援プログラムなど、それぞれの状況に合わせたサポートを利用することも効果的です。
これらのサービスでは、履歴書の書き方や面接対策など、就職活動に必要なスキルを身につけることができます。
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
まとめ:フリーター歴10年から正社員就職する5つのコツ|効果的なアピール解説
いかがでしたか?フリーター歴10年でも、正社員就職は決して不可能ではありません。仕事選びを広げ、面接官の不安を解消し、正直に誠実に対応することが大切です。
また、10年のアルバイト経験から得たスキルを一貫性を持ってアピールし、就職支援サービスを活用することで道は開けます。
就職は確かに簡単ではありませんが、この記事で紹介した5つの秘訣を実践すれば、正社員としての新たな一歩を踏み出せるはずです。

最後に今回の記事をまとめます。
-
仕事を選びすぎず可能性の大きい業界や職種を狙うべき
-
未経験者の採用実績が多い職種を優先的に検討する
-
人手不足の業界(介護・運輸・建設など)は採用確率が高い
-
面接官の不安(すぐ辞めないか、将来性はあるか等)を解消する工夫が必要
-
将来性・熱意・人柄の3要素をアピールすることが重要
-
正直に話し誠実に対応することで信頼を得られる
-
マイナスを認めつつ、そこから学んだことを伝えるのが効果的
-
アルバイト経験から得た一貫性のあるスキルをアピールする
-
就職活動は一人で悩まず就職支援サービスを活用すべき
-
未経験者向けの就職エージェントを選ぶことが成功の鍵
-
30歳前後が就職市場における一つの大きな壁となる
-
フリーターは無職扱いではないが正式な職歴として扱われないこともある
-
履歴書では空白期間の過ごし方を具体的に説明するとよい
-
小さな成功体験を積み重ねて自己肯定感を高めることが大切
-
既卒可・第二新卒可の求人は貴重な就職チャンス
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ