大学中退でもマイナビ転職を使って就活できる?
マイナビエージェントで仕事を紹介してもらえる?
大学中退後に就職を目指す人のなかには、マイナビ転職やマイナビエージェントを活用したいと考える人は多いはずです。
しかし、
- 大学中退者は使えるのか?
- 大学中退でも
サポートしてもらえるのか
と悩む人も多いのではないでしょうか?
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
実は僕もフリーターから就職したので、同じように悩んだ経験があります。
結論を先に言うと、大学中退でもマイナビ転職やマイナビエージェントは使えます。
しかし、マイナビだけ(のみ)を活用するのは、就職チャンスを逃す可能性があるので注意が必要です。
大学中退者が就職チャンスを広げるには、マイナビ転職やマイナビエージェント以外の就職サービスにも目を向けることが大切です。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに「大学中退者のためのマイナビ活用術」をまとめました。
参考にして就活を進めてもらえると嬉しいです。
- マイナビサービスの違いを知る
- 大学中退者は
「マイナビだけはNG」な理由 - 大学中退者が活用したい
就活サービスとは
大学中退で就職するなら知っておきたいマイナビ転職とマイナビエージェントの違い
まずはじめにマイナビの転職(就職)サービスについて知っておいてほしいことがあります。
ひと口に「マイナビ」と言いますが、実はマイナビは様々なサービスを展開しています。
大学中退で就職を目指す場合、候補に上がるのは以下の3つの就職サービスです。
- マイナビ2025
(年度によって名称は変わる) - マイナビ転職
- マイナビエージェント
それぞれサービス内容を簡単にチェックしていきましょう。
「それはもう知ってる」という方は、こちらのリンクをクリックすると次の章に進めます。
マイナビ2025
マイナビ2025
⇒学生や既卒者のための就職情報サイト
マイナビのサービスで最も有名なのは、「マイナビ2025」ではないでしょうか。
主に学生や既卒者のための就職情報・インターンシップ情報を扱っているサービスです。
そのため、大学中退で就職を目指す場合は対象外となる可能性が高いと言えます。
マイナビ転職
マイナビ転職
⇒求人情報サイト・転職サイト
マイナビ転職は、いわゆる「求人情報サイト」です。
転職・就職をする人なら誰でも登録が可能なサービスです。
サービス利用の流れは以下のとおり。
- 会員登録
- 求人を探す
- 応募する
- 企業とやりとりする
- 書類選考や面接を受ける
- 内定へ
基本的にマイナビ転職は、セルフサービス(自力)で就活を進めるタイプの就職サービスです。
企業とのやりとりや面接対策などもすべて自分で行う必要はありますが、その分マイペースに就活を進めることができます。
もちろん、大学中退でも活用できますが、就活をすべて自力で行う必要があるので、
- 不安や疑問を相談できない
- モチベーション維持が難しい
- 面接のコツが掴めない
など、デメリットもあります。
マイナビエージェント
マイナビエージェント
⇒転職エージェント
マイナビエージェントは、キャリアアドバイザー(担当者)が転職を1からサポートしてくれるエージェントサービスです。
マイナビ転職が「セルフサービス」なのに対し、マイナビエージェントは担当者と二人三脚で就活や転職を進めるイメージ。
- 適正や希望にあった求人を
紹介してもらえる - 詳細な企業情報を
教えてもらえる - 書類・面接対策を
アドバイスしてもらえる
など、コンシェルジュのようなサービスです。
企業とのやりとり、面接のセッティングなども担当者が手配するので、就活がとても楽になります。
求人情報サイトとエージェント系サービスは、それぞれにメリットがあります。
大学中退で就職を目指すのなら、求人情報サイトとエージェントサービスは併用するのがおすすめです。
大学中退の就活はマイナビ転職やマイナビエージェントだけを頼らないことが大切
ここからは、就職チャンスを広げるにはマイナビ転職やマイナビエージェント以外の就職サービスを活用することが大切な理由についてお話していきます。
繰り返しになりますが、大学を中退していてもマイナビ転職やマイナビエージェントは使えます。
しかし、マイナビエージェントについては、公式サイトのFAQに以下のような内容が掲載されています。
Q:正社員としての就業経験がないのですが、サービスを利用できますか?
ご登録は可能です。
ただし、マイナビエージェントは主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験しかお持ちでない方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります(弁護士資格、公認会計士資格、医師・薬剤師・看護師などの医療系有資格者の場合は除きます)。
あらかじめご了承ください。
引用元:マイナビエージェントより
要点をまとめると、以下のような注意書きです。
- 大学中退でも登録可能
- ただし正社員経験がないと求人紹介は難しい
つまり、大学中退者はマイナビエージェントのサポートを満足に受けられない可能性が高いわけです。
実はこうした傾向は、マイナビエージェントに限った話ではありません。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
などの大手総合型転職エージェントも同じ状況です。
例えば、リクルートエージェントの公式サイトにも以下のような記載があります。
【リクルートエージェント】
Q:正社員としての就業経験がないのですが、転職支援サービスを利用できますか?
はい、ご利用いただけます。
ただ、お預かりしている求人は、即戦力を求めるものが多いため、実務経験を重視する傾向にあります。
そのため、企業での正社員としての実務経験をお持ちでない場合、ご紹介の可能性は低くなりますので、あらかじめご了承ください。
もちろん、大学中退者は全くチャンスがないというわけではありません。
しかし、せっかく登録をしても仕事を紹介してもらえなかったり、サポートを断られてしまったら意味がありませんよね。
そのため、マイナビエージェントだけを頼るのではなく、自分の状況にあった就職エージェントも活用して就活を進めることをおすすめします。
【就職チャンスを広げる】大学中退者は未経験者を専門にしているエージェントを使おう
では、大学中退者はどんな就職サービスを使ったら良いのでしょうか?
それはズバリ、「正社員経験がない求職者(未経験者)」を対象にしているエージェントサービスです。
近年は、人手不足や新卒獲得が難しい状況から、
- 既卒者
- 第二新卒
- フリーター
などを積極的に採用する企業は増加傾向にあると言われています。
その影響で、正社員経験がない求職者を対象にしたエージェントサービスも増えています。
マイナビエージェントのように知名度や人気は無くても、
- 未経験者向けの求人を紹介
- 悩みや疑問を相談しやすい
- 書類選考なしで面接に進める
など、サポートの質が高いサービスは就活の大きなプラスです。
大学中退で就職を目指すなら、未経験者専門のエージェント系サービスを賢く活用して就活を進めていきましょう。
正社員経験がなくてもしっかりサポートしてくれるエージェント
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
マイナビやエージェントを活用するために|大学中退の悩みや疑問を深堀り
- 大学の中退率は?どのくらいの割合で辞める?
- 履歴書に中退を書かないのはアリ?
- 退学と中退の違いは何?
- 大学中退の理由は履歴書にどう書くべき?
- 大学中退の最終学歴は?
- なぜ中退?大学中退で多い理由
- 中退をポジティブに活かす方法
大学の中退率は?どのくらいの割合で辞める?
大学の中退率はどのくらいなのでしょうか?
文部科学省の調査によると、大学の年間中退率はおおよそ2%とされています。(引用データ:文部科学省より)
一見するとこの数字は少なく感じるかもしれませんが、4年間で見れば、中退率は約7.8%に達することになります。
100人の新入生がいた場合、卒業するまでに7〜8人が何らかの理由で大学を辞めるという計算になります。
履歴書に中退を書かないのはアリ?
大学中退を履歴書に書く必要はあるのか?と悩む人もいるはずです。結論から言うと、中退の事実を書かないのはNGです。
まず、履歴書はあなたの学歴や職歴を正確に伝えるための重要な書類です。そのため、学歴を偽ったり、隠したりすることは「学歴詐称」と見なされることがあります。
たとえ意図的に隠したわけではなくても、後になってその事実が発覚すれば、内定が取り消されたり、最悪の場合、解雇に繋がるリスクもあります。
キャリア全体に大きな影響を及ぼす可能性があるため、履歴書には中退の事実を正直に書くことが望ましいです。
退学と中退の違いは何?
「大学退学」と「大学中退」に違いはあるのでしょうか?この2つは、似ているようで異なる意味を持っています。
一般的に、「中退」とは、本人の意思で学業を途中で辞めることを指します。
例えば、家庭の事情や経済的な理由、新たな目標が見つかった場合など、自らの意思で大学や高校を離れる決断をすることが「中退」にあたります。
一方で、「退学」とは、学校側からの指導や処分によって学業を続けられなくなることを意味します。
例えば、規則違反や成績不振により学校側が学生を辞めさせる場合が「退学」です。
大学中退の理由は履歴書にどう書くべき?
履歴書に「大学中退」を記載する場合、どのような理由を書けば良いのでしょうか。理由を正しく伝えることで、中退が必ずしもマイナスにはならないこともあります。
中退理由を記載する際は、その理由が前向きであることを強調するのがポイントです。
たとえば、「学業を通じて自分の興味やキャリアの方向性が明確になったため」といった理由で中退した場合、それを素直に伝えることで、自己成長をアピールできます。
前向きな理由がある場合は、それを積極的に記載しましょう。
一方で、経済的な事情や健康上の問題など、やむを得ない事情で中退せざるを得なかった場合もあるはずです。
この場合は、事実を正直に記載し、現在はその問題が解決していることを伝えましょう。
例えば、「経済的事情により中退しましたが、その後は安定した収入を得るために努力してきました」といった形で記載します。
責任感や努力を評価してもらえる可能性があります。
もし、中退理由が説明しにくい場合や前向きに言い換えられない場合は、無理にネガティブな理由を書く必要はありません。
この場合は、「一身上の都合により中退」などの表現にとどめておくのも一つの方法です。ただし、面接時には詳細を問われる可能性が高いため、準備をしておくことが重要です。
最も大切なのは、中退理由がその後の行動や選択と一貫性があることです。
履歴書には事実を正直に記載し、その理由が自分の今後のキャリアにどうつながっているかを伝えられるようにしておきましょう。
これにより、採用担当者に誠実さと前向きな姿勢を示すことができます。
大学中退の最終学歴は?
結論ですが、大学を中退した場合の最終学歴は「高卒」になります。これは、最終学歴が「卒業した最も高い教育機関」を指すためです。
大学1年生で中退した場合でも4年生で中退した場合でも、最終学歴は高卒になります。
そのため、求人の応募条件として「大卒以上」が求められている場合、大学を中退していると応募資格を満たさない可能性があります。
そのため、就職活動を行う際には、自分が応募する企業や職種の条件をしっかりと確認し、最終学歴が「高卒」であることを前提に選ぶことが大切です。
しかし、大学中退後に専門的なスキルを身につけたり、仕事を通じて実務経験を積んだりした場合、その経験が評価されることもあります。
採用担当者は、学歴だけでなく、能力や経験、これまでの努力を見ています。
大学中退で多い理由とは?なぜ中退する?
大学を中退する理由は、人それぞれです。しかし、共通してみられる理由もあります。ここでは、割合の多い「中退理由」を見ていきましょう。
文部科学省が調査した「大学中退理由」によれば、以下のような結果が出ています。
大学中退理由
- 転学など 17.8%
- 学生生活不適応、修学意欲低下 16.8%
- 就職・起業等 14.2%
- 経済的困窮 13.1%
- 学力不振 8.0%
- 心神耗弱・疾患 6.1%
- 病気・怪我・死亡 3.8%
- 海外留学 0.7%
- その他 17.8%
- 不明 1.7%
大学中退で多い理由の一つは、「進路変更」や「他の道を選ぶ決断」などの転学です。
入学後に自分のやりたいことが明確になり、それが大学での学びと一致しない場合、専門学校や他の大学への転学、または就職や起業といった別の道を選ぶ学生もいます。
このような選択肢は、必ずしもネガティブな理由ではなく、むしろ自分の将来に向けた積極的な決断といえるでしょう。
次いで多いのは、「学業への意欲低下」です。
入学時には高いモチベーションを持っていても、実際に大学生活が始まると、思い描いていた大学生活とギャップを感じることがあります。
例えば、授業内容が自分の興味や将来の目標に合わなかったり、学業とアルバイトの両立が難しくなったりすると、学業への意欲が低下し中退を考える学生が増えます。
この場合は、中退理由をきちんと考えたうえで就活をすることが大切になります。
中退をポジティブに活かす方法
就活で大学中退をポジティブに活かすにはどうしたらよいのでしょうか。中退をどのように活用するかによって、キャリアが大きく変わる可能性があります。
自分の選択を肯定的に捉えることが大切
大学を中退した理由が何であれ、それはあなたが真剣に考えた結果のはずです。その選択があったからこそ、今の自分があると考え、過去の決断を肯定しましょう。
自分の選択に自信を持つことで、他者に対してもその経験を前向きに伝えることができます。
中退後に得た経験を強調することが重要
大学を中退した後に、何をしてきたのかが大きなポイントになります。
例えば、アルバイトでの実務経験、専門学校での学び、資格取得など、どんな経験もあなたの成長を支えるものになるため、アピールポイントとして活かすことができます。
このような経験を具体的に説明することで、面接官にあなたの意欲や能力を伝えることができます。
中退を通じて学んだ教訓を共有する
例えば、「中退を通じて自分の本当にやりたいことに気づいた」「やりたいことに向かって努力してきた」などの具体的なエピソードを話せるように準備しましょう。
面接官にあなたの真摯さや成長意欲をアピールできます。このようなエピソードは、あなたの人間性や将来の可能性を強く印象づけることができます。
未来志向であることを強調する
中退という過去の出来事に囚われるのではなく、それを糧に今後のキャリアをどう築いていくかに焦点を当てましょう。
面接や就職活動では、「中退後に何を学び、これからどう活かしていくか」を具体的に伝えることで、採用担当者にあなたの前向きな姿勢を感じてもらうことができます。
まとめ:マイナビ転職やマイナビエージェントは大学中退でも使える?損をしない活用術
最後に今回の記事をまとめます。
- マイナビには複数の転職サービスがある
- 大学中退者にはマイナビ2025は対象外となる可能性が高い
- マイナビ転職は求人情報サイトで、セルフサービスでの就職活動が基本
- マイナビ転職は大学中退者でも利用可能
- マイナビエージェントは担当者が転職をサポートするエージェントサービス
- マイナビエージェントは正社員経験がないと求人紹介が難しい場合がある
- 大学中退者にはマイナビエージェントのサポートが限定的になる可能性がある
- マイナビエージェントだけに頼るのはリスクがある
- 大学中退者には未経験者専門の就職エージェントを活用するのがおすすめ
- 未経験者向けのエージェントサービスでは、手厚いサポートが受けられる
- 就職カレッジ(ジェイック)は未経験者に特化した就職サービス
- キャリアスタートは未経験者向けにマンツーマンでフルサポートを提供する
- ハタラクティブは適職探しと早期内定に強みがある就職エージェント
- 大学中退者は複数のエージェントを活用して就職チャンスを広げるべき
- 未経験者向けエージェントは大学中退者の就職活動を強力にサポートする
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ