
このままニートはヤバイ。。。どうしたらいい?

ニート生活に危機感を感じる。。。1歩前に進みたい
この記事を読んでいるということは、ニート生活に危機感を感じているはずです。
とは言え、具体的にどうしたらいいか分からない方は多いと思います。

はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
実は僕もフリーター(ニート歴あり)から就職した経験があるので、不安な気持ちはよくわかります。
この記事では、ニートに危機感を感じたときの対処法として、僕が実際に取り組んだ3つのことをお伝えします。
結論から言うと、ニート生活に危機感をもっているということは、自分を変えるチャンスです。その「危機感」を力に変えて、一歩踏み出すことが大切です。
ニートが許される年齢や社会復帰率などのデータを交えながら、ニートを抜け出す方法を徹底解説します。
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ニート生活の危機感は行動の原動力になる
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危機感を感じたときこそ現状を変えるチャンス
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金銭的な問題がニート生活を厳しくする
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長期間のニート状態は社会復帰を困難にする
ニートはヤバイ!?危機感をもったときこそ自分を変えるチャンス
- 危機感はニート脱出の大きな原動力
- ニートがやばい3つの理由と向き合う
- 危機感を感じた僕が取り組んだ3つのこと
- ひとりで悩まないことが大切
- 注意したいエージェント選び
- 「ニートだからなんでもいい」はNG
危機感はニート脱出の大きな原動力
冒頭の話を聞いて、

ニートに危機感を
もったときこそチャンス
ってどういうこと!?
と疑問に思った方は多いかもしれません。
これはどうしてチャンスなのかというと、「ニートはやばい」「将来が不安」「なんとかしたい」とと強い危機感をもったときこそ、現状を変える強い力が湧いてくるからです。
ヤバイという危機感が原動力となり、
- 生活を変えやすくなる
- 就活がしやすくなる
- 一歩踏み出しやすくなる
など、チャンスが生まれやすくなるのです。
ホメオスタシスの作用
実は人間には、「ホメオスタシス」と呼ばれる、内部環境を一定状態にキープする働きがあることをご存知でしょうか?
例えば、体温を下げるために汗をかいたり、逆に上げるために体を震わせたり。意識しなくても、一定状態を維持するシステムが備わっています。
この「ホメオスタシス」は、心理的にも作用すると言われ、現状のライフスタイル・環境も維持しようとします。
つまり、ニート生活に慣れてしまうとニート生活を維持しようとするのが人間なのです。
なぜなら、無意識のレベルで体は「環境を変える=あまり良くないことだ」と認識しているからですね。
そんな人間の特性から抜け出すには、大きな原動力が必要です。その原動力となるのが、「ニート生活を続けたらやばい」という強い危機感です。
そのため、不安を感じるのは辛いかもしれませんが、ニート生活に危機感を抱くときこそ、一歩前に進むチャンスです。

このチャンスを活かして、ニート脱出を成功させましょう。
ニートがやばい3つの理由と向き合う
次に考えてみてほしいのは、ニート生活がやばい理由です。
もしも、「なんとなくニートはやばいと思う」「漠然と将来が不安」「実は真面目に将来を考えたことがない」という場合、一度ニートを続けた未来と向き合ってみてください。
危機感を感じる理由がクリアになれば、一歩を踏み出すモチベーションになります。
僕自身、フリーターやニート生活を続けた未来と向き合った結果、
- このままじゃ後々大変だ
- 絶対に後悔する
- はやくなんとかしたい
と心の底から思えたことで、重い腰を上げることができました。
ここからは、ニート生活を続けた未来について知っておくべきポイントを見ていきましょう。
金銭的に立ち行かなくなる
ニート生活が未来を危機的にする大きな理由のひとつは、金銭的な問題です。
もし、「山のように貯金があって一生お金には困らない」「親が資産家だからなんの不自由もない」というなら話は別ですが、収入源のないニートは、将来高確率で生活が立ち行かなくなってしまいます。
「実家で暮らしている」「親の援助がある」という場合でも、いずれは金銭的に苦しくなる可能性が高いと言えます。
ちなみに、ひとり暮らしの生活費を調べたデータでは、全国平均で月に約14万円かかることがわかっています(※税金や保険等は含んでいません)。
また、若いうちは考えられないかもしれませんが、老後(リタイア後)に必要なお金や医療費などは、年齢を重ねるごとに必要となってきます。
そのため、ニート生活に危機感を抱いているなら、まずは最低限の収入を確保することが大切です。
もちろん、お金が全てではありませんが、金銭的な問題は不安や危機感に直結します。後悔のないように、できるだけ早いうちに向き合っておくべき問題です。
交友関係がなくなる
金銭的な問題に次いで危機感を持つべきは、交友関係です。
近年、高齢者の孤独死が社会問題になっています。「ひとりのほうが楽」という人は多いかもしれませんが、基本的に人間は社会的な動物です。
【社会的動物とは】社会を構築してその中で生活する動物を指す
たったひとりで生きられるほど、強い存在ではありません。
ニート生活を続けると、周りからは孤立しやすくなり、交友関係が極端に狭くなってしまいます。
僕もニートだったころは、
- 友達が離れていった
- 家族と連絡を
取るのが億劫だった - 社会との接点がなくなった
など、孤独な日々を過ごし、精神的に辛かった記憶があります。
「交友関係はお金以上に大切なもの」と言えるので、今繋がっている関係は大切にして、今後は積極的に交友関係を広げることを目標にしてはいかがでしょうか。
働きたくても働けなくなる
未来を危機的にする3つ目の理由は、ニート期間が長くなるほど働くことが難しくなるという事実です。
たとえニートだったとしても、20代など若いうちは比較的就職するチャンスがあります。
しかし、30代、40代と年齢を重ねるごとに働きたくても雇ってもらえなかったり、ブラック企業のターゲットになったり、仕事を選べないなど、厳しい状況になってしまいます。
ニートから就職を目指す場合、基本的に「未経験枠の求人」に応募することになりますが、年齢が上がるにつれて、そうしたチャンスもどんどん減っていきます。
そのため、できる限り年齢の若いうちに正社員を経験することは非常に大切です。
ニート生活に危機感がある今こそ、就活をはじめるチャンスです。

危機感を感じた僕が取り組んだ3つのこと
ではここからは、僕がニート生活に危機感を感じ取り組んだ3つのことをお伝えします。
「危機感はあるけど何ををしたらいいかわからない」「なかなか一歩が踏み出せない」と悩んでいるなら、以下の3つから始めてみてください。
- 就活アイテムを揃える
- 生活リズムを整える
- エア通勤をしてみる
就活アイテムを揃える
ニート生活に危機感があっても、「ついつい楽な方向に流されてしまう」という方は多いかもしれません。
そこでおすすめしたいのは、
- 就活アイテムを揃える
- 就活の邪魔になるものを
処分する
という行動です。
具体的に僕がやったことは以下のとおりです。
- スーツや革靴を新調した
- 履歴書を買った
- 美容室で髪を切ってもらった
- 最低限の身だしなみを整えた
- 運動をはじめた
まず、ニートを脱出すると決めて最初にやったことは、スーツや革靴の新調です。
「形から入ること」を意識して、美容室で髪を切ってもらい身だしなみも整えました。
お金はかかりますが、形を整えれば気持ちが引き締まり、身の回りを整えると自然にやる気のスイッチが入ります。
そして、履歴書を購入し、職務経歴書の作成にも取り掛かりました。
また、ニートを続けていると運動不足になりがちです。体力的に不安を感じたので、自宅で簡単な筋トレをしたり、なるべく歩くなど体を動かすようにしました。
体を動かすとメンタルも前向きになるため、非常におすすめです。
そして、ニートを脱出する妨げになるものと距離を置くようにしました。
僕はニート生活をしていたころ、大半の時間をネトゲに費やしていました。ゲームが悪いわけではありませんが、身近に中毒性の高い娯楽があると、ついついダラダラと続けてしまいます。
そのため、ゲーム機はメルカリで売って処分。売ったお金はスーツ代や交通費に充てました。
もちろん、ニートを抜け出すために必ず娯楽を禁止する必要はありません。
ですが、今一番大切なことに集中できる環境を作り出す努力は必要です。
生活リズムを整える
ニート生活をしていると、
- 昼夜逆転生活をしている
- 午前中に起きられない
- 外に出るのが億劫・怖い
など、生活リズムが乱れがちな人は多いはずです。
僕がニートだったころも、「朝までネトゲをして起床時間は午後」なんてことが普通でした。
仮に夜勤や不規則な勤務時間の仕事を選ぶなら、それでも良いかもしれませんが、大半の会社は朝出社して日中に仕事をします。
そのため、生活リズムの乱れを直しておくことは非常に大切です。
生活リズムを夜型から朝型に戻すには、早く寝ようとするより「早く起きること」にフォーカスするのがおすすめです。
人間の体には、「朝日のひかりを浴びると体内時計が朝方に切り替わる」という、サーカディアンリズム(概日リズム)という仕組みが備わっています。
つまり、朝日が注ぐ時間帯に起きていることが生活リズムを整えるコツと言えるわけです。
無理をして早く寝ようというよりも、朝日を浴びることを優先すれば生活リズムは整いやすくなります。
エア通勤をしてみる
また、生活リズムが整っても、「ニート生活が長くて外に出るのが億劫…」と悩む人も多いかもしれません。
「外出して人と接するのが怖い」という方もいるのではないでしょうか?
そんなときに試してほしいのは、「エア通勤」です。
エア通勤というのは、その名のとおり「通勤しているふり」をすることです。
- 出社に間に合う時間に起きる
- スーツを着て身支度をする
- サラリーマンに混じって
通勤電車に乗ってみる
このように、通勤を実際にやってみます。
就職先が決まっていなくても、エア通勤を2〜3回繰り返すことで、

自分にも通勤くらいはできそうだ
という自信が湧いてきます。
「そんなの意味があるの?馬鹿らしい」と思う人もいるかもしれませんが、実際に就職した場合のシミュレーションをすることで、億劫な気持ちや恐怖心は確実に和らぎます。
ひとりで悩まないことが大切
そして、もうひとつお伝えしたい大切なことは、ひとりで悩まないことです。
きっと、いくらニート生活に危機感をあっても、
- 仕事の探し方
- 書類や面接対策
- 企業とのやりとり
などがわからないと、なかなか1歩を踏み出せないはずです。そもそも、なにから手をつけていいか分からない方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、ひとりで悩むのはやめましょう。
ニート生活の危機感をひとりで抱えてしまうと、悪い方向に考えがちですし、せっかく「就職したい!」と思っても、モチベーションを保つのは大変です。
そのため、頼れるものは積極的に利用してひとりで悩まない環境をつくることから始めることを強くおすすめします。
幸い今は、フリーターやニートなどの未経験者を専門的にサポートしてくれる就活サービスが充実しています。
- 若者ハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などです。
もしかすると「他人にサポートしてもらうのは恥ずかしい」と思うかもしれませんが、専門家の力を借りたほうが、就活はグッと楽になります。
とくに「就職エージェント」は、就活をしている人をサポートすることが前提のサービスですし、求人を出している企業と結びつきが強いため、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、

面接では、こんなアピールが好印象です。

職場の雰囲気はこんな感じですよ。
など、的確なアドバイスをもらえます。
もちろん、エージェントを使えば絶対に就職できるわけではないですし、「就職活動はひとりで進めたい!」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。
僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
などいろいろなメリットがありました。

まずは気になるサービスを1〜2社登録することからはじめましょう。

注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、ニートなどの未経験者をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記のようなエージェント系サービスは、非常に知名度は高いですが、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。

まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
ニートに危機感を感じるときの悩みや知っておくべきポイント
ここからは、ニートに危機感を感じている方に多い悩みや知っておきたいポイントについて解説していきます。気になる章だけ読んでいただければと思います。
- なんでもいいという気持ちで就職はNG?
- ニートが許されるのは何歳まで?
- 社会復帰率はどれくらい?
- ニート危機感と向き合うための方法7選
なんでもいいという気持ちで就職はNG?
「なんでもいいからとにかく就職しないと」「どんな仕事でも構わない」このように思っている方もいるかもしれません。
もちろん、就職することは大切ですが、なんでもいいから就職すればOKと考えるのはNGです。
なぜなら、せっかく就職できても、
- ブラック企業だった
- すぐに辞めてしまった
- 体を壊してしまった
となればニート生活に逆戻りです。短期離職をしてしまうと、再就職のハードルはさらに高くなり、自信も失ってしまいます。
そのため、最低限自分がきちんと納得する形で就職先を決めましょう。
「ニートだからなんでもいい」ではなく、きちんと情報収集をして自分に合う就職先を探してください。
そんな場合も就職エージェントのサポートは役立ちます。

ニートが許されるのは何歳まで?
ニートが許される年齢は、一概に「何歳まで」とは言えません。しかし、一般的には30代半ばまでと考えられます。
なぜなら、30代中盤を過ぎると正社員として採用される可能性が著しく下がってしまう傾向にあるからです。
そもそも、「ニート」という言葉自体は、15歳から34歳までの未就労・未就学者を指します。この定義は、厚生労働省など公的機関に記されています。
日本では失業者を除く概念として登場し、対象年齢も15歳から34歳と広い年齢層に対して用いられるようになった
そのため35歳以上になると「中年無業者」など別の呼称で扱われることもあります。
35歳以上になると、企業側は「即戦力」を求める傾向が強まります。
そのため、新卒や若年層向け求人とは異なる枠組みで採用活動を行うことになり、結果として35歳以上の未経験者や長期無職者への採用ハードルは高くなってしまうのです。
いつ行動するべきかを意識する
ただし、「何歳までなら許されるか」を考えるよりも、「いつ行動するべきか」を意識することが重要です。実際には年齢制限よりも本人の意識次第で社会復帰は可能です。
「今」が最適なタイミングだと思い、一歩踏み出すことこそ最初のステップとなります。
社会復帰率はどれくらい?
結論から言うと、ニートの社会復帰率は約39.4%とされています。この数字は、15歳から34歳までのニート状態だった人が1年後に社会復帰した割合を示しています。
社会復帰には正社員、パート・アルバイト、契約社員などの形態が含まれます。(引用データ:独立行政法人労働政策研究・研修機構より)
この数字を見ると、約4割の人が社会復帰を果たしていることがわかります。ただし、年齢や性別、学歴によって復帰率には大きな差があります。
例えば20代前半の女性は51.8%と比較的高い復帰率を示していますが、30代後半の男性では21.5%と低下します。
このように、若い世代ほど復帰の可能性が高く、年齢が上がるにつれてその可能性は低くなる傾向があります。
長期間のニート状態は社会復帰が難しくなる
また、学歴も重要な要素です。大卒者は高卒・中卒者に比べて社会復帰率が高い傾向にあります。
特に15~34歳の大卒女性は66.2%という高い復帰率を示しており、高学歴であるほど就職先の選択肢が広がることが影響していると考えられます。
一方で、長期間ニート状態が続くと社会復帰はさらに難しくなります。例えば10年以上ニート状態を続けた場合、正社員として就職できる可能性は大幅に低下します。
そのため、早めに行動を起こすことが重要です。
ニートの危機感と向き合う5つの方法
お伝えしたように、ニートから抜け出すためには「危機感」が大切です。この「危機感」を行動につなげるための方法を5つご紹介します。
これらの方法を実践することで、ニートを脱出する道筋が見えてくるはずです。
現状を客観的に把握する
現状を正確に理解することは、ニートから脱却する第一歩です。自分の置かれた状況や問題点を冷静に見つめ直すことで、具体的な計画が立てやすくなります。
まず、自分がなぜニートになったのか、その原因を明確にしましょう。例えば、「人間関係が苦手」「過去の失敗が怖い」など、理由は人それぞれです。
これらを紙に書き出すことで、頭の中を整理できます。
次に、自分の強みと弱みをリストアップします。得意なことや興味のある分野を明確にすることで、自分に合った目標設定が可能になります。
一方で、苦手な部分や改善すべき点も把握しておくと、対策を立てやすくなります。
現状を客観的に把握することで、自分自身への理解が深まり、次のステップへ進む準備が整います。
小さな目標を設定して行動する
大きな目標は、達成感を得られる一方で途中で挫折しやすいというデメリットがあります。そのため、小さな目標から始めることが成功への鍵となります。
例えば、「毎日10分間勉強する」「週に1回外出する」といった簡単に達成できる目標を設定します。このような目標は成功体験につながり、自信とモチベーションを高めます。
また、小さな目標は積み重ねることで大きな成果につながります。
例えば、「1日10分勉強」を続けていくと、新しいスキルや知識が身につきます。それが就職活動や社会復帰の際に役立つ武器となります。
さらに、目標達成後には自分を褒める習慣をつけましょう。「今日も頑張った」と自分自身を認めることで、ポジティブな気持ちが生まれます。
この積み重ねが自己肯定感の向上につながり、さらなる挑戦への意欲を引き出します。
スキルアップや資格取得で自信をつける
スキルアップや資格取得は、社会復帰を目指す上で効果的な手段です。新しい知識や技術を身につけることで、自信が生まれ、就職活動の際にも有利になります。
まず、自分の興味や得意分野を考え、それに関連するスキルや資格を調べてみましょう。例えば、ITに興味があればプログラミングやデザインのスキルを学ぶことができます。
また、事務職を目指す場合は、パソコンスキルや簿記資格の取得が役立ちます。これらは未経験者でも比較的取り組みやすい分野です。
資格取得を目指す場合は、独学だけでなく通信講座やスクールの利用も検討しましょう。
特に試験対策が必要な資格では、プロのサポートを受けることで効率よく学ぶことができます。
スキルアップや資格取得は、自分自身の可能性を広げるだけでなく、新しいキャリアへの道筋を作るきっかけにもなります。自分に合った方法で挑戦してみましょう。
メンタルヘルスを保ちながら行動する
メンタルヘルスを保つことは、社会復帰への道筋で非常に重要です。不安やストレスと上手に向き合う方法を知っておくことで行動力を維持できます。
まず、自分自身に過度なプレッシャーをかけないようにしましょう。
「完璧でなければならない」と考えると、不安感が増し行動できなくなることがあります。小さな目標から始めて、自分のできる範囲で進めていくことが大切です。
生活リズムを整えることも重要です。不規則な生活は心身の健康に悪影響を与えます。毎日同じ時間に起床し、バランスの取れた食事と適度な運動を心掛けましょう。
また、十分な睡眠時間を確保することでストレス耐性も向上します。
さらに、不安や悩みを書き出す習慣も試してみてください。紙に書くことで頭の中が整理され、自分自身の感情と向き合いやすくなります。
また、その内容について信頼できる人と話すことで解決策が見つかる場合もあります。
心身ともに健康でいることは、行動力とモチベーションにつながります。無理せず自分自身と向き合いながら進んでいきましょう。
就活をするならエージェントを活用する
先程もお伝えしたように、就活はひとりで悩まないことが大切です。
ニートを抜け出すには、頼れるものは積極的に活用して、少しでも「楽」に就活を進められる環境作りを心がけましょう。
そうすることで、就活を挫折するリスクをぐっと下げることができます。
エージェント系のサービスを活用することで、
- 仕事の探し方
- 書類や面接対策
- 企業とのやりとり
などを無料でサポートしてもらえます。
ニートやフリーターなど「未経験」を対象としたサービスを活用すれば、安心して相談することができます。

まとめ:ニートだった僕が危機感を感じて取り組んだ3つのことを徹底解説

最後に今回の記事をまとめます。
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危機感は現状を変える大きな原動力となる
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金銭的な不安がニート生活の継続を難しくする
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長期間のニート状態は就職のハードルを上げる
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交友関係が狭まると精神的孤立に繋がる
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若いほど社会復帰率が高い傾向がある
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ニート生活は親世代にも経済的負担を与える
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自己分析を通じて自分の強みと弱みを把握することが重要
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小さな目標設定で成功体験を積み重ねることが効果的
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スキルアップや資格取得は自信と就職の武器になる
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親や周囲との良好なコミュニケーションが支えになる
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生活リズムを整えることで行動力が向上する
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社会との接点を持つことが孤立感の解消に繋がる
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支援制度やサポート団体は社会復帰の大きな助けとなる
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メンタルヘルスを保つことが行動を継続させる鍵となる
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就職エージェントの活用で効率的に就活を進められる
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ