就職したいけど、ハローワークは行きづらい。どうしたらいい?
ハローワークに行くのは恥ずかしい。それでも使うべきなの?
フリーターやニートから就職を考える人のなかには、「ハローワークは行きづらい」「ハローワークは恥ずかしい」と悩む人は多いのではないでしょうか?
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
実は僕もフリーターから就職した過去があるので、その気持ちはよくわかります。ハローワークって、正直言って行く気にならないですよね。
そこで今回の記事では、ハローワークに行きづらいフリーターやニートのための対処法をまとめました。
結論を言ってしまうと、ハローワークが恥ずかしい・行きづらいなら、ハローワーク以外の選択肢で就活を頑張れば大丈夫です。
就活はハローワークにこだわる必要はありません。「就職したい!」という気持ちを大切にして進んでいきましょう。
- ハローワークに行きづらい理由や不安
- フリーターやニートのハローワーク利用価値
- ハローワークの疑問や注意点
- ハローワーク以外の就職支援サービス
恥ずかしいのはなぜ?ハローワークに行きづらい理由
ところで、どうしてあなたはハローワークに行きづらいのでしょうか?
理由は千差万別だと思いますが、フリーターやニートに多い「ハローワークに行きづらい理由」をチェックしていきましょう。
- ハローワークの雰囲気が何となく嫌
- 就職を相談するのが恥ずかしい
- ハローワークの良い噂を聞かない
- 堅苦しいイメージやブラック企業の不安
- 行きづらいが求人数はずば抜けている
ハローワークの雰囲気が何となく嫌
ハローワークは、基本的に仕事を探す人が訪れる場所です。
なかには、リストラにあったり、なかなか仕事が決まらずに困っている人もいます。お世辞にも明るい雰囲気の場所とは言えません。
そんな雰囲気が嫌で、ハローワークに行きづらいと思う人は多いようです。
僕が就活をしたころを思い出しても、「就職難」と言われた時期ということもあり、ハローワークは暗くドンヨリした雰囲気だったことを思い出します。
平日なのに仕事を求める人でいっぱいで、
「こんなに仕事を探している人がいるのか」
「みんな険しい顔をしてピリピリムードだ」
「あの人はこの間も来てなかったっけ…」
と、ハローワークに行くたびに気が滅入っていました。
あのなんとも言えない雰囲気を考えると、フリーターやニートが行きづらいと思うのは仕方ないような気もします。
就職を相談するのが恥ずかしい
もうひとつは、フリーターやニートだから就職を相談するのが恥ずかしいという理由です。
本来ハローワークは、仕事を見つけるための場所です。そのため、フリーターやニートでも、恥ずかしがる必要はありません。
ですが、応対するハローワーク職員によっては、
- 仕事は選べない
- なぜ就職しなかったのか
- 希望に沿うのは難しい
など、厳しい対応をするケースもあるようです。
そうなると、
フリーターという肩書が恥ずかしい。相談するのは気が引ける
と思ってしまうのも無理はありません。
僕が就活をしたときは、過度に厳しい対応をされた記憶はありませんが、恥ずかしさが原因でハローワークに行きづらい人も多いようです。
ハローワークの良い噂を聞かない
3つ目は、ハローワークの良い噂を聞かないという理由です。
具体的には、以下のような噂です。
- ブラック企業が放置されている
- 仕事を紹介してもらえない
- 求人票の内容と実際の仕事内容が違う
これらはあくまでも噂レベルの話ですが、ハローワークの求人は質にバラツキがあるのは事実です。
というのも、ハローワークは、企業が無料で求人掲載できる仕組みになっています。
一方、リクナビNEXTやマイナビ転職などの求人情報サイトは、企業が掲載料を支払うことで求人を掲載しています。
つまり、求人を無料で掲載できるということは、
- 採用コストをかけられない
企業が掲載している
(お金に余裕がない) - 採用意欲の低い企業が
とりあえず掲載している
などの可能性があり、質の悪い求人が紛れ込んでも不思議ではありません。
噂を鵜呑みにするのはNGですが、悪い噂を聞くとハローワークに行きづらくなるのは確かです。
堅苦しいイメージやブラック企業の不安
他には、「ハローワークはお役所だから行きづらい」と感じる人もいます。
ハローワークは国が運営する施設のため、一般的に堅苦しいイメージがあります。「相談しにくい場所」という印象があり、気軽には足を運べない人が多いようです。
また、「ブラック企業を紹介されるのではないか」という不安もあります。
特に初めて利用する人や過去に悪い職場に当たった経験がある人は、ブラック企業を不安に思うケースが多いです。
その延長で、「自分に合った求人が見つかるか不安」という人もいます。
特にニートや未経験者の人は、ハローワークで自分に合う仕事があるのかと心配になるようです。
行きづらいかもしれないが求人数はずば抜けている
ここまでハローワークに行きづらい理由をお話しましたが、ハローワークを全く使わないのはおすすめできません。
なぜなら、国が運営してサービスだけあって、掲載されている求人数はずば抜けて多いからです。
この記事を書いている時点でも、ハローワークのウェブ検索では、なんと100万件以上の求人が掲載されています。
民間企業の人材業界最大手「リクルートエージェント」でも、求人数は10万件程度です。
ハローワークには、その10倍以上の求人が集まっていることになります。
また、近年は若者の就職に力を入れていて、
- わかものハローワーク
- サポステ
など、若年層の雇用を促進する活動も行っています。
そのため、ハローワークを利用したことがないなら、求人検索だけでもしてみるのは良い方法です。
恥ずかしい思いをしない|ハローワーク利用の疑問や注意点
ハローワークを利用する場合に注意したいポイントと疑問点をまとめました。
- 言ってはいけないことはある?
- 門前払いされることはある?
- 初めて利用するときの流れは?
- 初めてハローワークに行くときの服装は?
- 混む曜日と時間帯は?
言ってはいけないことはある?
ハローワークを利用するとき、「言ってはいけないこと」はあるのでしょうか。以下の注意点を押さえておけば安心です。
ハローワークでは、就職を前向きに考えている姿勢を見せることが大切です。例えば、「すぐに就職するつもりはない」「なんとなく探している」といった発言は避けましょう。
こうした発言は、ハローワークのサポートを受ける目的と反しているので、場合によっては良い対応をしてもらえない可能性があります。
一方で、「転職回数が多い」「就職活動がうまくいっていない」といった悩みや相談は、問題なく話すことができます。
ハローワークはあなたの就職を支援する場所なので、就職に前向きな姿勢を見せることが大切です。
門前払いされることはある?
「ハローワークで門前払いされるのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。
結論から言うと、ハローワークはすべての求職者に対して開かれた施設です。誰でも利用することができます。
例えば、フリーターやニートの方は、「自分はサポートしてもらえないのでは」と思うかもしれません。
しかし、ハローワークの役割は、どんな背景がある人でも就職をサポートすることです。
そのため、職歴がないブランクが長いといった理由で門前払いされることはありません。
初めて利用するときの流れは?
ここでは、ハローワークを初めて利用する際の具体的な流れを詳しく説明します。
受付
ハローワークに到着したら、最初に受付で「初めて利用します」と伝えましょう。受付では、求職申込書という書類を渡されるので、それに必要事項を記入します。
この書類には、氏名や住所、連絡先、これまでの職務経歴や学歴、希望する職種や勤務地などを記入します。
もし履歴書を持参している場合は、それを参考に記入するとスムーズです。
求職者登録を行う
記入が終わったら、提出して求職者登録を行います。登録が完了すると「ハローワークカード」が発行されます。
このカードは、今後ハローワークを利用するとき必要となるため、大切に保管しておきましょう。カードは、求人検索や職業相談を行う際に提示することになります。
求人を探す
求職者登録が完了した後は、ハローワーク内の求人検索機を使って、自分に合った求人を探します。
パソコンを使った検索が主ですが、わからないことがあれば職員に相談してみましょう。
また、求人票を見て気になる点があれば、職員に質問することもできます。
求人に応募する際には、履歴書や職務経歴書が必要となる場合があるので、事前に準備しておくと良いでしょう。
職業相談の窓口では、具体的なアドバイスを受けることができます。応募書類の書き方や面接のコツ、キャリアプランについての相談が可能です。
初めてハローワークに行くときの服装は?
ハローワークに行くときの服装にルールはありません。しかし、いくつかのポイントを押さえておくと、より適切な服装選びができます。
ハローワークはあくまで就職支援の場で面接や正式なビジネスの場ではありません。そのため、普段着で行っても問題はありません。
カジュアルな服装で大丈夫ですが、極端にラフすぎる服装(例えばサンダルや短パン、露出が多い服など)は避けた方が良いでしょう。
また、帽子やサングラスなどのアクセサリー類は外しておくのが望ましいです。
とくに職員と相談する際は、印象が悪くなる可能性もあるため、「常識的な範囲内での服装」を心掛けることが重要です。
もし、急募の求人にその場で応募したい場合やすぐに面接に進む可能性がある場合は、スーツを着ていくのが無難です。
即日面接ができるケースでは、スーツを着用していればその場で対応できるため、準備が万全であることを印象付けることができます。
スーツが難しい場合は、オフィスカジュアルを意識した服装を選ぶと良いでしょう。
持ち物としては、必要な書類や筆記用具を持参すると良いでしょう。書類は、履歴書や職務経歴書、メモ帳などです。
混む曜日と時間帯は?
ハローワークを効率的に利用するためには、混雑する曜日や時間帯を避けることが重要です。
ハローワークが最も混雑する曜日は、月曜日と金曜日と言われています。
月曜日は、週明けに再就職活動を始める人が多いため、来庁者が集中します。また、金曜日も「週の終わりに片付けたい」と考える人が多く訪れるため、混雑します。
待ち時間が長くなる可能性が高いため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
おすすめできる時間帯と天候
多くのハローワークは、午前8時30分に開庁します。比較的空いているのは、午前中の早い時間帯です。
逆に、11時から15時の間は非常に混雑しやすい時間帯です。この時間帯は、昼休みを利用して訪れる人が多いため、待ち時間が長くなることが多いです。
また、雨の日は比較的空いていることが多いです。天候が悪いと外出を控える人が増えるため、訪問者が少なくなります。
スケジュールに余裕がある場合は、雨の日を狙って訪れるのも一つの方法です。
ハローワークが恥ずかしいフリーターへ|行きづらいときの対処法
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
今回お伝えしたいのは、ハローワークに行きづらいなら、ハローワーク以外の選択肢で就活をがんばろうということです。
ハローワークに行きづらいからといって、就活が進まないのは勿体ないですよね。
少なくともこの記事を読んでいるフリーターやニートの方は、就職したい!と思っているはずです。
その前向きな気持ちは大切にして、ハローワーク以外の別の道で正社員を目指せば良いのです。
求人サイト+就職エージェントの掛け合わせで就活をしよう
具体的にはエージェント系の就職サービスを活用するのがおすすめです。
もしかすると、すでに求人情報サイトなどを見て、仕事を探しているフリーターやニートの方は多いかもしれません。
しかし、フリーターやニートから就職を目指す場合は、
求人情報サイト
=サブで活用
=メインで活用
このようなイメージで就活を進めると、就職チャンスがグッと上がります。
エージェント系のサービスは、「キャリアアドバイザー」と呼ばれる担当者が無料で就活をバックアップしてくれるサービスです。
例えば、
- 就活の進め方・マナーを
1から教えてくれる - 自分に合う求人を
紹介してくれる - 書類や面接のコツを
教えてくれる
など、ハローワーク以上に手厚いサポートを受けられます。
一般的な求人情報サイトとは異なり、個別に就活をバックアップしてくれるため、希望に合う会社に就職できる可能性が高くなります。
また、不安や悩みを相談しやすいので、就活の負担も減ります。
もしかすると、
エージェントってスペックが高い人しか使えないのでは?
と思う方は多いかもしれませんが、フリーターやニートを専門にしているエージェントを選べば問題ありません。
フリーターやニートを専門としているため、恥ずかしさもないですし、行きづらさもありません。
僕もエージェントサービスを活用したことで、
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信がもてた
- 内定までモチベーションを保てた
などのたくさんのプラスがありました。
ハローワークに行きづらくても、フリーターやニート専門のエージェントを活用すれば就活は捗ります。
まとめ:恥ずかしい…ハローワークに行きづらいフリーターやニートのための対処法
最後に今回の記事をまとめます。
- ハローワークの雰囲気が暗く、行きづらいと感じる人が多い
- 就職相談をするのが恥ずかしいと感じるフリーターやニートが多い
- ハローワーク職員の厳しい対応を恐れる人がいる
- ハローワークの良い噂を聞かないため、利用をためらう人がいる
- 堅苦しいイメージがあり、相談しにくいと感じる人が多い
- ブラック企業が多いという不安を持つ人がいる
- 求人の質にバラツキがあり、信頼しづらいと感じることがある
- ハローワークは求人数が多く、利用価値が高い
- フリーターやニートでもハローワークを利用するメリットがある
- ハローワークは若者の就職支援にも力を入れている
- ハローワークの求人数は他の求人サイトと比較しても非常に多い
- 求人検索だけでもハローワークを利用する価値がある
- ハローワークに行きづらい場合、他の就職支援サービスを検討すべき
- エージェント系サービスはハローワーク以上に手厚いサポートが受けられる
- フリーターやニートでも利用できるエージェントサービスがある