プライベートの時間がない…
仕事を辞めたい。。。
残業に休日出勤ばかり…
自分の時間がほしいから転職してもいい?
毎日仕事に追われ、プライベートの時間がないのは辛いですよね。できることなら「仕事とプライベートを両立できる職場で働きたい」と考える人は多いはずです。
とは言え、「プライベートの時間がないことを理由に転職していいのか」「転職をするにしても不安」と悩みますよね。
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
そこでこの記事では、「仕事とプライベートを両立できる転職先の探し方」をまとめました。
ポイントは以下の通りです。
- 今の仕事と同じ業界や職種は注意
- 年間休日日数を目安にする
- 職場レベルで転職先の情報収集をする
なにかひとつでも参考になれば嬉しいです。
プライベートの時間がないから転職はアリ?転職の注意点
- キャリアもプライベートも自分の意志でコントロール
- 同じような仕事への転職は注意|プライベートの時間がない可能性が高い
- 年間休日数の多い仕事が目安|転職失敗リスクを回避
- 業種によって変わる平均年間休日数
- プライベートを確保しやすい仕事を見つけるには情報収集がカギ
- 失敗しないエージェントサービスの選び方
キャリアもプライベートも自分の意志でコントロール
ところで、「転職先の探し方」以前に
プライベートの時間がないから
転職なんてアリなの?
と悩む人もいるはずです。
これに関しての答えは、たったひとつの正解はないということです。
近年は、「ワークライフバランス」という言葉が一般的になったように、仕事とプライベートのバランスを意識する人が増えています。
【ワークライフバランスとは】仕事と生活のバランスがとれた状態を指す言葉。日本では働き方改革の中核を担う考え方。
ただ、仕事をバリバリこなすことに生きがいを感じる人もいれば、趣味に時間を費やしたり家族やパートナーと過ごす時間を大切にする人もいますよね。
つまり、価値観は人それぞれなので、自分の人生にとって何が大切かを考えて転職と向き合うのがベターです
もちろん、仕事を優先すれば昇進・昇給が早まるかもしれませんし、残業や休日出勤に勤しめば、会社の評価が上がったり働いた分の残業代は出るかもしれません。
ですが、「20代のうちにこれはやっておきたい」「家族ができたからそばにいたい」など、人には「今」しかできないことが仕事以外にもたくさんありますよね。
そのため、「プライベートの時間がないから仕事を変えたい」という思いは、決して間違ってはいません。
キャリアもプライベートも自分の意志でコントロールしていきましょう。
同じような仕事への転職は注意|プライベートの時間がない可能性が高い
ではここからは、「仕事とプライベートを両立できる転職先の探し方」をお伝えしていきます。
1つ目のポイントは、同じような仕事への転職は注意したほうが良いということです。
基本的に転職は、同業種・同職種への転職が最もハードルの低い方法と言われています。
下記のパターンでは、4に進むにつれて転職の難易度が上がります。
- 同業種・同職種
- 異業種・同職種
- 同業種・異職種
- 異業種・異職種
例えば、現在IT業界でエンジニア職に就いている場合は、
【転職先】
- 業界・IT
- 職種・エンジニア
- 会社・別の会社
このような転職がもっともスムーズなわけです。
そのため、転職をする人の多くは、同業種・同職種を転職先に選びます。
しかし、現在と同じような仕事を選んでしまうと、転職先でもプライベートの時間が少ない可能性があります。
なぜなら、同業種・同職種では、似たような勤務体系になりがちだからです。
転職をしても、業界や仕事の特性上、残業や休日出勤を強いられてしまったら、意味がありませんよね。。。
もちろん、職場によって残業や休日出勤の度合いは変わってくるので一概には言えませんが、「転職さえすればプライベートの時間が確保できる」と思い込むのはNGです。
同じ業界や職種では、プライベートの時間が確保できない可能性もあります。転職後に後悔だけはしないように注意してください。
年間休日数の多い仕事が目安|転職失敗リスクを回避
2つ目のポイントは、年間休日数の多い仕事を目安にすることです。
プライベートがない仕事は、言い換えると「休日が少ない仕事」と言えます。そのため、年間休日数の多い会社や業界に的を絞って転職活動を進めるのはひとつの方法です。
そこで目安となるのが、年間120日という休日数です。どうして年間120日かというと、この日数を超えていれば
- 週休2日
- 年末年始・夏休みで10日間程度
- 祝日
をきちんと休めるイメージになるため、プライベートの時間を確保しやすくなるからです。
逆に、労働基準法で最低ラインとなる休日数は105日。この日数を下回っている場合は、相当休みがなく労働基準法に触れている状態です。
業種によって変わる平均年間休日数
また、業種によって年間休日数の平均は大きく変わることも知っておきましょう。
年間休日数が多い業種を転職先に考えてみるのもひとつの方法です。
【年間休日数が多い業界TOP10】(単位は日)
- 自動車/輸送機器メーカー 135.2
- 電子/電気部品/半導体メーカー 132.7
- コンピューター/OA機器メーカー 130.9
- 医療機器メーカー 130.5
- 機械/電気機器メーカー 130.5
- 設備関連/プラントメーカー 129.6
- 家電/AV機器メーカー 129.6
- リース 129.4
- 通信/ネットワーク機器メーカー 129.4
- 化学/素材メーカー 128.8
見てわかるように、メーカー系は休日数が多い傾向にあります。
130日を超えるケースも珍しくないので、プライベートを充実させたい人にはおすすめできる業種と言えます。
逆に年間休日数が少ない業界は以下の通りです。
【年間休日数が少ない業界TOP10】(単位は日)
- コンビニエンスストア 95.8
- 外食/レストラン 96.0
- 芸能/芸術 99.1
- 理容/美容/エステ 105.0
- 放送 108.2
- 専門店/小売店 108.2
- レジャー/アミューズメント 108.3
- ホテル/旅館 108.8
- 建設設計 109.1
- ゼネコン/サブコン 109.8
サービス業や小売業、外食産業などは、土日や祝日、長期休みが稼ぎ時です。そのため、年間休日数もかなり少ない傾向にあります。
こうした業界では、プライベートの時間を確保しにくい可能性が高いので、転職先を選ぶ場合は参考にしてください。
年間休日数が調べられる場合は、120日を目安にすることをおすすめします。
プライベートを確保しやすい仕事を見つけるには情報収集がカギ
最後のポイントは、職場レベルの情報収集をすることです。
年間休日数を目安しようとお話しましたが、実はそれ以外にも、
- 残業の頻度や仕事量
- 持ち帰り仕事の有無
- 仕事以外の集まり
(勉強会や飲み会など)
などによっても、プライベートの時間は大きく左右されます。こうした求人票や会社情報では見えてこない情報は、職場レベルでの情報収集が必須です。
実は、個人で調べられる転職先の情報には限界があります。店舗を構えた職場ではない限り、転職先の内情まではリサーチできないからです。
そこで活用したいのは、エージェント系の転職サービスです。
エージェント系のサービスは、キャリアアドバイザー(担当者)が要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
つまり、エージェントを活用すれば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などを知ることができるわけです。
また、エージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせをしていたり、企業訪問をするなどして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを教えてもらえるのも大きなメリットです。
場合によっては、プライベートを重視できる環境か、残業はどのくらいで会社の集まりが頻繁な職場かどうかなどを聞き出せたりもします。
転職に対する不安は、「今後の見通しが立たない」「転職活動の進め方に自信がない」というケースがほとんどです。
エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにすることが可能です。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、エージェントを活用することで転職の不安や負担はグッと軽くなります。
使えるものは上手に活用して転職活動を有利に進めていきましょう。
プライベートの時間がない人の悩みや疑問を深堀り
- ストレスが半端ない|仕事で自分の時間がない
- 自分の時間がないからイライラするし疲れた
- 仕事とプライベートの境目がない
- 社会人の時間がない理由は?
- プライベートを犠牲にしてしまう人の特徴と対処法
- 効果的な時間管理術
- 仕事とプライベートはどっちが優先?
- プライベートがない人におすすめの仕事・職種
ストレスが半端ない|仕事で自分の時間がない
仕事が忙しくて自分の時間がないと、ストレスがたまりやすくなります。ストレスは心身の健康に悪影響を与えるため、早めに対処しましょう。
仕事のストレスが溜まる理由の一つは、仕事量の多さや仕事の優先順位が曖昧なケースが挙げられます。
何から手をつければ良いのか分からず、仕事が溜まってしまうのではないでしょうか。
これを解決するには、スティーブン・R・コヴィー氏の「時間管理マトリックス」を活用するのがおすすめです。
タスクを以下の4つのカテゴリー
- 重要・緊急
- 重要・緊急でない
- 緊急でない・重要
- 緊急でない・重要でない
に分けて仕事の優先度を視覚してみましょう。
休むことも仕事という意識に切り替える
また、残業が続くとプライベートの時間が削られ、リフレッシュする時間が取れなくなります。仕事のモチベーションが低下し、さらなるストレスを感じることになります。
さらに、仕事とプライベートの境界が曖昧になると、常に仕事のことを考えてしまい、気持ちが休まらない状態が続きます。
このようなストレスを軽減するためには、週末や休日にはきちんと休み、趣味や運動など、リフレッシュできる時間を取り入れてみてください。
「休むことも仕事」という意識に切り替えましょう。心身ともにリフレッシュすることで、ストレスを軽減することができます。
自分の時間がないからイライラするし疲れた
疲れとイライラは、仕事の効率が下がり、悪循環に陥ってしまいます。これを解消するには、効果的な時間管理とリラックスが大切です。
疲れがたまる原因のひとつは、十分な休息が取れていないことです。仕事が忙しいと、つい睡眠時間を削ってしまいがちですが、これが疲れの原因になります。
質の良い睡眠を確保するには、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけることが大切です。
また、イライラの原因としては、時間に追われるストレスや仕事のプレッシャーがあります。これを解消するためには、リラックスできる時間を意識的に作ることが必要です。
例えば、仕事の合間に短い休憩を取り、ストレッチや深呼吸をすることで、気持ちをリフレッシュすることができます。
さらに、仕事とプライベートのバランスを見直すことも重要です。趣味や運動、友人との交流など、自分が楽しめる活動を取り入れることで、気分転換ができます。
仕事とプライベートの境目がない
現代社会では、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちです。特にリモートワークの普及によって、このような悩みを抱える人は増加傾向にあります。
例えば、仕事のメールや電話がプライベートの時間にも届くと、常に仕事のことを考えてしまいますよね。その結果、気持ちが休まらず、ストレスがたまってしまいます。
また、仕事のために家族や友人との時間を犠牲にしてしまうと、プライベートな人間関係にも悪影響が出る可能性があります。
この問題を解決するためには、仕事とプライベートの時間や環境を明確にすることが重要です。例えば、仕事の時間と休息の時間をしっかりと分けるようにしましょう。
仕事が終わったらパソコンやスマートフォンをオフにして、完全にリラックスできる環境を作ることが大切です。
また、仕事のメールや電話は、就業時間内に対応するようにし、プライベートの時間にはできるだけ触れないようにする工夫も必要です。
社会人の時間がない理由は?
社会人が時間がないと感じる主な理由は、仕事量の多さや効率的な時間管理ができていないことが挙げられます。
仕事量が多すぎる
仕事量が多いと、どうしても時間が足りなくなります。特に、残業や休日出勤が常態化している職場では、プライベートの時間が削られてしまいます。
これを改善するためには、業務の効率化が必要です。例えば、定型業務を自動化するツールを導入することで作業時間を短縮することができます。
非効率な時間の使い方
時間の使い方が非効率であることも一因です。例えば、無駄な会議や長時間の通勤が挙げられます。
無駄な会議を減らし、必要な会議も短時間で効率的に進めるようにしましょう。また、リモートワークを取り入れることで、通勤時間を削減し、その時間を有効に活用できます。
プライベートの侵食
さらに、プライベートの時間が仕事に侵食されている場合もあります。
例えば、仕事のメールや電話がプライベートの時間に来ると、常に仕事のことを考えなければならなくなります。
これを防ぐためには、仕事とプライベートの境界を明確にすることが重要です。就業時間外は仕事の連絡を受けないようにするなど、ルールを決めておきましょう。
プライベートを犠牲にしてしまう人の特徴と対処法
仕事を優先しすぎてプライベートを犠牲にしてしまう人には、いくつかの特徴があります。
まず、根が真面目で責任感が強い人は、与えられた仕事を完璧にこなそうとしがちです。その結果、自分の時間を犠牲にしてでも仕事に取り組む傾向があります。
また、何でも引き受けてしまう性格の人も断ることができずに仕事量が増え、プライベートの時間が減ってしまいます。
このような人は、自分で全てを完結しようとする傾向もあります。他人に頼ることが苦手で、全ての仕事を自分でやり遂げようとするため、仕事の負担が大きくなります。
これが続くと、ストレスがたまり、最終的には心身の健康にも悪影響を及ぼします。
仕事の優先順位を見直す
対処法としては、まず仕事の優先順位を見直すことが重要です。
全ての仕事を完璧にこなす必要はなく、優先順位の低いタスクは他の人に任せるか、後回しにすることを検討しましょう。
また、断る勇気も大切です。無理な仕事を引き受けず、自分の時間を確保するために、必要な場合は上司や同僚に相談することも考えてみてください。
効果的な時間管理術
効果的な時間管理術を身につけると、仕事の効率が上がりプライベートの時間を増やすことができます。
ここでは、実践しやすい時間管理術を紹介します。
タスクの優先順位を決める
重要度と緊急度に基づいてタスクを分類し、優先順位をつけると効率的に作業を進めることができます。
先ほどお伝えした「時間管理マトリックス」を活用して、時間の無駄を減らし、効率的にタスクをこなしましょう。
スケジュールを立てる
1日の始まりにその日のスケジュールを立てることで、時間を無駄なく使うことができます。具体的には、以下の3ステップでスケジューリングします。
- ToDoリストを作成
- 各タスクにかかる時間見積もり
- スケジュールに組み込む
定期的にスケジュールを見直し、必要に応じて調整することで柔軟に対応できます。
ポモドーロ・テクニック
集中力を維持するためにポモドーロ・テクニックも取り入れましょう。
ポモドーロ・テクニックは、25分間集中して作業し、その後5分間休憩を取るというサイクルを繰り返す方法です。集中力が持続しやすくなるテクニックです。
また、スマートフォンの通知をオフにする、静かな環境で作業するなど、集中力を高める工夫も有効です。
仕事とプライベートはどっちが優先?
仕事とプライベート、どっちを優先したいと考える人が多いのでしょうか?
婚活企業のIBJが調査した「仕事とプライベートどちらを優先した働き方をしたい?」というアンケートでは、男女共に約8割が「プライベートを優先したい」と回答しています。(引用データ:婚活総合サービス 株式会社IBJより)
現代では、圧倒的にプライベートを優先したい人が多いのです。
例えば、残業時間がなくなった場合、多くの人はその時間を趣味やリラックスタイムに充てたいと考えています。
仕事以外の時間を充実させることで、「全体的な生活の満足度が向上する」と考える人が多いようです。
プライベートがない人におすすめの仕事・職種
現在プライベートの時間がない方は、転職先の仕事選びは非常に大切です。ここでは、プライベートの時間を確保しやすい職種を紹介します。
事務職
事務職は基本的に定時で終わることが多く、残業が少ない職場も多いです。
特に大企業の総務や経理など、ルーチンワークが多い部署では、業務が安定しており、予定が立てやすいのが特徴です。
シフト制のサービス業
例えば、ホテルや飲食店のスタッフ、コンビニの店員などはシフト制で働くことが多いため、自分の希望に合わせて休みを取りやすいです。
これにより、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。
ITエンジニア
特にリモートワークが可能な企業では、自分のペースで仕事を進めることができるため、プライベートの時間を柔軟に調整することができます。
ただし、プロジェクトの進行状況によっては忙しい時期もあるため、自己管理が重要です。
製造業のライン工
製造業の中でも特にライン工は、決められた時間に決められた作業を行うため、残業が少なく、定時で帰宅できることが多いです。
また、業務内容が明確であるため、ストレスが少ないのも特徴です。
まとめ:プライベートの時間がない仕事は辞めるべき!?ワークライフバランスを保てる転職先の探し方
- プライベートの時間がないから転職はアリかを検討する
- キャリアもプライベートも自分の意志でコントロールする重要性
- 同じような仕事への転職はプライベートの時間がない可能性が高い
- 年間休日数の多い仕事を目安にすることが転職失敗リスクを回避する
- 業種によって変わる平均年間休日数を把握する
- プライベートを確保しやすい仕事を見つけるには情報収集がカギとなる
- 転職エージェントを活用して失敗しないエージェントサービスの選び方を学ぶ
- 同業種・同職種の転職は勤務体系が変わらない可能性が高い
- 年間休日数120日以上の仕事を目安にする
- メーカー系は年間休日数が多い傾向がある
- サービス業や小売業は年間休日数が少ない
- エージェントは職場の雰囲気や上司の人柄など詳しい情報を提供してくれる
- 転職活動での不安や負担をエージェントを活用して軽減する