ニートになって2年が経った…
この先どうしたらいい?
正社員になりたいけど1年間無職。
就職できる?
ニート期間が長くなると、「働きたい」「就職したい」と思っても、なかなか一歩が踏み出せませんよね。「将来が不安でたまらない」という方も多いのではないでしょうか。
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
この記事では、僕の就活経験と人事目線を元に、ニート歴1〜2年で就職するコツをお伝えします。
結論から言うと、ニートや無職歴が1〜2年の20代なら、まだまだ就職チャンスは十分にあります。人生のやり直しも可能です。
大切なのは、諦めずに行動してみることです。
「やり直したい」という強い気持ちがあればニート脱出は難しくありません。詳しくお話していきます。
- 2年のニート歴があっても就職のチャンスがある
- 未経験者を求める業界が増えている
- フリーターより正社員を目指す方が将来的に有利
- 就職活動に役立つサポートやエージェントの活用
ニート歴1〜2年で就職するコツ|必ずやるべき3つのポイント
人手不足や雇用意識の変化が鍵|就職チャンスがある理由
では最初に、ニート歴が1〜2年でも就職チャンスがある理由を見ていきましょう。
それはズバリ、未経験者の需要が高まっているからです。
なぜ未経験者の需要が高まっているかというと、以下のような理由があります。
- 人手不足の業界が増えている
- 雇用意識の変化
- 少子高齢化社会
人手不足の業界が増えている⇒就職チャンスが増える
実は近年、人手不足の企業が増えていると言われています。
とくに中小企業の人手不足は深刻で、厚生労働省が発表している以下のデータを見てもわかるように、50%を超える企業が人手不足の状態となっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
人手不足は会社にとって死活問題のため、採用活動を活発化します。すると、
- 求人が増える
- 採用のハードルが下がる
- 未経験者にもチャンスが増える
このように、ニートや無職の求職者にとって就職しやすい環境になっているわけです。
また、人手不足を業界別に見てみると以下のようになっています。
【人手不足・業界別集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
これらはとくに「就職しやすい」と言えるので参考にしてみてください。
- 介護業界
- 運送業界
- 建設業界
- IT業界
人手不足の業界に目を向ければ、ニート歴が2年あっても就職チャンスは十分にあります。
雇用意識の変化⇒ニートや未経験者にとってプラス
ニートや未経験者にとって、雇用意識の変化もプラスに働いています。
雇用意識の変化とは、企業が求める人材像が変わってきていることを指します。
どういうことかというと、以下の「企業が求める人材」を調査したデータを見てください。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
近年は、大卒の新卒者よりも、「第二新卒者」や「高卒の人材」の人気が高いことが分かります。
これまでは、「大卒の新卒じゃないと採用しない」という企業も多い印象でしたが、ここ数年は、
- 新卒にこだわらない
- 学歴だけを重視しない
- あえて第二新卒を採る
このような企業が増え、雇用意識が変わりつつあります。
少子高齢化や3年以内に会社を辞める新卒者が多い影響もあり、新卒や学歴を問わず、若い人材を必要としている企業が増えているのです。
もちろん、だからと言って「ニートでも就職は楽勝」というわけではありません。
ですが、ニート歴が1〜2年あるとしても就職チャンスはあるということは知っておきましょう。
フリーターになるより正社員就職を考えたほうが良い
もしかすると、
2年もニートだったし、まずはフリーターになって働いたほうがいいんじゃない?
と考える方もいるかもしれません。
たしかに、アルバイトや派遣などで働くのもひとつの方法です。
ただ、僕の経験から言って、フリーターなどの非正規雇用は、おすすめできる方法ではありません。なぜなら、結局はあとになって後悔する可能性が高いからです。
たしかにフリーターになれば、お給料も出てニートを抜け出すことはできます。
しかし、以下のような現実が待っています。
- 給料はほとんど上がらない
- スキルアップが難しい
- 肩身の狭い思いをする
- キャリアで行き詰まる
- どこかで将来が不安になる
フリーターになった直後はわからないかもしれませんが、アルバイトを1年、2年と続けても、給料はほとんど上がらず、同じ仕事を繰り返す毎日。同年代の正社員ともどんどん差がついていきます。
実際、正社員と非正規雇用の賃金の差は20代中盤以降にグッと広がることも分かっています。
もちろん、お金がすべてではありませんが、年齢を重ねるにつれて、この差は取り返すのが難しくなっていきます。
また、「職業:フリーター」という肩書は、思っている以上に肩身の狭い思いをします。
実際に僕も、「実家に帰るのが苦痛」「親戚と合わせる顔がない」「彼女に振られる」など、散々な思いをしました。
そして、結局は、
フリーターをやめたいけど、就職できる!?将来が不安だ。。。
と悩むことになる可能性が高いのです。
そのため、ニート歴が1〜2年であれば、フリーターになるよりは正社員就職を目指したほうが賢い選択と言えます。
今がんばったほうが、あとで後悔せずに済みます。
メンタルを整えてニート脱出の準備
ここからは、ニート歴1〜2年で就職するために「これだけはやっておいたほうが良い」と言える3つのことをお伝えします。
まずは、メンタルを整えてニート脱出の準備をすることです。
ニート歴が1〜2年になると、
就職はしたいけど、不安な気持ちが邪魔をして一歩が踏み出せない。。。
と悩む方は多いはずです。
そのため、まずはメンタルを整えることに注力しましょう。
具体的には、以下の3つのことをやってみてください。
- 就活に関する悪い情報は見ない
- 小さなことからはじめる
- 通勤の練習をしてみる
ネガティブな意見はシャットダウン
例えば、ニートの就活に関する情報を調べると、以下のようなネガティブな意見が多いです。
しかし、これらはごく一部のケースです。最初から「ニートの就活は無理ゲーだ」と思い込んでしまったら、就職できないのは当たり前です。
僕は就活中、就職に関するネットの否定的な内容は見ないようにして、就活の邪魔になる情報や人付き合いはシャットダウンしました。
そうすることで、就活に集中でき、余計な心配をせずに済むようになります。
スモールステップで進んでいく
また、最初から大きく前進しようと思わずに、小さなことを確実にこなしていくのも大切です。
例えば、
- 朝早く起きる
- 身だしなみを整える
- 履歴書を買ってくる
- スーツや靴をそろえる
- 求人サイトに登録する
など、毎日ひとつひとつ進めればOKです。なにかひとつでも行動できれば、ニート脱出に一歩近づいた証拠です。
通勤の練習をしてモチベーションアップ
そして、個人的にもっともおすすめなのは、通勤の練習をしてみることです。
通勤の練習は、以下のような感じで行います。
- 実在する会社に就職が内定したと仮定
- 朝に身支度を整え実際に通勤
- 会社の近くまで電車や車で行ってみる
(*もちろん、会社についたらUターンして家に帰ります)
「こんなことに一体何の意味があるの?」と思うかもしれませんが、これができれば不思議と
自分も通勤くらいできる。あとは内定をもらうだけだ。
このように、就活に対するモチベーションが上がり、「社会人としてやっていけそう」という自信にもつながります。
朝早起きして外に出るだけでも、気持ちが前向きになるのでぜひ試してみてください。
ニート歴のマイナスをきちんとフォローする
1年や2年ニート歴があると、就活でマイナスだよね。。。どう対処したらいいの?
このような不安を感じている方も多いはずです。
就活では、必ず「ニートになった理由」や「無職期間が長い理由」を説明する機会があるため、悩みどころですよね。
そこで大切なのは、1〜2年のニート歴のマイナスをきちんとフォローすることです。
具体的には、マイナスを前向きに変える姿勢がポイントです。
例えば、面接官に以下のような質問を受けたとします。
どうして1年間無職期間があるのですか?
その場合、以下のような流れの回答がおすすめです。
- 長引いた理由は正直に答える
- ニート期間で得た反省・気づきを語る
- 就職した後の意気込みを伝える
まずは、正直に理由を話し「信頼」を得ます。そして、反省点や気付きなどを語って「過去から学べる」ことを伝えましょう。
最後に「意気込み」や「熱意」をきちんと話し「将来性」をアピールします。
マイナスになりがちな回答を「前向きな回答」で返すことができます。
就活では、ニート歴が不安要素だと思いますが、そもそもニートや未経験者を採用する企業は、マイナス要素を承知した上で採用活動をしています。
面接官や採用担当者が、ニートになった理由や無職期間に関する質問をするのは、嫌がらせではなく、
- 過去から学べる人材か
- 素直な人柄か
- ポテンシャルがある人材か
などをチェックする目的があります。
そのため、きちんと受け答えをすることで好印象を与えることができます。
ニートのマイナスに関する質問はチャンスと捉えて、信頼・意気込み・将来性をアピールできるように準備しておきましょう。
就活を挫折しない環境づくりをしておく
最後のポイントは、挫折しない環境づくりです。
先にお話ししたように、近年はニートや未経験者が就職しやすい状況になっています。就職チャンスもたくさんあります。
しかし、だからと言って、「就活なんて余裕だ。簡単だ。」というわけではないですし、たったひとりで書類審査や面接を乗り切るのは、思っている以上に大変な面もあります。
それ以前に、
- そもそも就活のやり方がわからない
- なにから手をつけていいか悩む
- 不安でなかなか一歩が踏み出せない
こんな方も多いのではないでしょうか。
実は僕も、一度就活を挫折した経験があります。そこから再チャレンジするのは、正直に言って大変でした。
そこでぜひやっておいてほしいのが、就活を挫折しない環境を整えておくことなのです。
ひとりで就活をがんばる必要はない
僕の経験から言って、ひとりで就活をがんばる必要はありません。
今は、就活をサポートしてくれるサービスが充実しています。例えば、
- 求人情報サイト
- ハローワーク
- 就職エージェント
などは、無料で利用することが可能です。
まずは、こうしたサービスに登録して、就活を手助けしてもらえる環境に身をおくことから始めてください。そのほうが、圧倒的に就活が楽になります。
とくに「就職エージェント系」のサービスは、キャリアアドバイザー(担当者)に直接就活をサポートしてもらえるので、ニートから就職するならマストです。
- 就活のやりかたやマナー
- 自分に合う求人や業界
- 書類や面接のコツ
などを教えてもらえるため、不安を解消しながら就活を進めることができます。
僕は、エージェント系のサービスをメインに使うようになって、以下のようなメリットがありました。
- 書類落ちがグッと減った
- 面接に自信をもてるようになった
- 内定までモチベーションを保てた
最初から使っていればよかったと思います。
もちろん、就職エージェントは「就職したい人」に協力的なサービスなので、やる気がない方にはおすすめできません。
ですが、「本当にニートを卒業したい」と考えているなら、遠慮せずにどんどんこうしたサービスを活用して、楽に就活できる環境を整えていきましょう。
ニート専門のエージェントを選ぶことが大切
ただし、エージェント選びにはコツがあります。
有名なエージェント系サービスは、
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
などですが、こうした総合型転職エージェントは、正社員経験がある転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
そのため、ニートや未経験者の就職を専門的にサポートしてくれるエージェントを選ぶことがポイントです。自分に合った求人を紹介してもらえる可能性がグンと上がります。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
1〜2年のニート生活から就職をするなら知っておきたいポイント
ここからは、1〜2年のニート生活から就職をする際に知っておきたいことをお伝えしていきます。気になる章だけ読んでいただいて構いません。
ニートから正社員になるのはきつい?
結論から言うと、ニートから正社員になるのは簡単とは言えません。
なぜなら、ニート歴をマイナスと捉える企業も存在するため、きちんと情報収集して就活をしないとなかなか内定を得ることができない場合もあるからです。
また、就職できた場合でも、長い間働いていなかったことから、仕事のリズムや環境に慣れるまで、時間がかかることもあります。
体力的・精神的にきついことも
例えば、正社員になると、1日8時間のフルタイム勤務が基本です。さらに通勤や残業があると、1日がほぼ仕事中心の生活になります。
これまで自由な時間が多かったニート生活から、急にこのような長時間拘束の生活に変わると、体力的にも精神的にも大変なことは間違いありません。
きつい面もあるが得られるものは大きい
ただし、ニートから正社員になるのがきついと感じるのは、最初のうちだけかもしれません。
就職ができ、慣れてしまえば、体力的にも精神的にも適応し、仕事のリズムに合わせた生活ができるようになります。
正社員になれば安定した収入が得られ、長期的なキャリアを築けるというメリットもあります。
おすすめの職業
ニートから就職を目指す場合、まずは未経験者でも挑戦しやすく、比較的働きやすい職業を選ぶのがおすすめです。
また、趣味や興味のある分野に関連する職業を選ぶと、やりがいを感じながら働くことができるかもしれません。ここでは、おすすめの職業をいくつか紹介します。
介護職
介護職はニートからでも始めやすい職業の一つです。未経験からでも資格を取得しながらキャリアを積めるため、スキルアップのチャンスがあります。
高齢化社会の中で、介護の需要は年々高まっており、求人が多いのもメリットです。人と接することが好きな方にとっては、やりがいを感じる仕事になるでしょう。
清掃の仕事
もう一つのおすすめ職業は、清掃の仕事です。
特に、ビルや施設の清掃業務は比較的体力が必要ですが、人との関わりが少なく、1人でコツコツと作業できるため、コミュニケーションに不安がある方にも向いています。
ルーティンワークが多く、一度慣れてしまえばスムーズに仕事ができるようになるのも利点です。
IT系の仕事
IT系の仕事もニートの方にはおすすめです。特にパソコンやインターネットが得意な方には、プログラマーやシステムエンジニアなどの職業が向いているでしょう。
IT業界は未経験者でも研修制度が整っている企業が多く、働きながらスキルを学ぶことができます。また、在宅での勤務が可能な場合もあり、自分のペースで働ける環境が整っているのも魅力です。
事務職
事務職も検討する価値があります。事務職は基本的なパソコンスキルがあれば未経験からでも始めやすく、肉体的な負担が少ない仕事です。
また、比較的定時で帰宅できる企業が多いため、ワークライフバランスを大切にしたい方にも向いています。
空白期間に何もしてない場合の対処法
ニートの空白期間に「何もしていない」場合は、どんな対応をしたら良いのでしょうか。
ここでは、空白期間の対処法について解説します。
空白期間は正直に伝える
最初に大切なことは、空白期間を正直に伝えることです。
無理に何かをしていたと偽る必要はありません。例えば、「自分自身と向き合う時間を持ち、どのような仕事に就くべきかをしっかり考えていた」といったポジティブな姿勢を見せることもできます。
自己分析を行っていたと説明すれば、空白期間を自分の将来を考える大切な時間としてアピールできます。
小さな挑戦をしていないか思い出す
ニートの期間中に何か小さな挑戦をしていないか思い出してみましょう。
たとえ趣味の延長であっても、「新しいスキルを学ぼうとオンライン講座を受講していた」「趣味に没頭することで集中力や根気を高めた」など、前向きなエピソードとして伝えられます。
これにより、ただ無為に時間を過ごしていたわけではなく、自分の成長に向けた小さな努力をしていたことを強調できます。
面接では今後の意欲をしっかり伝える
面接では今後の意欲をしっかり伝えることが大切です。
企業が知りたいのは、過去の時間の使い方もありますが、最も重要なのは「これからどうしたいのか」という未来への意欲です。
例えば、「長期的に貢献できるよう、キャリアを積んでいきたい」「スキルを磨いていく姿勢で働きたい」という言葉を加えると、前向きな印象を与えることができます。
中年ニートの末路とは
中年ニートになってしまうと、若い頃とは違った厳しい現実が待ち受けていることが多いです。
社会復帰が難しくなるだけでなく、経済的な問題や社会的な孤立など、深刻な状況に陥りやすいからです。ここでは、中年ニートが直面する主なリスクや問題点について考えていきます。
就職のハードルが上がる
大きな問題の一つは、就職のハードルが上がることです。年齢が高くなると、企業は即戦力を求めるようになります。
そのため、30代後半や40代でニート期間が長いと、企業に「職務経験が足りない」「これから成長する余地が少ない」と見なされ、採用されにくくなります。
特に、未経験の職種に挑戦する場合は、若い人材と比べて圧倒的に不利な状況になることが多いです。ニートからの就職は厳しいものとなり、長期的な無職状態が続くこともあります。
経済的な問題も深刻
経済的な問題も深刻です。親の支援を受けて生活している場合、親が高齢になり収入が途絶えると、生活が一気に困窮するリスクがあります。
中年ニートの多くは、収入がなく貯金も少ないため、親が亡くなった後に経済的に自立できず、最悪の場合、ホームレスになる可能性もあります。
親の死後に生活保護を申請しようとしても、すぐに受給できる保証はなく、苦しい生活を強いられることがあります。
社会的な孤立
社会的な孤立も問題です。長い間、仕事をせず人との関わりが少ない状態が続くと、自然と友人や知人との関係も薄れ、孤立しがちです。
孤立が進むと、精神的なストレスが増し、うつ状態になるケースもあります。
特に身近に頼れる家族がいなくなると、孤独死のリスクが高まるといった非常に悲しい結末を迎えることもあります。
社会との接点が少なくなることで、サポートを受ける機会を逃してしまうことも多いです。
履歴書にニート期間は書くべき?
結論としては、ニート期間は正直に履歴書に書くことが大切です。空白期間を隠すのはリスクが高く、結果的に不利になることが多いためです。
入社後に経歴詐称が発覚すると大きな問題に
企業側は、履歴書に記載された情報を元に採用活動を進めます。
もし、空白期間が長い場合は、応募者がその期間に何をしていたかを質問し、採用の合否を決める手がかりとします。
そのため、嘘や曖昧な回答をしてしまうと、面接官に不信感を与えてしまう可能性があります。
もし、履歴書に不正確な情報を記載した場合、面接の段階では通過しても、入社後に経歴詐称が発覚すると大きな問題に発展する可能性も否定できません。
面接でブランクを嘘で隠すとどうなる?
面接でブランクを嘘で隠すこともリスクが非常に高くおすすめできません。
その場を乗り切るための良いアイデアに思えるかもしれませんが、長期的に見ればデメリットの方が大きいです。
面接官は矛盾を見抜くスキルに長けている
企業の採用担当者は、非常にたくさんの面接を経験しています。そのため、ブランク期間についての質問に対する不自然な回答や履歴書の矛盾を見抜くスキルに長けていることが多いです。
もし嘘をついた場合、話の辻褄が合わなくなったり、さらに詳しい質問をされて答えに詰まってしまうことがあります。
その結果、面接官に「この人は信頼できない」と思われる可能性が高いです。
入社後に発覚するリスク
たとえ面接で嘘が通じて内定をもらえたとしても、入社後に発覚するリスクもあります。
企業は入社後に提出される書類や、実際の職務履歴、前職の退職時期などを確認することがあり、その際に嘘が明るみに出ることがあります。
経歴詐称とみなされると、最悪の場合、内定取り消しや解雇につながることもあります。そうなれば、信用を失うだけでなく、次の転職活動でも不利になる可能性があります。
嘘をつくことで常に不安を抱えた状態になる
また、嘘をつくことで常に不安を抱えた状態で働くことにもなりかねません。
嘘がバレるかもしれないという緊張感が続くと、仕事に集中できなくなったり、職場での人間関係に支障が出ることもあります。
せっかく就職しても、充実したキャリアを築くことが難しくなってしまいます。
何歳までニートは許される?
明確な年齢制限は存在しませんが、一般的には20代までが社会復帰しやすいとされています。
20代ならチャンスは多い
20代のうちは、まだ若いという理由で企業側も「これから成長できる」という期待を持って採用してくれる場合が多いです。
ニート期間が短ければ、「自分に合う仕事を探していた」と説明できることも多く、比較的ポジティブに受け取られることがあります。
また、20代は未経験でも挑戦できる職業や、研修制度が整っている企業が多く、再スタートを切るには理想的な時期です。
30代以降は応募できる求人が少なくなる
一方、30代になると、企業は即戦力や専門スキルを求める傾向が強くなります。このため、未経験や職歴にブランクがある場合は、応募できる求人が少なくなる可能性があります。
さらに、30代後半や40代以降になると、転職市場ではマネジメント経験や高度な専門知識が重視されるため、ニートの状態から正社員として復帰するのはかなり難しくなることが多いです。
ニートの平均期間は?
ニートの期間は人それぞれ異なりますが、一般的なデータから見ると、多くの人が1年以内にニートを脱出しています。
ある調査によると、ニート経験者のうち約80%が「3ヶ月~1年以内」に就職や復職を果たしているという結果が出ています。
つまり、ニートの平均的な期間は1年未満が多いということになります。
ニートの転職活動に最適な時期とは|何月が受かりやすい?
ニートから転職活動を始めるとき、どの時期が一番受かりやすいか気になる人も多いでしょう。
結論として、転職活動に最適な時期は1月から3月、そして9月から10月が特に狙い目です。企業の採用活動が活発になるタイミングを知っておくことでチャンスを増やせます。
新年度の4月に向けた採用のピーク
まず、1月から3月は、新年度の4月に向けた採用のピークです。多くの企業が年度初めに向けて体制を整えるため、この時期には新しい人材を積極的に募集します。
企業は、4月に新しいプロジェクトを開始することが多いため、未経験者やブランクがある人にもチャンスが広がります。
このタイミングを逃さないように、年明けからしっかりと準備を進めておくことが重要です。
下半期のスタートに向けて求人が増加する時期
9月から10月は下半期のスタートに向けて求人が増加する時期です。このタイミングでは人材の補充や新規事業の立ち上げが行われることが多く、未経験者の採用も活発です。
春の採用シーズンと比べると応募者が少ない場合もあり、競争率が下がることもあります。そういった意味で、特にブランクがあるニートの方にとっても、比較的応募しやすい時期といえるでしょう。
ただし、応募する時期だけでなく、どのように準備するかも非常に大切です。
先にお伝えしたように、就活を挫折しない環境づくりをし、きちんと情報収集ができるようにエージェント系のサービスに登録しておくようにしましょう。
まとめ:ニート歴1年〜2年だけど就職できる?無職からの就活術をまとめてみた
最後に今回の記事をまとめます!
- 2年のニート歴でも20代なら就職チャンスがある
- 人手不足の業界では未経験者の需要が高まっている
- 介護や運送業などはニートでも就職しやすい業界
- 雇用意識の変化で第二新卒や未経験者の採用が増えている
- フリーターになるより正社員を目指す方が将来的に有利
- メンタルを整え、就職活動を始める準備が必要
- 就職エージェントを活用することでサポートを得られる
- 空白期間を正直に伝えることが信頼につながる
- ニート期間中の自己分析や反省をアピールする
- 通勤の練習や日常生活のリズムを整えることが重要
- 就職活動のサポートを受けることで挫折を防げる
- 1月~3月、9月~10月が就職活動に最適な時期
- 未経験者歓迎の求人を選ぶことが就職成功のカギ
- ブラック企業対策が強いエージェントを選ぶとよい
- 諦めずに行動することで2年のニート歴でも就職できる
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ