フリーター5年目だけど就職できる?20代のうちに正社員になりたい。。。
そろそろアルバイト生活をやめたいでも、5年フリーターだからから不安…
フリーター歴が5年目になると、「正社員になれるのか」「就活しても遅いのでは」と不安になりますよね。
はじめまして。転職サポーターのゆうきです。
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
実は僕もフリーターから就職した経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。
しかし、たとえフリーター歴が5年でも、20代なら就職チャンスはたくさんあります。なによりも大切なのは、諦めずにトライすることです。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに、フリーター5年目で正社員になるコツをわかりやすくまとめました。
- 焦りをチャンスと捉える
- アルバイトは
関連性や一貫性を考える - 資格を取るなら目的から逆算する
- 前向きな回答を準備する
- ひとりで悩まない
とくに重要なのは、ひとりで悩まずにきちんと情報収集をしたうえで就活を進めることです。
難しいことはないので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!
フリーター5年目で正社員就職を叶える5つのコツ
- 焦りはチャンスと捉えて今すぐ動き出す
- 5年間のフリーター歴は一貫性を考える
- 資格を取るなら目的から逆算する
- ポジティブな回答を準備する
- 就活はひとりで頑張らずにきちんと情報収集する
焦りはチャンスと捉えて今すぐ動き出す
フリーター5年目ということは、大卒なら20代後半、高卒や学校を中退している人なら20代中盤のはずです。いずれにしても、就職に対して焦りの気持ちが芽生える年代です。
ですが、その焦りの気持ちは逆に言えばチャンスです。
1つ目のコツは、フリーター歴5年の焦りを「チャンス」と捉え、今すぐに就活をはじめることなのです。
実は、この時期に就職を決めるか惰性でアルバイトを続けるかで、今後の人生は大きく変わると言えます。
なぜなら、フリーターにとって20代中盤から後半にかけて(29歳あたりまで)が最後の就職チャンスと言えるからです。
この時期を逃すと就職チャンスがガクッと減る
と言うのも、未経験の人材や第二新卒を採用する企業は、主に25〜29歳の人材をターゲットにしています。
つまり、新卒の就職を逃したり、再就職をする人にとっては、この時期を逃してしまうと、就職チャンスがガクッと減ることになります。
実際、未経験で応募できる求人の数は、30代を超えると大きく減少すると言われています。
仮にこのままフリーターを続けて30代に入ってしまうと、
- 就職できる業界や職種が限られる
- 書類落ちがグンと増える
- 正社員になるハードルが上る
など就職が一気に難しくなってしまいます。
なのでまずは、「今」が正社員になる最後のチャンスと考えて、就活を進めていきましょう。
焦りの気持ちがフリーター生活を抜け出す原動力になる
きっと、フリーター歴が5年にもなると、
将来が不安で焦る…はやくなんとかしたい。。。
このように、焦りを感じる人は多いのではないでしょうか?
しかし、その焦りの気持ちこそ「就職の原動力」になるということを頭に入れておいてください。
どういうことかというと、人間は心の底から「このままじゃダメだ」「なんとかしたい!」と強く思ったときに、大きな力を発揮します。
逆にフリーター5年目で焦りや不安を感じないのなら、この先もずっとアルバイト生活を続けることに何の疑問も持たないはずです。
しかし、焦りを感じているということは、「火事場の馬鹿力」という言葉があるように、ピンチを行動力に変え、現状を変える大きなパワーを発揮できる証拠なのです。
基本的に人間は、恒常性(ホメオスタシス)という性質をもっているので、現状維持を優先します。
【恒常性とは】生体がさまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象。
引用元:コトバンクより
フリーター生活に慣れてしまうと「アルバイトを続けることが正しい」と体が認識してしまうイメージです。
なので、よほどのことがない限り、フリーター生活を抜け出すのは難しいです。
僕自身も、
- ずっとアルバイトはやばい
- お金がないのは懲り懲りだ
- このまま落ちぶれるのは嫌だ
と「強い焦り」を感じたからこそ、フリーターを抜け出すことができました。
なので、フリーター歴5年に焦りを感じているあなたには、就活を乗り切る力があります。
焦りや不安を味方につけて、就職を目指しましょう。
5年間のフリーター歴は一貫性を考える
2つ目のコツは、5年間のアルバイト歴をきちんと活かすことです。
5年のフリーター歴があると、いろいろなアルバイトを経験している人が多いはずです。そんな場合は、経験したアルバイトに
- 一貫性
- 共通するポイント
を探してみてください。
なぜなら、アルバイトに一貫性や共通するポイントがあれば、就活の面接などでアピールがしやすくなるからです。
一貫性や共通ポイントが好印象に繋がる
例えば、就活の面接で以下のようにアルバイト歴をアピールするとします。
はじめはコンビニエンスストアで働きました。その後、家電量販店、アパレルのアルバイトもしていました。
このように、バイト歴をただ羅列すると、「アルバイトを転々としている」というイメージを与えてしまいます。
その結果、もしかすると面接官に
- 食いつなぐために
アルバイトをしていただけ - とくに目的がない
- 強みがわからない
こんな印象を持たれる可能性もあります。
一方、一貫性や共通ポイントを考えてアピールをすると、以下のようになります。
はじめにコンビニエンスストアで接客を学びました。その後、他業界の接客スキルも学びたかったので、家電量販店でもアルバイトをしました。
アパレルでは、これまで学んだ接客トークを活かし、売上を伸ばすことができました。
(「接客スキル」という共通ポイント、一貫性)
このように効果的にアルバイト経験をアピールすることができるようになります。
たとえフリーターでも、5年のアルバイト歴があると、面接の際は
- どんな経験やスキルを
積んできたのか - 自分の強みや得意分野を
理解しているか
などをチェックされます。
逆に言えば、アルバイト経験や自分の強みをきちんと整理しておくことが就活成功のカギと言えます。
これまで経験したアルバイトに「一貫性はあるか?」「共通するポイントはあるか?」と考えてみてください。
資格を取るなら目的から逆算する
3つ目のコツは、資格を取るなら目的から逆算することです。
フリーター歴5年で就職を目指す人のなかには、
- 資格があれば就職しやすいかも
- アピールのために資格を取りたい
- 資格手当が期待できる
このように考えて、資格取得を目指す人もいるのではないでしょうか?
たしかに、資格をもっていると就活のプラスにはなります。しかし、以下の3つのポイントは頭に入れておいたほうが良いです。
- 資格はあくまでもプラスアルファ
- 目的から逆算しないと意味がない
- 就活しながら資格の勉強でもOK
資格に過度な期待はリスキー|目的をもって逆算する
フリーターでも資格があれば、就職しやすいよね?
このように考える人は多いと思います。しかし、資格はあくまでもプラスアルファ。資格に過度な期待をするのは危険です。
たしかに、その資格がないと従事できない仕事をする場合は、資格の価値が上がります。
業務独占資格といって、弁護士や税理士、行政書士などは、資格がなければ働けないため、資格を取得することに大きな価値があると言えます。
ですが、一般的に人気のある資格の多くは、「その資格があれば尚良い=プラスアルファ」というケースがほとんどです。
そのため、資格を取得するためにフリーターのまま時間をかける(1〜2年を費やす)、というのはおすすめできません。ブランクが長くなり、マイナス評価につながるリスクもあります。
そこでおすすめしたいのは、資格取得と就活の同時並行です。たとえ資格取得が間に合わなくても、書類や面接で
現在資格取得に向けて勉強中です。
次の検定試験を受ける予定です!
といったアピールはできるため、好印象につながります。
また、もしも資格取得を目指す場合は、「資格があれば就職に有利だから」ではなく、
この仕事に就職するには○○の資格が必要だ
と、目的から逆算して資格を選ぶことが大切です。
そうしないと、資格取得へのモチベーションが続かなかったり、資格は取っても就職先が見つからない場合もあります。
資格で就活を有利にしたい場合は、「自分が就きたい仕事に必要な資格かどうか」をよく考えてみましょう。
ポジティブな回答を準備する
4つ目のコツは、就職の面接に備えてポジティブな回答を準備しておくことです。
5年のフリーター歴があると、就活の面接などでは、以下のような質問を受ける可能性が高いです。
- どうしてフリーターに?
- 正社員としてやっていける?
- なぜ今まで就職しなかった?
このようなマイナス面に対する回答は、その場で取り繕うのが非常に難しいです。そのため、前もってポジティブな回答ができるように準備しておくことが大切です。
前向きな回答の型を知っておく
そこでおすすめしたいのは、以下の3つの流れを意識した「前向きな回答の型」です。
- 質問を受け止める・事実を話す
- 学んだことや反省点を語る
- 今後はどうしていきたいか伝える
このような流れで回答をすれば、マイナスの質問をポジティブな印象で回答することができるようになります。
例えば、
なぜ今まで就職せずにアルバイトをしていたのですか?
という質問を受けたケースでは、以下のように回答を組み立てます。
やりたい仕事が見つからず就職の機会を逃してしまいました。甘かったと反省しております。(受け止め・事実)
しかし、アルバイトで様々な業務を経験し自分と向き合うなかで、進みたい方向が見えてきました。(学び・反省点)
今後は◯◯の分野で活躍できるように努力してまいります。(今後の展望)
このように、質問に対する答えだけでなく、学びや今後の展望を併せて伝えることがポイントになります。そうすると、ポジティブなイメージで回答を終えることができます。
面接官や人事担当者は、フリーターの応募者に対して、
- 将来性のある人材か
- 失敗や過去から学べる人材か
- 熱意やバイタリティがあるか
などをチェックしています。
フリーター歴に関するマイナスの質問を受けた場合は、反省点や学びを伝えたり、就職したらどうしたいかをきちんとアピールすることが大切です。
ポジティブな回答を準備しておけば、面接通過率がグッとアップします。
就活はひとりで頑張らずにきちんと情報収集する
最後のコツは、フリーター歴5年で就職するならひとりでがんばらないということです。
フリーターから就職する場合、ほとんどの方は、
- どんな仕事を選ぶべきか
- 企業への連絡はどうする
- 面接や書類の対策は
- ブラックを見分けるには
など、分からないことだらけです。そもそも何から手を付けていいかわからないという人も多いはずです。
そんな状態で孤独にがんばっても、就活が苦しいのは当然ですし、最悪挫折する可能性もあります。実際に僕は一度就活を諦めて、フリーターに舞い戻った時期があります。
もう一度言いますが、就活はひとりでがんばる必要はありません。就職を楽にするツールや詳しい人を頼って、賢く就活を進めることが大切です。
幸い今は、フリーターや未経験者の就活をサポートしてくれるサービスがたくさんあります。
- わかものハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などを利用すれば、就職に詳しいキャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーが無料でサポートをしてくれます。
とくに「就職エージェント」は、求人を出している企業と結びつきが強いため、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
また、面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、
面接では、こんなアピールが好印象です。
職場の雰囲気はこんな感じなので、◯◯さんの希望に合致していると思います。
このように的確なアドバイスをもらえます。
もちろん、エージェントを使えば必ず就職できるわけではないですし、「就活はひとりで進めたい!」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質は上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスが確実に広がります。
僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
などいろいろなメリットがありました。
気になるサービスを1〜2社登録することからはじめましょう。
注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、フリーターなどの未経験者をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
エージェントサービスといえば、下記のようなサービスが非常に有名ですが、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
- 就職カレッジ(ジェイック)
- キャリアスタート
- ハタラクティブ
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも相談しやすい
- 離職率が低い優良企業の紹介
- 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
まずは2〜3社登録して自分に合うエージェントを見つけましょう!
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
5年目のフリーターに多い疑問や悩みを深堀り
ここからは、5年目のフリーターに多い疑問や悩みについて深堀りしていきます。気になる項目があれば読んでみてください。
- フリーターは何年続ける人が多い?
- だらだらとフリーターを続けてしまう
- フリーターしかできない
- 26歳のフリーターは終わってる?
- フリーターから正社員は難しいの?
- 大卒フリーターはやばい?
- 女性はフリーターでいい?
- フリーターが夢を追うのは何歳まで?
- 正社員になるタイミングはいつまで?
- フリーターから正社員になる人の割合は?
フリーターは何年続ける人が多い?
フリーター期間には個人差がありますが、一般的に多いのは3年から5年と言われています。
「とりあえずフリーターで稼ぎながら、今後どうするかを考えよう」と考える人は多く、気づけば数年が過ぎてしまうのはよくある話です。
しかし、フリーター生活がこれ以上(3〜5年)に長くなればなるほど、いざ正社員として就職しようとしたときに不利になる可能性が高くなります。
企業によっては、フリーター期間が長い人を選考から外すこともありますし、年齢的にも30歳に近づくにつれて、未経験での採用が難しくなると言われています。
フリーター生活を続ける年数に、目安があるわけではありませんが、多くの人は20代半ばまでに転職や就職を考え始めます。
このタイミングで自分のキャリアについてしっかりと考えることで、今後の人生設計もスムーズに進めやすくなります。
だらだらとフリーターを続けてしまう
「気づいたら何年もフリーターを続けていた」「だらだらフリーターを続けてしまう」と悩む方は多いようです。
ここでは、フリーターをだらだらと続けるリスクをチェックしていきましょう。
収入の安定性が低い
リスクのひとつは、収入の安定性が低いことです。フリーターの仕事は、多くがアルバイトやパートで、収入は時給ベースであることがほとんどです。
そのため、体調を崩したり、勤務時間が減ったりすると収入が大幅に減ってしまいます。
また、正社員と比べて昇給やボーナスが少ないため、長期的に見て収入の面で非常に不利です。実際、正社員と非正規社員の収入差は、30代以降に大きく広がってくことがわかっています。
将来に備えるのも難しく、いざというときの貯蓄や、老後の生活資金が十分に確保できなくなる可能性があります。
正社員への転職やキャリアチェンジが難しくなる
年齢が上がるほど、正社員への転職やキャリアチェンジが難しくなる点も大きなリスクです。
20代前半であれば、未経験でも意欲が評価されて採用されることがありますが、30代に近づくと、企業は経験やスキルを求めるようになります。
そのため、だらだらとフリーターを続けた結果、希望する職種や条件での転職が難しくなり、後悔するケースもあります。
フリーターしかできない
フリーター歴が長くなると、フルタイムで働くことや正社員になることに不安を感じる人は多いかもしれません。
「自分にはフリーターしかできない」と思い、転職やキャリアチェンジの壁になることもあります。
少しでもキャリアやスキルアップを意識することが大切
フリーターには自由や気軽さがありますが、正社員のようなスキルアップやキャリアパスの機会は限られています。
将来のことを考えた場合、時給で働く仕事は年齢を重ねるごとに体力的な負担が増しますし、収入が不安定な働き方には限界を感じることがほとんどです。
そのため、「フリーターしかできない」と思い込まず、少しでもキャリアやスキルアップを意識することが大切です。
いきなり正社員になるのが不安なら
とはいえ、いきなり正社員の求人に応募するのが不安という方も多いはずです。その場合は、派遣社員や契約社員として、短期的にスキルを身につけながら働く方法もあります。
ただし、その場合もある段階で「非正規雇用は将来が不安だ」と悩むことになります。
そのため、「フリーターしかできない」と決めつけずに、まずは未経験でも挑戦しやすい業界や職種を選んで正社員就職にトライしてみるのがおすすめです。
フリーター歴5年程度なら、正社員で採用されるチャンスはたくさんあります。
26歳のフリーターは終わってる?
26歳でフリーターって、もしかして終わってる?
と不安になる人は多いかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。
たしかに、年齢が上がるにつれて正社員への転職は少しずつ難しくなる傾向がありますが、26歳はまだまだ行動次第でさまざまなチャンスがある年齢です。
むしろ、20代中盤は自分の将来を考え、これからどう動いていくべきか計画するのにちょうど良い時期と言えます。
未経験業種への転職も視野に入れやすい年齢
実際、多くの企業が「第二新卒」や「20代未経験可」の求人を用意しており、26歳はまだ未経験業種への転職も視野に入れやすい年齢です。
また、企業側も若手を歓迎するケースが多く、ポテンシャルを評価して採用してくれる場合もあります。そのため、フリーターからの脱却を考えているなら、今のタイミングで動くことが大切です。
フリーターから正社員は難しいの?
フリーターから正社員になることは、簡単とは言えません。ですが、難しい理由や壁を理解して対策をすれば、道は大きく開かれます。
一般的に、フリーターから正社員になるのが難しいとされるのは、正社員として求められる「経験」や「スキル」を満たしていないことが理由とされることが多いです。
また、企業によっては、フリーター歴の長さが影響する場合もあります。
これを乗り越えるには、フリーターとして働いてきた経験を「どのように活かせるか」を具体的にアピールすることが大切です。
例えば、アルバイトでの接客スキルやコミュニケーション能力、マルチタスクの経験などを強調すると、「ただフリーターを続けていた」ではなく「きちんと働いてきた実績」を示すことができます。
さらに、正社員の採用では、安定した長期的な働き方やキャリアへの意欲も重視されます。
そのため、フリーターから正社員を目指す場合は「長く働く意思」を面接でしっかりと伝えることが重要です。
フリーターから正社員への道は、計画的な行動や積極的なアピールによって実現可能です。
大卒フリーターはやばい?
大卒でフリーターになると、「自分はやばいのでは?」と不安を抱く人もいるかもしれません。
確かに、大学を卒業したのに正社員にならず、フリーターを続けると、周囲から「もったいない」と思われることもあります。
しかし、大卒でフリーターになる人も一定数はいます。例えば、大学卒業時に就活がうまくいかなかった人ややりたいことを見つけるためにあえてフリーターを選ぶ人です。
もし正社員になりたい気持ちがある場合は、お伝えしているように20代のうちに行動するのが良いタイミングです。
大卒フリーターとして身につけた経験やスキル、人間関係は、今度のキャリアの中で必ず役立ちます。
女性はフリーターでいい?
近年は、正社員を選ばずにフリーターとして柔軟に働く女性もいます。女性は、フリーターでもいいのでしょうか。
結論から言うと、あえてフリーターとして働くのは一つの選択肢です。
例えば、「家庭と両立したい」あるいは「子育てや介護に備えて自由な時間を持ちたい」と考える場合は、フリーターで働くのもアリと言えます。
ただし、フリーターとして働く場合は、将来の「安定」という意味で不安があります。
フリーターは収入が安定しにくいため、長期的なライフプランが立てにくい面があります。また、社会保険や年金制度などのサポートが薄いため、老後や病気などのリスクに備えることも必要です。
また、今はフリーターでも、いずれ正社員になりたいと考える女性もいます。そのため、フリーターか正社員かにこだわらず、自分の理想に合った働き方を見つけることが大切です。
フリーターが夢を追うのは何歳まで?
フリーターとして夢を追うことに年齢制限はありません。ですが、「何歳まで続けるか」を意識することは重要です。
夢を持つことは素晴らしいですが、年齢が上がるにつれて体力や将来の収入面、ライフプランを考えなくてはいけない場面が増えます。
一般的に、20代のうちはフリーターとして夢に向かって挑戦することをサポートする雰囲気はありますが、30代に入ると少しずつ周りの目が変わってくるのではないでしょうか。
例えば、20代後半から30代に差し掛かる時期になると、周りの友人は正社員としてキャリアを積み、安定した収入を得て、結婚をしたり、将来の展望を持つ人が増えます。
フリーターのまま夢を追い続けていると、そうした周囲との差を感じるかもしれません。
夢を追うこと自体は悪いことではない
しかし、年齢に関係なく、夢を追うこと自体は悪いことではありません。
夢を追いながら、フリーターとしてきちんと生活費を稼ぎ、スキルが身につく仕事や将来に役立つ経験が得られているなら、それも生き方のひとつです。
ただし、夢を本気で叶えるためには、達成までの計画を立て、数年ごとに節目を設けて目標を確認することが大切です。
自分が夢に対してどれだけ近づいているかを確認でき、途中で必要な調整も行いやすくなります。
正社員になるタイミングはいつまで?
正社員になるタイミングは、人それぞれで正解はありません。しかし、一般的には20代のうちに行動を起こすのが有利と言われています。
なぜなら、企業は20代の採用には意欲的なことが非常に多いからです。
逆に、20代後半になると。企業は職場経験やスキルを求められる傾向が増えます。そのため、未経験で正社員に挑戦したい場合は、25歳から30歳の間を一つの目安として考えると良いでしょう。
また、収入面に関しても、20代の早いうちに正社員になったほうが、正社員との収入格差を減らすことができます。
フリーターのまま定年まで働く場合、生涯収入(一生に稼ぐお金)は5000万円ほどですが、正社員の場合は約2億円と言われています。
この差を縮めるには、20代のうちに正社員就職することが非常に大切です。(参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」厚生労働省「正社員(常用労働者)とパートタイム労働者の生涯賃金(高卒・男女平均)」)
フリーターから正社員になる人の割合は?
フリーターから正社員になる人の割合は、年齢別の調査で以下のようになっています。
【年齢別フリーターの就職率】
- 15~19歳…29.9%
- 20~24歳…32.7%
- 25~29歳…25.5%
- 30~34歳…18.1%
- 35~39歳…15.5%
- 40~44歳…15.6%
25歳までは約3割の人が就職を成功させていることがわかります。20代後半でも、25%の就職率となっています。
30代以降は2割を下回って30代以上になると即戦力を期待されるため、スキルや経験が求められることが多くなります。
そのため、就職率も2割を下回っています。やはり20代のうちに行動をすることが大切です。
20代のうちは企業側も「ポテンシャル採用」を行うことが多く、未経験からでも正社員として雇用されるチャンスが広がっています。
ただ、最近では人手不足の影響もあり、未経験でも育成前提で雇用する企業が増えています。この流れを利用して、積極的にフリーターから正社員を目指していきましょう。
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
まとめ:フリーター5年目で正社員に就職するコツ|アルバイトを脱出しよう
最後に今回の記事をまとめます。
- フリーター5年目の焦りをチャンスと捉え、早めの行動が大切
- 20代後半までが未経験でも正社員になれるラストチャンスと考えるべき
- 就職活動は一貫性のあるアルバイト経験を活かすと効果的
- 資格を取るなら目標から逆算し、就活と並行して進める
- 面接ではフリーター歴の理由を前向きに伝える準備が必要
- フリーターの就活はひとりで抱え込まず、サポートサービスを活用する
- エージェントは未経験サポートが充実したものを選ぶとよい
- 20代後半は採用されやすい年齢を活かし、即行動に移すことが鍵
- フリーターのままだと将来の収入や生活が安定しにくいリスクがある
- アルバイトの経験をポジティブに捉え、就活での強みを意識する
- 長期的に働きたい意思を示すことで正社員採用が有利になる
- フリーター生活は体力的な不安が増すため、将来を見据えた転換が重要
- キャリアアップやスキル向上が難しいため、正社員を目指すことが推奨される
- 就職エージェントの活用で面接対策や求人情報をスムーズに得られる
- 20代のうちに就職することで将来の収入格差が縮まる可能性が高い
お伝えしたエージェントサービス
【就活に不安がある・ブラックは避けたい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
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【内定が早く適職が見つかりやすい】
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