リクルートエージェントは大学中退でも登録できる？注意したい活用法を解説

リクルートエージェントは、人材業界最大手の株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。そのため、「リクルートエージェントを使って就活したい」と考える方は多いはずです。

しかし、大学を中退していると、

など不安になりますよね。実は僕もフリーターから就職したので同じように悩みました。

結論から先に言うと、大学中退でもリクルートエージェントへ登録することは可能です。ただし、仕事紹介や就活サポートはあまり期待できない可能性があります。

そのため、リクルートエージェントだけでなく、未経験者の就活をきちんとサポートしてくれるエージェントの活用がおすすめです。

未経験の就活に強い就職エージェント３社【フリーターや既卒・ニートにおすすめ】

この記事では、フリーターや既卒者、ニートなど未経験で就活をする方におすすめできる就職エージェントをまとめています。未経験でもきちんとサポートしてくれる３社を厳選しました。

career-topic.com

2024.07.31

この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに

以上３つのトピックスをお伝えします。

大学中退者のためのリクルートエージェント活用術

リクルートエージェントのみはおすすめできない理由

では早速、大学中退の就活にリクルートエージェントのみはおすすめできない理由をお話します。

先程もお伝えしたように、リクルートは人材業界最大手の企業です。そのため、転職ノウハウや求人数はトップクラスのサービスを展開しています。

本来は、転職エージェントを使うなら真っ先に登録したいサービスのひとつです。

しかし、リクルートエージェントは、主に正社員経験がある転職者向けのサービスだということをご存知でしょうか。

リクルートエージェントの公式サイトには、以下のような記載があります。

Q：正社員としての就業経験がないのですが、転職支援サービスを利用できますか？

はい、ご利用いただけます。

ただ、お預かりしている求人は、即戦力を求めるものが多いため、実務経験を重視する傾向にあります。

そのため、企業での正社員としての実務経験をお持ちでない場合、ご紹介の可能性は低くなりますので、あらかじめご了承ください。

引用元：リクルートエージェントより一部抜粋

簡単にまとめると、

このような意味合いです。

つまり、大学中退者や既卒、フリーターといった就業経験がない人材は、サポートをしてもらえない可能性があるのです。

総合型の大手転職エージェントは同じ傾向

実はこのようなサポート条件は、リクルートエージェントに限った話ではなく、

などの有名な「総合型転職エージェント」も同じような傾向です。

例えば、マイナビエージェントの公式サイトにも以下のような記載がありました。

Q：正社員としての就業経験がないのですが、サービスを利用できますか？

ご登録は可能です。

ただし、マイナビエージェントは主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験しかお持ちでない方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります（弁護士資格、公認会計士資格、医師・薬剤師・看護師などの医療系有資格者の場合は除きます）。

あらかじめご了承ください。

引用元：マイナビエージェントより

せっかく会員登録をしても、求人を紹介してもらえなかったり、サポートを断られてしまったら意味がありませんよね。

時間の無駄ですし、就活のモチベーションも下がってしまいます。

もちろん、リクルートエージェントは大手ですし、大学中退者のサポートをする可能性が０ではないので、登録してみるのもひとつの方法です。

しかし、

このような事情があることは頭に入れておきましょう。

大学中退でもdodaは使える？本当のところと失敗しない活用法

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2024.10.27

大学中退者が登録すべきエージェントとは

ここまでの話を聞いて、

と思った人もいるかもしれません。しかし、心配は無用です。

リクルートエージェントは、正社員経験（実務経験）がある転職者を対象としていますが、世の中には、

など、未経験者を専門にしているエージェントも存在します。

つまり、大学中退で就活をする場合は、未経験者の就活に特化したサービスを活用することで、きちんとしたサポートを受けることができます。

自分の状況（大学中退で正社員を目指す状況）に合ったエージェントサービスを選んだほうが、

など、様々なメリットがあります。

エージェント選びは就活の成功を大きく左右するので、大学中退をしっかりケアしてくれるサービスに登録しましょう。

未経験者に安心の就職エージェント３選

ではここからは、大学中退者が登録しておきたい就職エージェントをお伝えしていきます。

これらを満たしたサービスなので登録の参考にしてください。

とくにおすすめできるのは、以下の３つの就活サービスです。

就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。

などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。

厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります（日本で４３社しか認められていません）。

そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。

サポート対応地域は、下記のとおり。

未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、１歩前に進みましょう。

就職カレッジ（ジェイック）
公式ページ >>

 

続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。

などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。

経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。

また、約１０００件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。

登録は以下のように３ステップで簡単に行えます。

就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。

キャリアスタート
公式ページ >>

 

最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する２０代向けの転職・就職エージェントです。

などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。

ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。

また、最短２週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。

早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。

ハタラクティブ
公式ページ >>

失敗しない就職エージェントの活用法

では最後に、失敗しない転職エージェントの活用法をお伝えしますね。

就職エージェントは、非常に便利なサービスです。

ですが、使い方を間違えてしまうと、良い結果に結びつかなかったり、あとで後悔する可能性もあります。

最低限、以下の２つのポイントに注意して就職エージェントを賢く活用しましょう。

就活は自分がハンドルを握る

この記事を読んでいる方のなかには、

と思っている人もいるかもしれません。

そんな方にとって、就職エージェントの担当者は「就活の強い味方」になります。

しかし、だからと言って、

このような行動をすると、就活はうまくいきません。

あくまでも就活は、自分がハンドルを握ることが大切です。「最後は自分で決める」「自分から行動する」という意識を持ちましょう。

例えば、担当者の言いなりで就活を進めた結果、

せっかく大学中退から就職できても、すぐに離職してしまったら意味がありません。

また、エージェントに任せっきりでは、企業の面接官に

このように思われてしまいます。

そのため、「自分が就活のハンドルを握っている」と自覚することが非常に大切です。

熱意をしっかり伝える

２つ目のポイントは、就活の熱意をきちんと伝えることです。

就職エージェントの担当者は、機械ではなく「生身の人間」です。

そのため、就活に対して熱意がある人を応援したくなりますし、逆にやる気のない人や消極的な人はサポートに困ります。

つまり、良いサポートを受けるには、きちんと熱意を伝えることが大切になります。

また、就職エージェントの担当者は、求職者と面談する際に、

というように、様々なチェックをしています。

もちろん、熱意さえあれば良いというわけではありませんが、最低限「就職したい」というやる気を見せないと、担当者と信頼関係を築けません。

就活も最後は、「人間性」で決まる部分が多いです。

そのため、きちんと就活に対する熱意を伝えることだけは忘れないようにしてください。

 

リクルートエージェントを使いたい大学中退者に多い疑問や悩み

ここからは、リクルートエージェントを使いたいと考える大学中退の方に多い疑問や悩みをまとめています。気になる項目だけ読んでいただいて構いません。

大学中退は学歴にならない？最終学歴の定義

最終学歴とは、「最も高い水準の教育機関を卒業した経歴」を指します。そのため、大学を中退した場合は「卒業」ではないため、最終学歴として認められません。

具体的には、大学中退者の最終学歴は、高校卒業（高卒）になります。

たとえ大学に数年通い、多くの単位を取得していたとしても、卒業という条件を満たしていなければ、最終学歴として大学を挙げることはできません。

学歴の評価に関する例外

ただし、企業側の評価軸では、大学中退者の学歴にいくつか例外もあります。

一部の企業では、大学に2年以上在籍していた場合を「短大卒相当」とみなしたり、卒業間近だった場合を「大卒相当」と評価することがあります。

ただし、判断基準は企業ごとに異なるため、事前に確認する必要があります。

履歴書に大学中退は書かないとダメ？

結論から言えば、大学中退は履歴書に正確に記載するべきです。理由として、記載を省略した場合、学歴詐称とみなされる可能性があるからです。

履歴書は、求職者の経歴を示す重要な書類です。企業は、履歴書を基に採用の判断を行います。

もし、中退を記載しない場合は、大学に通っていた期間が空白になり、面接時にその理由を問われることは避けられません。

空白期間があると、企業側は「この期間に何をしていたのか」と懸念を抱き、場合によっては選考に不利な影響を与えることがあります。

履歴書には「「中途退学」という正式な表現を使うことが望ましいです。

企業は、中退そのものよりも、「中退後にどのような行動を取ったのか」や「現在どのような姿勢で就職活動に取り組んでいるのか」を重視します。

そのため、履歴書には中退を正直に記載した上で、これまでの経験や学びをポジティブにアピールすることが成功への鍵となります。

退学と中退の違いは？

「中退」とは「中途退学」の略であり、自らの意思ややむを得ない事情で学校を途中で辞めることを指します。

一方、「退学」は、学校側から規則違反や成績不良などの理由で辞めさせられる場合に使用される表現です。

履歴書に記載する場合は、「中途退学」と書くのが一般的です。「退学」と記載すると、学校側から強制的に辞めさせられた印象を持たれる恐れがあります。

履歴書の記載方法においては、記述内容が事実であることが最優先です。不適切な表現や曖昧な記述は避け、読み手が正確に状況を理解できるよう配慮しましょう。

大学中退の事実は調べられる？

企業が求職者の大学中退の事実を調べることは、少ないと言えます。

なぜなら、採用プロセスでは、応募者が提出する履歴書や証明書に基づいて学歴や経歴を確認するのが一般的だからです。

企業は、求職者の過去よりも現在の能力や適性を重視する傾向が強まっています。特に中小企業や個人経営の企業では、履歴書の内容をそのまま信じるケースが一般的です。

ただし、状況によっては、中退の事実が明らかになる場合があります。

大学の卒業証明書や成績証明書を求められる場合

それは、企業が応募者に大学の卒業証明書や成績証明書を求めた場合です。学歴詐称を疑われると、大学への問い合わせが行われる可能性はあります。

例えば、履歴書に大学卒業と記載しておきながら証明書が提出できない場合、すぐに矛盾が判明します。

学歴詐称は採用の信頼関係を損なう行為とみなされ、内定取り消しや解雇といった厳しい処分を受ける可能性もあります。

そのため、中退の事実を隠すことはおすすめできません。隠した事実が後から明らかになると、採用後のトラブルにつながる可能性があるからです。

中退理由はどう書く？正しい記載方法

履歴書に中退理由を書くことは必須ではありません。しかし、選考時にマイナスイメージを減らすために簡潔に記載しておくことをおすすめします。

先にお伝えしているように、中退理由を書く場合は、まず「中途退学」と正式に表記することが基本です。

具体的な理由がある場合は、このように中退理由を一言添えるだけで、採用担当者に対して透明性を示し、誠実さをアピールできます。

理由を記載する際は、ポジティブな内容ややむを得ない事情に焦点を当てることが重要です。例えば、以下のような理由はマイナス評価になりにくいとされています。

ネガティブな中退理由の場合

一方で、「学業に興味が持てなかった」「単位不足で退学した」などの理由は避けるべきです。

これらは採用担当者にネガティブな印象を与える可能性が高いため、理由を記載するかどうか慎重に判断してください。

記載しない場合でも、面接で必ず中退理由を問われることが多いため、正直かつ簡潔に答えを準備をしておくことが重要です。

理由そのものよりも、中退後の行動や成果に重点を置いて説明することがポイントです。

例えば、「中退後に○○の資格取得に取り組んだ」「就業経験を積む中で業界に興味を持った」など、努力や成長を具体的に伝えると好印象を与えることができます。

履歴書は自分の過去を記録するだけでなく、将来の可能性を伝えるツールです。中退理由の記載もその一環として、前向きな内容を簡潔にまとめることが成功への鍵です。

大学中退と高卒はどちらが上？

大学中退者と高卒者は、どちらも高卒扱いになるため、学歴上は同等とみなされます。ただし、現実の評価はさまざまな要素が影響します。

例えば、大学中退者は「大学に入学できる学力を持っていた」という点が評価されることがあります。

特に、大学中退の理由がポジティブである場合や、大学で一定の学びや経験を積んだことを証明できる場合は、高卒よりも有利になるケースがあります。

例えば、

という理由は、採用担当者にとって前向きな印象を与える可能性があります。

大学中退者が不利になる場合も

一方で、大学中退者が不利になる場合もあります。

企業によっては、中退という経歴に対して「途中で物事を投げ出す人」という印象を持つこともあるためです。

特に、明確な理由がない中退や説明が曖昧な場合、書類選考や面接でマイナス評価を受けることがあります。

待遇面では同等に扱われる

また、初任給や昇進の機会など、待遇面では、高卒者と大学中退者は同等に扱われることが多いです。

これは、学歴によって給与テーブルや昇進基準が設定されている企業が多いためです。

大学中退者であっても、学歴上は高卒として判断されるため、「大卒以上」と指定されている求人に応募することも難しいと言えます。

大学中退のデメリットと対策方法

就活において、大学中退にはいくつかのデメリットがあります。しかし、それを理解して適切な対策を取ることで不利な状況を最小限に抑えることができます。

まず、大学中退のデメリットの一つは、最終学歴が「高卒」になることです。

企業の求人条件には「大卒以上」が求められるケースも多いです。そのため、大学中退者は応募可能な求人の選択肢が大卒よりは少なくなります。

また、初任給や生涯賃金の面でも、高卒と大卒では差が生じることが一般的です。

もうひとつのデメリットとしては、大学中退という経歴そのものが「途中で物事を投げ出す性格」というネガティブなイメージを与える可能性があります。

採用担当者に

と判断されると、マイナス評価につながるリスクが高まります。中退の背景を具体的に説明しないと、信頼を得るのが難しいケースもあります。

これらのデメリットの対策として、以下のポイントを押さえることが重要です。

中退理由を前向きに伝える

中退理由を明確かつ前向きに伝えることで、ネガティブな印象を和らげることができます。例えば、「経済的事情で就業を選んだ」「興味を持った分野に集中するため」といった理由を具体的に説明すると良いでしょう。

スキルや経験を強調する

中退後の経験やスキルをアピールすることで、学歴のハンデを補うことができます。

資格取得やアルバイト・インターンシップで得た実績を具体的に述べることで、自分の価値を伝えることができます。

ネットワークを活用する

自分のネットワークを活用して就職活動を進めるのも有効です。知人や友人を通じて得た情報は、新たなチャンスを広げるきっかけになることがあります。

エージェントを活用する

就職エージェントを利用すると、中退者でも応募可能な求人を効率的に探すことができます。

エージェントは応募書類の添削や面接対策も行ってくれるため、成功率を高めるための強力なサポートになります。

お伝えしたように、未経験者の就活を専門としているエージェントを活用してください。

まとめ：リクルートエージェントは大学中退でも登録できる？注意したい活用法を解説