短大を中退したけどこれからどうしよう…就職したいけど
短大中退者は正社員になれない!?将来が不安。。。
短大を中退したその後は、
- フリーターになる
- 学校に入り直す
- 留学する
- 就職して正社員になる
など様々な選択肢があります。そのなかで、正社員就職を考えているなら、きっとこの記事が役立ちます。
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
今回は、僕の就活経験と人事目線をもとに短大中退者の就職術をまとめました。
- 就職に向けてすぐ動き出す
- 中退の不安をフォローする
- 希望は明確にしておく
- 企業のニーズを考える
- 就活はひとりで進めない
短大を中退していても、きちんとコツを押さえて就活をすれば就職のチャンスはたくさんあります。まずは前向きにトライすることが大切です。
どれも難しいことはないので、参考にしてもらえると嬉しいです。
短大中退したその後の就職術5つのコツを解説
- 就職に向けて今すぐ動き出そう
- 短大中退の不安をフォローする方法
- 面接官・採用担当者の信頼を得る回答3ステップ
- なんでもいいはNG|就活の希望を明確にする
- 企業のニーズを意識して就活を進める
- 挫折を防ぐ|就活はひとりで進めない
就職に向けて今すぐ動き出そう
1つ目の就活術は、今すぐに動き出すことです。
どうして「今すぐ」なの?
と思うかもしれませんが、基本的に就活は「早め」が有利になります。
なぜなら、短大中退者を採用する企業は、年齢の若い人材を求める傾向が強いからです。
どうして若い人材を求める企業が多いかというと、短大中退の人材(未経験者)を採用する企業は、一般的に
- 熱意・やる気
- バイタリティ
- 将来性
- 人柄(指導のしやすさ)
などを重視します。
例えば、30歳と22歳の人材が同時に応募してきたら、「バイタリティ」「将来性」を感じさせるのはどちらでしょうか?当然、22歳の応募者ですよね。
もちろん、年齢が上がっても、やる気や熱意がある人はたくさんいますが、将来性やバイタリティで軍配が上がるのは、やはり若い人材です。
また、年齢を重ねるごとに
- 未経験で応募できる求人は減少
- チャレンジできる
業界・職種が少なくなる - 自分より優位性のある
若い就職者が増える
などのリスクもあります。
実際、未経験で応募できる求人は年齢が上がるにつれて減少傾向に進むというデータもあります。
さらに22歳を過ぎると、同じ年齢で大卒者(大卒の既卒者やフリーター)が加わります。そうなると、ライバルに学歴で差をつけられることになります。
そのため、短大中退後は今すぐに動き出すことが大切です。
焦る必要はありませんが、「今すぐ行動する」と意識することが、就職チャンスを引き寄せるコツです。
短大中退後はフリーターでも良い?
もしかすると、
短大を中退したあとは、しばらくフリーターでもいいかも。
と考える人もいるかもしれません。
もちろん、期限を決めてアルバイトをしたり、目的をもってフリーターをするならそれもひとつの方法です。一概にフリーターが悪いとは言えません。
しかし、僕の経験から言って、短大中退後に何となくフリーターになるのはおすすめできません。
なぜならフリーターは、以下のようなデメリットがあるからです。
- スキルや職歴が積み上がらない
- 給料が上がりにくい
- 将来性が乏しく不安になる
- 社会的な信用が低い
- 結婚や恋愛で不利になりやすい
キャリアだけでなく、プライベートにも影響が出ます。
僕は約3年フリーターをしていましたが、もっと早く就職すればよかったと未だに後悔しています。
後回しにするよりは、「今」がんばって就職を目指したほうが、まだまだ就職先の選択肢は広いですし、あとで後悔せずに済むはずです。
就職したい気持ちが少しでもあるなら、出来る限り早めに動き出しましょう。
短大中退の不安をフォローする方法
2つ目の就活術は、短大中退の不安をきちんとフォローすることです。
きっと、短大中退後の就活で最も不安なのは面接だと思います。
短大中退の理由をどう説明したらいい?
学歴が高卒だと面接が不利になりそう
このように悩むのではないでしょうか?
しかし、「どう伝えるか」「どう捉えるか」によって面接の印象は大きくは変わります。
短大中退の理由で嘘をつくのはNG
きっと、短大を中退した理由は人それぞれだと思います。
いずれにしても、短大中退の理由は書類や面接で100%触れる必要がある項目です。そのため、扱い方次第で大きなマイナスに繋がります。
ただし、嘘をつくのは絶対にNGです。
とくに短大中退の事実は、そのまま書類に記載するしかありません。事実を記載しないと「学歴詐称」になるおそれもあります。
ここで大切なのは、中退をきちんとフォローできるように準備しておくことです。
面接官・採用担当者の信頼を得る回答3ステップ
面接で中退理由をフォローする際におすすめしたいのは、以下の3ステップを意識した回答方法です。
- 中退理由を簡潔に答える
- 反省点や得たことを伝える
- 今後の展望を意欲的に語る
この流れを意識することで、面接官や採用担当者の信頼を得ることができます。
例えば面接官に、
どうして短大を中退なさったのですか?
と質問されたとします。
その場合は、以下のように回答を組み立てます。
短大に進学したはいいが、どうしても勉強に興味がもてず中退の道を選んだ。
中退したことは反省している。しかし、中退して自分自身と向き合う時間を持ったことで本当にやりたい仕事が見つかった。
就職が叶ったら1日もはやく会社になくてはならない存在になれるようにがんばりたい。
このように、質問の回答だけでなく、反省点や得たこと、今後の展望を併せて伝えることで、前向きな印象で回答を終えることができます。
基本的に短大中退者を採用する企業は、面接の質問を通じて
- 短大中退をどう捉えているか
- 過去のマイナスを生かせる人材か
- 将来性はあるか(今後の展望)
などをチェックしています。
そのため、中退理由と反省点、自分の将来像を示すことで信頼獲得に繋がります。
お伝えした3ステップの回答を意識して、面接を乗り切りましょう。
なんでもいいはNG|就活の希望を明確にする
3つ目の就活術は、就活の希望は明確にすることです。
あなたは、このように考えていませんか?
短大を中退したし、就職できるならどんな仕事でもいい…
もしそうなら、「なんでもいい」という考えは改めましょう。
なぜなら、「就職さえできればなんでもいい」という姿勢は、面接官や採用担当者に
この人は本当に入社したいのか?他の会社でも良いのでは?
といった誤解を生む原因になるからです。
仮に就職できたとしても、
- 仕事が合わない
- 会社の雰囲気が合わない
- 企業研究不足だった
など、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性もあります。
そのため、短大中退後の就活では、「就職において何を優先したいか」をよく考えて、自分なりに的を絞っておくことが大切です。
優先順位をつけてみる
例えば、以下の項目で希望を書き出して、優先順位をつけてみましょう。
- 職種
- 業界
- 休日
- 労働時間
- 給料額
- 社風
優先順位をつけることで、
⇒やる気や熱意が伝わりやすくなる
就活後の満足度が上がる
⇒入社後にギャップを感じるリスクが減る
このようなメリットがあります。
もちろん、あまりにこだわりすぎると逆効果になりますが、希望を明確にすることで、就活のモチベーションは上がります。
その結果、
- 仕事探し
- 面接対策
- 入社後の満足度
に良い影響がでます。
あとで後悔しないように就活の希望は明確にしておきましょう。
企業のニーズを意識して就活を進める
4つ目の就活術は、企業のニーズを意識することです。
就活が上手くいかない人に多いのは、書類や面接で、
- 自分の希望だけ伝えている
- 背伸びをしたアピール
- 話を盛って体裁良く見せる
など、「自分勝手なアピール」に終始しているケースです。
先程お話したように、希望を伝えたりアピールすることは必要ですが、当然企業側にも
- こんな人材を募集中
- ○○のポジションに
最適な人がほしい - 採用基準は○○以上
といった希望(ニーズ)があります。
つまり、「応募者のアピール・希望」と「企業の希望(ニーズ)」が合致しないと、いくらアピールをがんばっても採用してもらえません。
そのため、就活を成功させるには、企業が短大中退者に何を求めているかをきちんと考えることが大切です。
企業のニーズに合致したアピールができれば、採用担当者や面接官の心に響き、内定に繋がる可能性は高くなります。
企業は「やる気や熱意」「人柄」を期待している
では、求人を出している企業は短大中退者に何を求めているのでしょうか?
実は、短大中退者をはじめとする「未経験者」に企業が求めるのは、「学歴」や「資格・スキル」ではありません。
もちろん、学歴やスキルはあるに越したことはないですが、それ以上に
- やる気・熱意
- 将来性
- バイタリティ
- 人柄・人間性
を求めている場合が多いです。
転職サイトのマイナビが調査した「第二新卒の採用で重視した基準」のデータを見ても、似たような結果となっています。
第二新卒の採用で重視した基準(複数回答)
- 入社意欲の高さ 41.5%
- 一緒に働ける人材か 36.5%
- 社内と合いそうな人柄か 33.7%
データ参照元:マイナビ転職 中途採用状況調査より
そのため、自分を大きく見せようと話を盛ったり、学歴やスキル不足を不安に思うのではなく、
- 入社したい理由をきちんと伝える
- 就職後にどう成長したいかを語る
- 人間性が伝わるエピソードを話す
など、基本的なことをしっかり伝える準備を欠かさないことが大切です。
「企業は何を求めているか」を考えて就活を進めることが好印象に繋がります。
挫折を防ぐ|就活はひとりで進めない
最後の就活術は、短大中退後の就活はひとりで進めないということです。
短大を中退していると、いざ就職しようと思っても
- どんな仕事が向いているか
わからない - 面接や書類に不安がある
- 就活のマナーや進め方に
自信がない
このように不安でいっぱいです。そもそもなにから手をつけていいかわからない人がほとんどのはずです。
実は僕がフリーターから就活をしたときも、なかなか就活がうまくいかず一度は挫折を経験しました。
せっかく就職したいと思っても、ひとりで悩んでしまうとモチベーションを保つのは大変です。挫折の原因にもなります。
そのため、就職の不安はひとりで抱えないことが大切です。頼れるものは頼って、少しでも楽に就活を進めることが成功の秘訣です。
就職サービスを賢く使って就活を乗り切る
幸い今は、短大中退後の就職をサポートしてくれる就職サービスが充実しています。
- ハローワーク
(若者ハローワーク) - サポステ
- 就職エージェント
などは、無料でキャリアアドバイザーやカウンセラーが就活をサポートしてくれます。
とくに就職エージェントは、求人を出している企業と結びつきが強く、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 事細かな情報を得られる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんのメリットがあります。
就職エージェントのキャリアアドバイザーは、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせをしたり、会社訪問をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える
アピール方法
などを握っています。つまり、エージェントのサポートを受けることで、情報収集の精度がグッと上がるわけです。
もちろん、「就活はひとりでやる」という人にはおすすめできませんが、相談できる環境があれば就活は非常に楽になります。
まずは就職エージェントを1〜2社登録して、キャリアアドバイザーと繋がりを作っておくことをおすすめします。
注意したいエージェントの選び方
ただし、エージェントの選び方だけは注意してください。
エージェントといえば、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」「doda」などが有名です。
しかし、いずれも基本的には社会人経験がある転職者を対象としたサービスです。
そのため、「サポートは難しい」と断られるケースも多いです。
短大中退で就職を目指す場合は、未経験者を専門としているサービスを活用してください。
そうすれば、きちんとサポートをしてくれますし、中退後に就職するコツを教えてもらうことができます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
短大中退から就職する人に多い疑問や悩みについて
ここからは、短大中退者に多い疑問や悩みをお伝えしていきます。気になる章があれば読んでみてください。
- 短大中退の学歴は?
- 履歴書の正しい書き方
- フリーターやニートになるリスク
- 短大中退の理由をどう伝える?
- 中退歴は本当に就職で不利になる?
- 短大中退後の編入学の可能性と手順
- 短大の中退率とその背景
- 短大中退者が就職しやすい職種
短大中退の学歴は?
短大を中退した場合、最終学歴は一般的に「高卒」として扱われます。
短大を卒業していないため「短大卒」にはなりませんが、短大に在籍していたこと自体は履歴書に記載することでアピールポイントに変えることができます。
学歴は就職における評価基準の一つでしかありません。
もちろん、学歴によって給料や待遇に差が出るケースは珍しくありませんが、結局就職してから周りに評価されるのは、
- 仕事をきちんとこなす
- 人柄が良い
- 自己成長に励んでいる
このような人物です。
「高学歴=仕事ができる」とは限りませんし、いくら高学歴でも自分勝手で付き合いづらい人は周囲から孤立してしまいます。
そのため、短大中退の学歴を過度に気にする必要はありません。
就活に関しても、現在は「人手不足」や「雇用情勢の変化」もあり、
- 学歴不問
- 未経験OK
- 中退歓迎
このような求人は増えています。
履歴書の正しい書き方
短大中退の履歴書の書き方は、採用担当者に誠実さと信頼感を示す重要なポイントです。中退歴は隠さず、正確・簡潔に記載することが大切です。
履歴書の学歴欄には、まず短大の入学年月日を記載します。
その下に
と書きます。この形式で記載することで、正確な経歴を示せます。
履歴書は公的な書類のため、虚偽の記載は厳禁です。虚偽が発覚すると、採用取り消しなどのリスクが生じるため、注意しましょう。
フリーターやニートになるリスク
短大中退後にフリーターやニートになってしまうと、長期的には生活や将来の選択肢に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経済的な面で不利
フリーターは時給制のため収入が不安定で、正社員のような昇給やボーナスは期待できません。
また、社会保険への加入が義務化されていない場合もあり、病気や怪我などで働けなくなった際に備えが不足します。
ニートの場合は収入がないため、家族に経済的な負担をかけてしまうことが多いです。
キャリア形成の機会を失う
若いうちは正社員への就職は比較的容易ですが、フリーターやニート期間が長引くと、正社員として採用される可能性がどんどん低下してしまいます。
ある調査によると、フリーター期間が3年以上になると正社員になれる確率は50%を下回るとされています。
心理的な面でもリスク
フリーターやニートの生活が長くなると、働くことに不安を感じやすく、自信喪失にもつながりやすくなります。
「正社員として通用しないのではないか」というネガティブな思考に陥りやすく、就職活動への一歩を踏み出すのが難しくなります。
短大中退の理由をどう伝える?
短大を中退した理由は、前向きでポジティブな印象を与えることが大切です。
就職活動では面接官に「なぜ短大を中退したのか」を聞かれる可能性が高いため、きちんと準備をしておきましょう。
やむを得ない事情がある
まず、やむを得ない事情がある場合は、その理由を明確に伝えます。
たとえば、経済的な理由や家族の介護など、個人の努力では解決が難しい事情があれば、それを説明してください。
この場合、面接官も理解を示しやすいため、不利になることは少ないでしょう。
ポジティブな中退理由
ポジティブな中退理由の場合も、具体的に説明することが重要です。たとえば、「留学のため」「専門的な勉強のために進路を変更した」などの理由が該当します。
この場合、目的意識の高さや自己成長への意欲をアピールできるチャンスです。具体的な行動や成果を交えて説明することで、採用担当者に良い印象を与えられます。
ネガティブな中退理由
たとえば、「学校に馴染めなかった」「単位が足りなかった」などの理由をそのまま伝えると、面接官にマイナスの印象を与える可能性があります。
このような場合は、中退をきっかけに何を学び、どのように成長したのかを具体的に説明しましょう。
たとえば、「学校での失敗を反省し、自己管理能力を高めた」といった前向きな姿勢を示すことが大切です。
中退理由と志望動機の一貫性
また、中退理由と応募先企業での志望動機に一貫性があると、さらに説得力が増します。
たとえば、「中退をきっかけに◯◯の分野に興味を持ち、御社の事業内容に共感しました」というように、応募先企業での将来像を描いて伝えると良いでしょう。
中退歴は本当に就職で不利になる?
短大中退の経歴があると「就職で不利になるのでは」と心配する方は多いはずです。
しかし、採用担当者が注目するのは、中退の理由とその後の行動です。正しく準備し、前向きな姿勢を示せば、不利な要素を十分にカバーすることが可能です。
採用担当者は中退そのものを問題視するわけではありません。「なぜ中退したのか」「その経験をどう活かしているのか」を重視します。
たとえば、経済的な理由や家庭の事情、留学や専門的な目標のための中退であれば、それをしっかり説明することで理解を得られます。
一方、学校に馴染めなかった、単位が不足したといった理由の場合は、その後にどのように改善し、成長したのかを具体的に伝えることがポイントです。
また、企業の中には学歴よりも実力や人柄を重視するところが増えています。特にポテンシャル採用を行っている企業では、学歴ではなく意欲や成長性を評価します。
そのため、中退歴があっても、未経験者を受け入れる求人に積極的に応募することで、新しいキャリアを築くことができます。
短大中退後の編入学の可能性と手順
短大中退後でも、他の大学に編入学することは可能です。ただし、編入の条件や手続きは大学によって異なります。
まず、編入学が可能かどうかは在籍期間や取得単位数によって決まります。
一般的に、2年次編入には1年間の在籍と30単位以上の取得が、3年次編入には2年間の在籍と60単位以上の取得が必要とされています。
編入試験では、学部や学科ごとに求められる知識やスキルが異なります。
一般的には、専門科目、小論文、面接などが課されることが多いため、志望する学部に合わせた準備が必要です。
短大の中退率とその背景
短大の中退率は学校によって様々ですが、大まかに全体の2〜3%程度と考えられます。
文部科学省のデータによれば、大学の中退率は私立の方が公立や国立よりも高い傾向があり、短大も同じと思われます。
また、短大の場合2年という短い学習期間のため、進学の選択ミスや学費の問題が中退の主な原因として挙げられます。
短大中退者が就職しやすい職種
短大中退後は、どんな職種なら就職しやすいのでしょうか。重要なのは、自分に合った職種を見極め、無理のない形でキャリアをスタートさせることです。
ここでは、短大中退を考慮しつつ、適切な職種を選ぶ方法を解説します。
学歴を問わない職種を選ぶ
営業職、販売職、ITエンジニアなどは、未経験でも挑戦しやすい仕事の代表例です。学歴よりもコミュニケーション能力や意欲、問題解決力が重視される職種です。
特に営業職は、自社の商品やサービスを提案し、顧客と信頼関係を築く仕事であり、人柄ややる気が評価されることが多いです。
また、目標達成型の働き方が得意な人に向いており、成果に応じた報酬が期待できる点も魅力です。
ITエンジニア
例えば、ITエンジニアは技術を学ぶことでキャリアアップの幅が広がります。
プログラミングやシステム開発は未経験から始められる求人が多く、人材不足のため採用されやすい職種の一つです。
ITスキルを身につけることで、将来的には短大中退という経歴を超えた評価を得られる可能性があります。
モノづくりやコツコツとした作業が得意な人には、特におすすめの選択肢です。
販売職
人と接することが好きな人には、販売職も適しています。アパレル、家電量販店、食品販売など多様な業界で働けるチャンスがあります。
この職種では、接客スキルや商品知識を学べるだけでなく、経験を重ねることで店舗管理やバイヤーといったステップアップも期待できます。
特定のブランドや商品に興味がある場合、その業界を選ぶとよりモチベーションを保ちやすくなるでしょう。
未経験歓迎や学歴不問の求人を積極的に探す
未経験歓迎や学歴不問の求人を積極的に探すことも大切です。
求人サイトやハローワーク、中退者専門の就職支援サービスを活用すると、短大中退者を歓迎している企業を見つけやすくなります。
こうした企業はポテンシャル採用を行っている場合が多く、やる気や柔軟性を評価基準としています。
自分に合う職種を選ぶ
自分の興味や性格、ライフスタイルに合った職種を選ぶことも重要です。
自分に合わない職種を選ぶと長続きしない可能性があるため、自己分析をしっかり行いましょう。
理想の働き方や興味のある分野を明確にし、それに基づいて選択を進めることが、満足度の高いキャリア形成につながります。
短大中退者でも、スキルや適性に合った職種を選べば、就職活動を成功させることは十分に可能です。
エージェントなどを賢く活用して、自分にとってベストな職場を見つけましょう。
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
まとめ:短大中退したその後はどうする?就職したい人に読んでほしい就活術
最後に今回の記事をまとめます。
- 就活は年齢が若いうちに始めるのが有利
- 短大中退後のフリーターは将来性に不安がある
- 中退理由は正直に説明し前向きさを伝える
- 面接では中退を反省し今後の目標を語る
- 自分に合う職種や業界を明確にする
- 未経験者歓迎の求人を積極的に探す
- 履歴書には短大中退を正確に記載する
- 企業のニーズを意識したアピールが重要
- 就活は一人で進めず支援サービスを活用する
- 短大中退者でもポテンシャル採用のチャンスがある
- 営業職や販売職は学歴よりも人柄を重視される
- ITエンジニアはスキルを身につければ評価が高い
- フリーター期間が長いと就職の選択肢が狭まる
- 短大中退者向けの就職エージェントを利用する
- 企業は熱意や将来性を重視している
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ