ニートの就職先はブラックしかない！？【ホワイトに就職するコツを解説】

就職したいと思っても、「ニートの就職先はブラックしかないのでは？」と不安になる方は多いはずです。

僕も就活には苦労したので、気持ちはよくわかります。

たしかに、ニートから就職するのは、正直言って簡単とは言えません。

しかし、「ブラックしかないから無理だ」と就職を諦めてしまうのは、とても勿体ないことです。

なぜなら、きちんと対策をすればニート歴があっても良い就職先は見つけることはできるからです。

今回の記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに「ニートからホワイト企業に就職するコツ」をお話ししていきます。

ポイントは、思い込みを変えてきちんと情報収集することです。

ニートの就職先はブラックしかないという思い込みは捨てる

ブラックしかないという思い込みを捨てよう

まずは、「ニートの就職先はブラックしかない」という思い込みを捨てることからはじめましょう。

たしかに世の中には、ブラック企業が存在し、ニートやフリーターはブラックの餌食になりやすい傾向があります。

ですが、

と決めつけるのは、それは単なる「思い込み」です。

就活の悪い面だけを見て、「ニートの就職先はブラックばかりだ」と思い込んでいる可能性が高いです。

例えば、仕事を選ぶときも以下のように「悪い面」だけを見ていないでしょうか？

悪い面にばかり注目してしまうと、世の中が「ブラック企業だらけ」になってしまいます。

 

実際は、ノルマのない営業職もありますし、顧客のほとんどがお得意様でクレームがほとんどないサービス業もあります。

きちんと求人を選べば、すべてがブラックということはないのです。

思い込みで逆に就職チャンスを逃してしまう

また、ネットの掲示板などの情報を見て「ニートはブラックしか就職できない」と思い込んでいる人も多いはずです。

しかし、ネットの情報を鵜呑みにするのはリスキーです。

なぜなら、ネットの書き込みの多くは愚痴や憂さ晴らしが多いため、必然的にネガティブな情報が多くなるからです。

実は、偏った情報しか得ることができていないかもしれないのです。

 

それ以前に、最初から「ニートが就職できるのはブラックしかない」と思い込んでいたら、せっかくの良い就職チャンスもすべて逃してしまいます。

たとえニートだったとしても、きちんと対策をすればブラックは避けられます。

良い企業に就職するチャンスもあるのが現実です。

ブラック企業の定義を自分基準でよく考える

次のコツは、ブラック企業の定義を自分でよく考えることです。

ところで、あなたはどんな企業が「ブラック企業」に該当するか、きちんと説明できるでしょうか？

ブラック企業と言えば、以下のような特徴が思い浮かびます。

しかし、ブラック企業に明確な定義はありません（国もブラック企業の定義を明確にしていません）。

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

引用元：確かめよう労働条件 厚生労働省

もちろん、一般的な人が想像する「ブラック企業像」はあります。

しかし、同じ企業で働いていても、以下のようにAさんとBさんとでは、「ブラック度」の感じ方が変わる可能性は十分にありますよね。

そのため、なんとなく「ブラック企業」をイメージするのではなく、自分にとってなにが最もブラックかを明確にしておくことが大切です。

できれば、ブラック度の優先順位をつけてみることをおすすめします。

そうすることで、自分なりの「ブラックの基準」がクリアになり、求人探しの軸になります。また、本当にブラックかどうかをきちんと見極められるようになります。

逆に、自分なりの基準がないまま就活をすると、あらゆる企業がブラックに見えてしまいます。

結局は、自分が満足できる職場に入社することが「就職成功」です。

ニートの就活はブラックしかないと思ったら｜危ない企業の見極め方

就職や転職では、必ずブラック企業に当たるリスクはあります。ニートに限ったことではありません。

ここでは、最低限の「ブラック企業を見極める方法」を押さえておきましょう。

会社の評判をSNSでチェックしてみる

ブラック企業かどうかを見極めるために、SNSなどで会社の評判をチェックしてみましょう。

Twitterやインスタグラム、フェイスブックなどで会社名を検索すれば、ユーザーの声や社長の人柄、サービスや製品の「生の情報」を得ることができます。

例えば、お店を利用した人が

接客してくれた店員さんが優しかった

こんなツイートをしていたら、人間関係の良い職場かもしれないと予測できますよね。

逆に、

店長らしき人がアルバイトを怒鳴っていて引いた

こんなツイートをしていたら、人間関係に問題がある職場かもしれません。

 

もちろん、全てを鵜呑みにするのはリスキーですが、求人票では得られない「職場の雰囲気」を感じ取れるのがSNSの良いところです。

ブラック企業対策に有効活用してましょう。

当たり障りのない表現がないかチェックする

一般的にブラック企業は、求人票などで当たり障りのない表現を使います。

例えば以下のような感じです。

一見すると良いことを書いているようですが、

実はこのような職場である可能性も否定できません。

本当に良い職場は、わざわざ当たり障りのない表現を使わず、自信をもって明確に自社アピールをします。

離職率と勤続年数をチェックする

ブラック企業を見極めるには、離職率と勤続年数をチェックするのも有効です。

なぜなら、ブラック企業は離職率が高く、社員の勤続年数が少ない傾向があるからです。

どうやって離職率や勤続年数を調べるかというと、東洋経済新報社が出版している「就職四季報」という書籍を使うのがおすすめです。

就職四季報には、

が会社別に掲載されています。（※回答を拒否している場合など、すべての会社のデータがあるわけではありません）

信頼できるデータなので書店などでチェックしてみると良いですね。

働いている人をチェックする

もしも応募企業に実店舗がある場合は、足を運んで働いている人をチェックしてみましょう。

実際に働いている人たちの様子を見れば、その会社のブラック度は見えてきます。

このような場合は、なんらかの問題を抱えているケースが多いと言えます。

逆に良い職場は、なんとなく雰囲気が明るいですし、働いている人達が生き生きしています。

きちんと情報収集できる環境を手に入れる

最後のコツは、きちんと情報収集できる環境を手に入れることです。

先にお話ししたように、きちんと対策をすればニートでも良い就職先は見つかります。

ただし、きちんと情報収集できる環境がないとブラック企業を見抜くことができません。

 

なので、まずは信頼できる情報源を確保することに力を注ぎましょう。

具体的には、ひとりで仕事探しをせずに、

などのキャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーに相談してみるのがおすすめです。

 

とくに就職エージェントは、求人を出している企業と結びつきが強いため、企業情報をたくさん提供してくれます。

キャリアアドバイザーは、企業訪問などをして情報を集めているため、

このような詳細な情報を教えてくれます。

最近は、ニートの就活サポートを専門にしているサービスも増えているので、まずは就職エージェントを賢く活用しましょう。

ニートの就活におすすめできる転職サービス

とくにおすすめできるのは、以下の３つの就活サービスです。

就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。

などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。

厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります（日本で４３社しか認められていません）。

そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。

サポート対応地域は、下記のとおり。

未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、１歩前に進みましょう。

就職カレッジ（ジェイック）
公式ページ >>

 

続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。

などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。

経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。

また、約１０００件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。

登録は以下のように３ステップで簡単に行えます。

就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。

キャリアスタート
公式ページ >>

 

最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する２０代向けの転職・就職エージェントです。

などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。

ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。

また、最短２週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。

早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。

ハタラクティブ
公式ページ >>

 

ブラックしかないは誤解｜就職するニートの疑問や不安を深堀り

ここからは、ニートから就職するときの不安や疑問、知っておくべき情報をお伝えしていきます。気になる章だけ読んでいただいても構いません。

ニートはいつまで続けられる？

結論から言えば、年齢を重ねるほどに社会復帰の難易度は高まるため、できる限り早めに行動を起こすことが大切です。

具体的な年齢を出すと、30代を超えると就職の選択肢が狭まり、40代以降ではさらに厳しくなる傾向があります。

一般的に正社員として採用されやすい年齢の上限は、30代前半までとされています。多くの企業が若年層を求める傾向があるためです。

20代であれば、未経験でも意欲やポテンシャルを評価されやすいですが、30代に入ると企業は経験やスキルをより重視します。

そのため、30代後半や40代になると、専門的なスキルやマネジメント経験が求められることが多くなり、未経験の職種に挑戦するのが難しくなります。

日本のニート率は？

現在、日本の15歳から34歳の若者のニートの割合は、約3〜4％で推移しています。人数に換算すると、およそ70万人から90万人がニート状態にあるとされています。（参考データ：内閣府より）

ニート人口は年齢層によって異なりますが、特に20代後半から30代前半にかけてのニートの割合が高くなっています。

学歴別に見ると、高卒者のニート率が高い傾向にあります。

大学卒業者と比べると、職業選択の幅が狭く、早期離職や失業のリスクが高いため、結果としてニートになる可能性が高まります。

また、近年では中卒者や高校中退者のニート率も増加傾向にあります。

日本全体の労働市場は、少子高齢化による人手不足が深刻な問題となっています。そのため、多くの企業が未経験者や学歴不問の人材を積極的に採用しようとしています。

特に、介護や建設業などの労働集約型産業では、若い世代を採用し、長期的に育てていきたいと考える企業が増えています。

これは、ニートからの社会復帰を目指す人にとってはチャンスとも言えます。

「ニートだからできる仕事がない」は本当？

重要なのは、どのような仕事を選ぶかです。ニートの状態から社会復帰を目指す場合は、自分に合った仕事を見つけることが成功の鍵になります。

未経験者歓迎や経歴不問の仕事を探してみる

ニートの方に向いている仕事は、未経験者歓迎や経歴不問の求人です。

これらの仕事は、特別なスキルや学歴を必要としないため、経験が少ない方でもチャレンジしやすい特徴があります。

例えば、清掃員や工場勤務、配達員などは、ルーティン作業が多く、仕事に慣れるのが比較的簡単です。

また、IT系やWeb系の仕事も、未経験者を歓迎する企業が増えており、研修制度が充実していることが多いので、一からスキルを身につけることが可能です。

自分の性格や得意なことを考慮する

仕事を選ぶ際には、自分の性格や得意なことを考慮することも大切です。

人と接するのが苦手であれば、接客業よりも工場勤務や清掃員のように一人で黙々と作業ができる仕事を選ぶと良いでしょう。

逆に、人と関わることが好きな方は、接客業や営業職などが向いているかもしれません。

必ず採用される仕事の特徴は？

まずは、人手が足りない業界や職種では、経験やスキルを問わず、やる気がある人を積極的に採用する傾向があります。

例えば、

などは、慢性的な人手不足が続いており、未経験者でも採用されやすい状況です。

特に介護業界は、高齢化社会の進行とともに需要が高まっており、無資格でも始められる仕事が多く、入社後に資格取得をサポートしてくれる企業も増えています。

また、IT業界も未経験から挑戦できる職種が多い業界の一つです。

プログラミングやネットワーク管理など、専門的なスキルを要する仕事が多いですが、これらのスキルは入社後に学べることも多いです。

未経験者を積極的に採用するIT企業も少なくありません。

基本的なマナーや働きたい意欲が大切

ただし、「受かりやすい仕事＝誰でも必ず採用される仕事」というわけではありません。

採用されるためには、基本的なマナーやコミュニケーション能力、そして何より「働きたい」という意欲をしっかりと伝えることが重要です。

また、受かりやすい仕事だからこそ、競争相手が多い可能性もあります。そのため、準備をしっかり行い、面接でのアピールポイントを明確にしておくことが大切です。

ニートが仕事を怖いと感じる理由は？

自分に自信がない

長期間にわたって社会から離れていると、自分が働けるのかどうか、うまくやっていけるのかという不安が募ります。

特に、以前に職場でうまくいかなかった経験があると、その経験が心の負担となり、再び働くことへの恐怖心を増幅させることがあります。

人間関係の不安

仕事の場では、同僚や上司、取引先とのコミュニケーションが避けられません。ニート期間が長くなると、こうした人間関係をうまく築けるかどうかが不安になります。

過去に職場で人間関係がうまくいかなかった経験がある場合、その記憶が働くことへの恐怖心を強くしてしまうこともあります。

過去のトラウマ

例えば、過去に職場でいじめやパワーハラスメントを受けた経験がある場合、それが心の傷となり、新たに職場に出ることに対して強い恐怖感を抱くことがあります。

このようなトラウマは、特に働き始める前の段階で強く表れることが多く、行動を起こすのをためらわせる要因となります。

不安を解消するには

こうした不安を解消するには、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。たとえば、人間関係の不安が強い場合は、人との接触が少ない仕事を選ぶとよいでしょう。

また、このあとお伝えしますが、きちんと情報収集ができる環境をつくった上で就活を進めることも大切です。

応募する企業やチャレンジする業界について正しい情報を得ることで、不安を大きく軽減することができます。

ブラック企業に就職しないためのポイント

条件が良すぎる・曖昧な詳細は注意

求人情報をよく確認しましょう。特に注意すべきなのは、条件が良すぎる場合や詳細が曖昧な場合です。

例えば、給与が異常に高く設定されている場合や仕事内容が具体的に記載されていない場合には、実際の業務内容や労働環境に問題がある可能性があります。

面接の対応や社内の雰囲気をチェック

面接時の対応や社内の雰囲気も重要なチェックポイントです。

例えば、面接官の態度が高圧的だったり、面接が極端に短い場合は、その企業の労働環境に問題があるかもしれません。

そのため、面接の際に職場を見学できる場合は、社員の様子や職場の雰囲気を観察しましょう。

疲れ切った表情の社員が多い、あるいは職場が異常に静かで緊張感が漂っているなどの場合、ブラック企業である可能性が高まります。

企業の口コミや評判を調べる

インターネット上には、企業の元社員や現社員が書き込んだ口コミサイトが存在します。これらの情報を参考にすることで、その企業の実態を知ることができます。

ただし、すべての口コミが正確とは限らないので、複数の情報源からのデータを照らし合わせ、総合的に判断することが大切です。

労働条件をしっかり確認

特に残業時間や休日の取り方について、面接で具体的に質問することをお勧めします。

ブラック企業は、残業が恒常的であったり、休日が取れない状況が多いです。

また、雇用契約書や労働条件通知書などの書類を確認し、契約内容が口頭での説明と一致しているかも確認してください。

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2024.07.31

まとめ：ニートの就職先はブラックしかない！？【ホワイトに就職するコツを解説】