【正社員で働く自信がない】就職がトラウマになっているときの対処法

このように悩んでいませんか？

僕も就職には自信がもてなかったので、気持ちはよくわかります。

とは言え、フリーターや派遣、無職期間などが長くなると、将来が不安になりますよね。

そこでこの記事では、僕の就活経験や人事目線をもとに就活の自信を取り戻す方法をまとめました。

結論を言うと、たとえ自信がなくても正社員になることはできます。少しだけ思考を変えることが大切です。

正社員で働く自信がないなら思考を変えることが大切

まずは、「正社員＝トラウマ」の思考を変えることからはじめましょう。

きっと、正社員に自信がない人の多くは、前職の経験から、

このような認識をしているはずです。

でも、冷静になってよく考えてみてください。

の◯◯◯に入るのは、「正社員」ではなく「自分が以前勤めていた会社」ではないでしょうか？

 

正社員にトラウマがある・自信がないと言いますが、実際はすべての正社員がブラックではないですよね。すべての仕事が厳しいわけでもありません。

トラウマの原因は、あくまでも前職（以前の会社）にあるはずです。

認知の歪みに気づくことが大切

実はこうした思考のエラーを「認知の歪み」と言います。ひとつの事象を一般的なものと認識してしまう考え方です（※適度の一般化）。

例えば、以下のような感じです。

ここでもう一度、冷静に考えてみてください。

世の中には、心優しい高校生もたくさんいますし、ハワイにも口に合わない食べ物はあるはずです。

言い換えれば、マナーの悪い高校生は「近頃の高校生全員」ではありません。

美味しいハワイのお土産は、「ハワイの食べ物の一部」にすぎないわけです。

 

「正社員＝トラウマ」も一緒で、すべての正社員の仕事がトラウマになっているわけではありませんよね。

また、ブラック企業や厳しい職場もほんの一部に過ぎません。

なのでまずは、「正社員＝トラウマ」という思考が間違っていることに気づきましょう。

【自信がないのは当たり前！？】正社員に自信は必須ではない理由

次に知っておいてほしいのは、正社員で就職するのに「自信」は必須ではないということです。

きっとこの記事を読んでいる方の多くは、

こんなふうに思っているはずです。

しかし、最初から自信満々に仕事をしている人は極々わずかです。

そして多くの人は、年単位の時間をかけて一人前に仕事をこなせるようになっていきます。

 

実際、「自分に自信があるかを調査したデータ」によれば、「ある」と答えた人は全体の４２．９％に過ぎません。

つまり、約６０％の人は自分の力に自信がないと答えているんです。（引用元：生活総研）

また、転職サイトが実施した「一人前に仕事ができるようになったと感じるのは社会人何年目か？」を調査したアンケート結果を見ると、２〜３年目が６割以上を占める結果となっています。

• ２年目　２４％
• ３年目　３９％

調査内容：転職希望者の意識調査
調査対象：ワークポートにご来社いただいた20～40代の男女　［173名］
調査期間：2016年4月11日(月)～2016年4月16日(土)
引用元：WORKPORT

約４０％の人は、３年目でようやく一人前に仕事ができるようになったと回答しているんです。

 

こうしたデータが示しているのは、「自信がなくても正社員としてやっていける」という裏返しではないでしょうか。

さらに、面接官や採用担当者にしてみれば、あまりに自信満々の人材は、

このように思われて逆効果になるケースも少なくありません。

これから一緒に働く人材が自信満々だと、周りに煙たがられるわけですね。

 

たしかに、自信がないよりは「自信を持って就活をしたい」と思うのは当然です。

しかし、正社員になるのに自信は必須ではありません。

そもそも「自信」は、仕事をこなすうちに自然と備わっていくものです。

【正社員で働く自信がないなら】非正規を続けた将来を考えてみる

もうひとつおすすめしたいのは、「正社員にならず非正規の仕事を続けた将来」を考えてみることです。

きっと、正社員に自信がなく悩んでいる方の多くは、アルバイトや派遣で働いていたり、もしくは無職生活をしているはずです。

仮に今の生活を続けたら、明るい未来は待っているでしょうか？

 

フリーター歴がある僕の経験上、フリーターや無職を続けると

この３つで頭を悩ませる可能性が高いと言えます。

 

まず、非正規雇用はなかなかキャリアアップができません。正社員に比べスキルや経験が身につきにくいので、当然給料も上がりにくくなります。

どれだけ長く働いても、突然契約を打ち切られるリスクもあります。

 

また、フリーターや無職だと人間関係にも影響が出てきます。

付き合っている人がいても結婚が難しかったり、友人や家族と顔を合わせるのが億劫になったり。「職業＝フリーター」というのは、やはり体裁が悪いものです。

正社員と非正規雇用は金銭面で大きな差がでる

そして、非正規雇用で最も頭を悩ませるのが金銭面ではないでしょうか。

実はフリーターが一生に稼ぐお金（生涯賃金）は、約6,000万円と言われています。

対して正社員は、約2億6,000万円です。

なんと、４倍以上の差が生まれるわけです。

 

例えば、２０歳から働きはじめて８０歳まで生きると仮定した場合（60年間生活をする）、生涯賃金から１ヶ月に使えるお金を算出すると、以下のようになります。

一方正社員は、36万円とかなり余裕があります。

 

また、非正規雇用と正社員の給料を年代別で比べてみると、２０代中盤から大きな差が生じることもわかっています。

非正規雇用は時給等がすぐ頭打ちになる場合が多いので、

こうした状況に追い込まれてしまいます。

 

もちろん、お金がすべてとは言えませんし、非正規雇用はダメ、フリーターは幸せになれないとは思いません。

ただ、ある程度は金銭的に余裕があったほうが、人生を豊かに過ごしやすいのは確かです。

 

以前フリーターをしていたぼくも、就活に自信がなく正社員に不安がありました。

しかし、自分の将来を真剣に考えた結果、

と思い、その気持ちが強いモチベーションとなって就活を乗り切ることができました。

 

きっと、非正規で働く将来を考えると

など、「マイナスの感情」が湧き出ると思います。

しかし、そんな「マイナスの感情」が「このままじゃダメだ、がんばろう」というプラスのモチベーションに変わることもあります。

 

ですから、自信がない・トラウマがあるからという理由で本当にフリーターや派遣を続けていいのか、ぜひ考えてみてください。

【トラウマや自信がないなら】きちんと情報収集をして正社員を目指すことが大切

最後にお伝えしたいのは、情報収集の精度を上げようということです。

先にお話ししましたが、「正社員＝トラウマ」ではなく「前職＝トラウマ」です。

すべての正社員求人はブラックではないですし、仕事が厳しいわけでもありません。

 

しかし、これから就活を進めるなら、ブラック企業や自分に合わない職場を避ける努力をする必要があります。

そのために大切なのが、精度の高い情報収集です。

 

基本的に企業が出している求人票やウェブサイトには、その企業の良い面しか掲載されていません。

実際の職場環境とかけ離れているケースも多々あります。

なので、きちんと情報収集できる環境を作ることが就活を成功させる第一歩になるんです。

 

具体的には、ひとりで就活を進めようと思わずにエージェント系のサービスを通して応募企業を探すのがベターです。

実はエージェント系のサービスは、求人を出している企業の採用担当者と繋がっています。

多くの場合、エージェントの担当者が企業訪問をするなどをして、

などをチェックしています。

つまり、エージェント系のサービスを通すことで、求人票やウェブサイト、ネット上の口コミでは知ることのできない「生の情報」を得られるわけです。

 

例えば、面接に自信がなかったり、自分が溶け込める職場か不安な場合でも、エージェントの担当者に相談すれば、

面接では、こんなアピールが好印象です。

職場の雰囲気はこんな感じだったので、◯◯さんに合っていると思います。

このように的確なアドバイスをもらえます。

 

もちろん、エージェントを使えば絶対に就職できるわけではないですし、「就活はひとりで進めたい！」という人にはおすすめできません。

ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。

僕自身はエージェントサービスを活用したことで

などいろいろなメリットがありました。

エージェントは必須と思っているので、まずは１〜２社登録してみると良いですよ。

正社員で働く自信がない人の悩みや疑問を深堀り

うつ病で働く自信がない

うつ病を抱えていると、正社員で働く自信をもてない人も多いはずです。これは、うつ病の症状として、気分の落ち込みや集中力の低下、自己評価の低さが影響するためです。

うつ病の症状として、何事にも興味が持てなくなったり、疲れやすくなったりすることがあります。仕事をする意欲が湧かず、職場でのパフォーマンスも低下しがちです。

また、仕事でのミスが増えたり、上司や同僚とのコミュニケーションがうまく取れなかったりすると、自信を失いやすくなります。

これにより、「自分は役に立たない」と感じてしまうことが多いのではないでしょうか。

さらに、うつ病の影響で将来への不安が強まり、「このままではどうしようもない」と絶望的な気持ちになることも少なくありません。

こうした気持ちが続くと、仕事を続けることが困難に感じられるでしょう。

 

しかし、うつ病は治療可能な病気です。適切な治療とサポートを受けることで、徐々に自信を取り戻すことができます。

まずは、心療内科や精神科を受診し、専門家の助けを借りることが重要です。また、職場に対しても正直に状況を伝え、理解とサポートを求めることが大切です。

うつ病と向き合いながらも、自分を責めずにゆっくりと回復に向けて歩むことが大切です。適切なサポートを受けながら、自分のペースで働く自信を取り戻していきましょう。

40代になって働く自信がない

40代になると、働く自信を失うことがあるかもしれません。

この年代は「ミッドライフ・クライシス」と呼ばれる時期に当たり、自分の人生やキャリアについて深く考えることが多くなります。

まず、40代では家庭や仕事の両立が一層難しくなります。子供の進学や独立、親の介護などの家庭の事情が重なり、自分の時間を持つのが難しくなります。

そのため、仕事に集中できず成果も思ったように出ず、自信喪失の原因になってしまいます。

さらに、この年代になると身体的な変化も出てきます。

体力の低下や健康問題が増え、それまでと同じペースで働けなくなることがあります。これが、自分に対する不安や自信の喪失に繋がるのです。

また、職場での役職や責任が増える一方で、若い世代との競争も激化します。自分のスキルや知識が時代遅れと感じることがあり、これが自信を失う要因になります。

このような状況でも、自信を取り戻す方法はあります。

まずは、自分の経験や強みを再評価することが大切です。長年のキャリアで培ったスキルや知識は、貴重な資産です。

また、新しいスキルを学ぶことで、自分の市場価値を高めることもできます。例えば、オンラインでの資格取得や研修に参加するのも一つの方法です。

心身の健康を保つために、適度な運動やリラクゼーションも大切です。ストレスを軽減し、ポジティブな気持ちを保つことで、自信を取り戻す助けになります。

ニート状態で働く自信がない

ニートの方が働く自信を持てない理由には、いくつかの要因があります。まず、長期間働いていないことで、社会との接点が減り、自分に自信を持つことが難しくなることがあります。人とのコミュニケーションが減少し、対人関係のスキルが低下することもあります。

また、仕事の経験が少ないため、どのような職業が自分に合っているのかがわからず、不安に感じることも多いです。さらに、過去の失敗経験や職場でのトラウマが影響している場合もあり、「また失敗するのではないか」という恐れが働く自信を奪うこともあります。

こうした不安を克服するためには、まずは小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

例えば、短期のアルバイトやボランティア活動など、負担の少ない仕事から始めることで、自信を取り戻すことができます。

また、就職支援機関やキャリアカウンセリングを利用して、自分に合った仕事を探すのも効果的です。

生活習慣を整えることも大切です。規則正しい生活を送り、健康的な体調を維持することで、精神的な安定を得ることができます。

運動や適度なリフレッシュを取り入れることで、ストレスを軽減し、前向きな気持ちを持つことができるでしょう。

大学生で働く自信がない

大学生が働く自信を持てない理由には、さまざまな要因があります。まず、これまでの経験が少ないため、社会に出て働くことに対する不安が大きいことが挙げられます。

アルバイト経験があっても、正社員としての責任や業務内容に対するプレッシャーが違うため、自信を持てないことが多いです。

また、将来のキャリアについて明確なビジョンがない場合も、自信を失う原因となります。「本当にこの仕事で良いのか」「自分に向いている仕事が見つからない」といった不安が募り、働くことに対して前向きになれないことがあります。

さらに、大学生活での学業やサークル活動とのバランスを取るのが難しいと感じることも、自信を失う一因です。

これまでの生活リズムが大きく変わるため、適応できるかどうか不安に感じることもあるでしょう。

こうした不安を解消するためには、まずはインターンシップや短期のアルバイトを経験してみることがおすすめです。

実際に働く現場を体験することで、自分の適性や興味を確認することができます。

また、キャリアセンターや就職支援サービスを活用して、自己分析や業界研究を行うことも効果的です。

さらに、働くことに対するポジティブなマインドセットを持つことも重要です。失敗を恐れず、新しい経験を積極的に受け入れることで、自信を育むことができます。

また、周囲の友人や家族、先輩からのアドバイスやサポートを受けながら、自分のペースで前進していきましょう。

フルタイムで働く自信がない

フルタイムで働く自信がない人は、ライフスタイルや健康状態、家庭の事情などさまざまな理由を抱えているはずです。

多くの人がこのような不安を抱えていますが、適切な対応策を講じることで自信を取り戻すことができます。

まず、フルタイムで働くことに対する体力的な不安がある場合、日常生活に運動を取り入れることが効果的です。

ウォーキングやストレッチなど、軽い運動から始めることで体力を少しずつ向上させることができます。また、バランスの取れた食事と十分な休息も大切です。

次に、仕事と家庭の両立が難しいと感じる方は、パートタイムや時短勤務から始めてみるのも一つの方法です。徐々にフルタイム勤務への移行がスムーズになります。

さらに、職場でのサポートを求めることも重要です。上司や同僚に自分の状況を理解してもらい、協力を仰ぐことでストレスを軽減することができます。

正社員に向いているのはどんな人？

安定した収入を求める人

正社員は月給が保証されており、ボーナスや各種手当も受けられるため、経済的な安定を得やすいです。そのため、安定した生活を望む人に向いています。

長期的に同じ職場で働きたい人

正社員は基本的に長期雇用が前提で一つの会社でキャリアを積んでいくことができます。同じ職場で人間関係を築き、じっくりと仕事に取り組みたい人には最適です。

キャリアアップを目指す人

正社員は責任のある仕事を任されることが多く、努力次第で昇進や昇給の機会が豊富です。専門的なスキルを身につけたい人や、マネジメントの経験を積みたい人には大きなメリットがあります。

社会的信用を重視する人

正社員として働くことは、社会的に信頼されやすく、ローンやクレジットカードの審査が通りやすくなるという利点もあります。

正社員に向いていないのはどんな人？

自由な働き方を望む人

正社員は勤務時間や場所が固定されていることが多く、フレキシブルな働き方が難しいです。そのため、リモートワークやフリーランスとして自分のペースで働きたい人には、正社員の働き方は合わないかもしれません。

短期間でさまざまな経験を積みたい人

正社員は一つの会社で長期的に働くことが前提となるため、異なる業種や職種を経験する機会が少なくなります。多様な仕事を経験したい人には、契約社員や派遣社員の方が向いているでしょう。

会社のルールや上下関係に縛られたくない人

正社員は会社の規則や上司の指示に従うことが求められるため、独立心が強く、自分のやり方で仕事を進めたい人にはストレスを感じやすいです。

正社員で就職するメリットは？

正社員で就職するデメリットや欠点は？

パートと正社員はどっちが稼げる？

これは、それぞれの働き方や条件によって異なります。しかし、一般的には正社員の方が安定した収入を得やすいと言えます。

正社員は月給制であり、ボーナスや各種手当が支給されることが多いため、年収が高くなる傾向があります。

また、正社員は社会保険や厚生年金に加入できるため、将来的な安心感が得られます。

他にも、正社員には昇給や昇進の機会があるため、長期的に見て収入が増える可能性が高いです。

一方、パートは時給制であるため、働いた時間が収入に直結します。勤務時間が少ない場合、月収や年収が低くなる可能性があります。

ただし、パートでも長時間働くことで収入を増やすことは可能です。

特に、資格や専門的なスキルを持っている場合、高時給の仕事を選ぶことで、正社員並みの収入を得ることもあります。

パートの場合、勤務時間が一定以上でなければ社会保険に加入できないことが多く、その分、手取りの収入が少なくなることがあります。

また、パートは昇給や昇進の機会が限られていることが多いため、収入の増加が見込めないことがあります。

何歳まで正社員になれる？

正社員で採用される年齢については、明確な制限はありません。

しかし、一般的には若い年齢層が正社員として採用されやすい傾向があります。特に、新卒や第二新卒と呼ばれる20代前半から中盤の若年層は、多くの企業で歓迎されます。

なぜなら、将来の成長や長期的な雇用を見込んで採用する企業が多いからです。

30代の正社員採用事情

30代に入ると、正社員としての採用はやや厳しくなります。しかし、これまでの職務経験やスキルが評価されるケースも数多くあります。

特に専門職や管理職としての経験がある場合、企業にとって即戦力として期待されることがあります。

40代の正社員採用事情

40代以上になると、正社員としての採用はさらに厳しくなります。しかし、専門的なスキルや豊富な経験を持つ人材は、依然として需要があります。

また、経験豊富な人材を求める企業や中途採用を積極的に行っている企業であればチャンスは比較的多いでしょう。

50代の正社員採用事情

50代以降でも、健康状態や働く意欲がある限りは正社員として働くことは可能です。

特に、シニア向けの求人や再就職支援を行っている企業も増えており、年齢に関係なく働ける環境は年々整いつつあります。

まとめ：【正社員で働く自信がない】就職がトラウマになっているときの対処法