高卒でもdodaは使える？就活を成功させる活用術まとめ

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリアが運営している転職サービスです。知名度が高く求人数も非常に多いので、就活に使ってみたいと思う方は多いはずです。

ですが、学歴に不安があると、

と悩むのではないでしょうか？

実は僕もフリーターから就職した経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。

結論から言うと、高卒や高校中退でもdodaに登録することはできます。しかし、dodaのみを使って就活をするのはおすすめしません。

高卒の場合、dodaだけでは就職チャンスを逃す可能性が高いからです。

この記事では、僕の就職経験と人事目線をもとに

をどこよりも分かりやすくお話します。

高卒でもdodaは使える？就職を成功させるエージェント活用法

dodaのみの就活はおすすめしない理由

では最初に、高卒や高校中退の就活にdodaのみはおすすめしない理由をお伝えします。

それはズバリ、dodaは正社員や派遣、契約社員として働いたことがない場合、サポートをしてもらえない可能性があるからです。

先にお話したように、高卒や高校中退でもdodaに登録することはできます。しかし、dodaの公式ウェブサイトには以下のようなQ＆Aが掲載されています。

正社員としての就業経験がないと、サービスは利用できませんか？

サービスのご利用は可能です。なお、正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。

引用元：doda公式サイト

まとめると、

というdoda側の回答です。

つまり、高卒や高校中退の方が就職する場合、dodaではサポートを受けられない可能性が高いのです。

総合型転職エージェントは実務経験が重視される

実はこのようなケースは、dodaに限った話ではありません。他の大手総合型転職エージェントも同様の対応となっています。

例えば、大手の転職エージェント「リクルートエージェント」にも、同じような記載があります。

【リクルートエージェント】

Q：正社員としての就業経験がないのですが、転職支援サービスを利用できますか？

はい、ご利用いただけます。

ただ、お預かりしている求人は、即戦力を求めるものが多いため、実務経験を重視する傾向にあります。

そのため、企業での正社員としての実務経験をお持ちでない場合、ご紹介の可能性は低くなりますので、あらかじめご了承ください。

引用元：リクルートエージェントより一部抜粋

他にも、マイナビエージェントやパソナキャリアといったエージェントも似たような状況です。

マイナビに高卒は登録できない？注意点とおすすめしたい就活方法

「高卒の就職にマイナビは登録できない？」と悩んでいませんか？この記事では、高卒者がマイナビを使う場合の注意点とおすすめしたい就活方法をまとめています。

career-topic.com

2024.10.20

もちろん、高校卒業後や中退後に何らかの就業経験がある場合は、dodaに登録してみてもいいでしょう。

ですが、そうでない場合は、dodaのみを頼るのは非常にリスキーです。

せっかくdodaに登録しても、求人を紹介してもらえなかったり、サポートを断られてしまったら、就活のモチベーションは下がってしまいます。

そのため、高卒や高校中退の就活では、dodaのみを頼らず自分の状況に合うエージェントサービスを選ぶことが非常に大切です。

高卒の就活に活用すべきエージェントの特徴

と疑問に思った方もいるはずです。

その答えは、未経験者の就職（正社員経験なし）に特化したエージェントを活用すれば良いのです。

近年は、

といった人材を積極的に採用する企業が増えています。

とくに、人手不足の業界や新卒採用が進まない会社は、未経験でも「将来性」「人間性」「熱意」などを評価して採用を決めます。

こうした流れもあり、正社員経験がない人材をサポートするエージェント系サービスは増加傾向にあります。

dodaのように知名度は高くないかもしれませんが、実は未経験者に特化したエージェント系サービスを活用したほうが

など、メリットが多いと言えます。

高卒や高校中退で就職を目指す方は、学歴や中退歴に不安を感じていたり、なにから手を付けていいかわからない方が多いはずです。

そんな場合でも、未経験者に特化したエージェントであれば、担当者に悩みを相談しやすく、親身に話を聞いてもらうことができます。

高卒や高校中退で就活をするなら、未経験者に特化したエージェントに登録してサポートしてもらうことをおすすめします。

未経験の就活に強い就職エージェント３社【フリーターや既卒・ニートにおすすめ】

この記事では、フリーターや既卒者、ニートなど未経験で就活をする方におすすめできる就職エージェントをまとめています。未経験でもきちんとサポートしてくれる３社を厳選しました。

career-topic.com

2024.07.31

未経験者に特化した就職エージェント３選

とくにおすすめできるのは、以下の３つの就活サービスです。

就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。

などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。

厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります（日本で４３社しか認められていません）。

そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。

サポート対応地域は、下記のとおり。

未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。登録をサクッと済ませて、１歩前に進みましょう。

就職カレッジ（ジェイック）
公式ページ >>

 

続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。

などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。

経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。

また、約１０００件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。

登録は以下のように３ステップで簡単に行えます。

就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。

キャリアスタート
公式ページ >>

 

最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する２０代向けの転職・就職エージェントです。

などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。

ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。

また、最短２週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。

早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。

ハタラクティブ
公式ページ >>

 

高卒の就職を成功させる｜就職エージェントを活用術

ここからは、高卒の就職を成功させるための就職エージェント活用術をお伝えします。

まずは以下の３つのポイントを頭に入れて、未経験者に特化したエージェントを活用してみてください。

担当者の信頼を得る

１つ目のポイントは、エージェントの担当者の信頼を得ることです。

当たり前ですが、エージェントの担当者もひとりの人間です。やる気のある応募者は応援したくなりますし、きちんと約束を守る人をサポートしたくなります。

そのため、エージェント系サービスに登録をしたら、最低限以下のポイントを気をつけてください。

エージェントの担当者の気持ちを考えた対応をしましょう。

そうすると「信頼感」が生まれ、良い求人を紹介してもらえたり、サポートの質が高まる可能性が上がります。

最後は自分の意思で

２つ目のポイントは、最後は自分の意思で選択をすることです。

高卒や高校中退で就活をする方にとって、エージェント系サービスは非常に便利なサービスです。わからないことや就職の不安を相談できるため、非常に心強いはずです。

しかし、だからと言って、すべてを担当者任せにしたり、言われるままに就活を進めてしまうと、

など、後悔に繋がる可能性があります。

就職エージェントは、あくまでもあなたのサポート役です。就活の舵を握らなくてはいけないのは、あなた自身です。

そのため、エージェントに登録をしたら

など、最後は自分の意思で選択することを忘れないようにしてください。

エージェントは２〜３社併用が基本

最後のポイントは、エージェントは２〜３社併用することです。

なぜ併用がおすすめかというと、以下のようなメリットがあるからです。

一言で「未経験者に特化したエージェント」と言っても、それぞれに特色があり保有している求人は異なります。

また、担当者と合う合わない（相性）があるため、複数のエージェントを併用したほうが安全です。

ただし、エージェントを登録しすぎてしまうと（何十社も）、対応に時間がかかり、どのエージェントとも中途半端な関係になってしまいます。

そのため、まずは２〜３社登録してみて、実際にエージェントを比較しながら活用してみることをおすすめします。

dodaだけでなく高卒の就活に特化したエージェントを活用しよう

いかがでしたか？

以上３つのポイントを解説してきました。

dodaのみを使うのでなく、高卒や高校中退（未経験者）の就活をきちんとサポートしてくれるエージェントサービスを活用するのがポイントです。

未経験の就活に強い就職エージェント３社【フリーターや既卒・ニートにおすすめ】

この記事では、フリーターや既卒者、ニートなど未経験で就活をする方におすすめできる就職エージェントをまとめています。未経験でもきちんとサポートしてくれる３社を厳選しました。

career-topic.com

2024.07.31

高卒でdodaを使いたい方に多い疑問や悩み

ここからは、高卒でdodaを使いたい方に多い疑問や悩みをお伝えしていきます。気になる項目だけ読んでみてください。

何歳向けの求人サイト？

結論から言うと、dodaは幅広い年齢層に向けた求人サイトです。dodaのQ＆Aには、以下のような記載があります。

年齢に制限は設けておりません。

なお、現在、企業からエージェントサービスに寄せられる求人の大半が、同職種や同業界での年齢に応じた年数の実務経験を要する案件となっています。
そのため、お持ちの就業経験によってはすぐにご紹介求人案件をご用意できない可能性があります。
あらかじめご了承ください。

引用元：dodaより

主な利用者の年齢層

dodaの会員の約7割は、20代前半から30代前半の若手・中堅層で構成されていると言われています。

25歳から34歳が62％を占めており、社会人経験のある若手が多いのが特徴です。

dodaとdodaXの違いは？

dodaとdodaXは、どちらもパーソルキャリアが提供している転職支援サービス（転職エージェント）です。ターゲット層やサービス内容に大きな違いがあります。

dodaは、主に年収400～600万円の求職者を対象とした転職支援サービスです。

この年収帯は、一般的な転職市場での「ボリュームゾーン」と呼ばれ、初めての転職や異業種へのチャレンジを考えている20～30代に適した求人が多いのが特徴です。

一方、dodaXは、年収600万円以上のハイクラス層を対象とした転職支援サービスです。

会員の多くはマネジメント経験者やプロフェッショナル人材で、年収800万円以上の非公開求人も豊富に取り揃えています。

ひどいという口コミは本当？

結論から言うと、dodaがひどいというのは全ての利用者に当てはまるわけではありません。使い方や期待値の違いによって、悪い口コミも存在するようです。

紹介される求人内容が自分の希望と合わない

ひどい理由の一つとして挙げられているのは、紹介される求人内容が自分の希望と合わないケースです。

dodaは幅広い求人を取り扱っていますが、AIが自動的に求人を提案する仕組みやスカウト機能が働くため、必ずしも希望通りの案件ばかりが届くわけではありません。

これが、「希望していない職種や業種の求人ばかり紹介された」という不満に繋がることがあるようです。

担当者と相性が合わない

担当者と相性が合わないことも不満点として挙がっています。

dodaでは専任のキャリアアドバイザーが付くため、求職者とのコミュニケーションを大切にするエージェントです。

しかし、担当者の経験や提案スタイルが合わないこともあるようです。この場合、担当者を変更するリクエストを出すことで解決できることが多いです。

求人を押し付けられた

これは、転職活動をスピーディーに進めるため、doda側が条件に合った求人をどんどん提案している裏返しとも言えます。

転職活動にじっくり取り組みたい場合は、その旨を担当者に伝えれば、柔軟な対応が期待できます。

高卒5年目の手取りはどれくらい？年収の実態

一般的な傾向として、以下の情報が参考になります。

平均的な年収と手取り額

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、高卒の平均年収は約273万8,000円と報告されています。

手取り額は、税金や社会保険料などの控除を差し引いた後の金額で、一般的に年収の約8割とされています。

したがって、高卒の平均的な手取り年収は約219万円となり、月額に換算すると約18万2,500円となります。

年齢別の給与水準

別の調査によると、高卒男性の年齢別平均年収は以下の通りです。

このデータから、高卒5年目（おおよそ23～24歳）の年収は約222万円と推定されます。手取り額は年収の約8割とすると、月額約14万8,000円となります。

高卒の中途採用で大手企業を目指すには

大手企業は実務経験やスキルを重視する傾向があるため、これらをしっかりとアピールすることが成功への鍵となります。

実務経験を積むことが最重要

まず、実務経験を積むことが最重要です。大手企業は即戦力となる人材を求めており、特に専門的な知識や技能がある人が採用されやすいです。

例えば、自動車メーカーや製造業では工場作業員や技術者としての経験が評価されやすく、IT業界ではプログラミングやシステム管理などのスキルが求められます。

初めは中小企業での経験を積み、その経験を足掛かりに大手企業へのステップアップを目指すのが現実的なルートです。

資格取得で競争力を高める

例えば、不動産業界では宅地建物取引士（宅建士）、建設業界では施工管理技士、IT業界では基本情報技術者の資格などが有力です。

これらの資格は業界での需要が高く、大手企業への転職を後押しする武器となります。

現実的な視点を持つ

大手企業は高い競争率を誇るため、すぐに採用が決まらないこともあります。

そのため、無理に大手企業にこだわりすぎず、中小企業でのキャリア形成も視野に入れると良いでしょう。

中小企業でもホワイト企業は数多く存在し、良好な労働環境や高収入を得られる可能性があります。

おすすめの職種や業界

学歴よりも実力や人柄、将来性を求められる業界を選ぶことをおすすめします。

営業職

営業職は未経験からでも挑戦できる求人が多く、特に人とのコミュニケーションが得意な人に向いています。

営業職の魅力は、インセンティブ制度を採用している企業が多いことです。頑張りがそのまま収入に反映されるため、やりがいを感じやすい職種と言えます。

建設業界の施工管理職

施工管理は、建設現場全体を管理する仕事で未経験からスタートできる場合もあります。

さらに、働きながら国家資格である施工管理技士を取得すれば、大手建設会社で年収1,000万円以上を目指すことも可能です。

建設業界全体で人手不足が叫ばれており、転職市場での需要が高い点も魅力です。

製造業

製造業は高卒者にとって採用のチャンスが多い業種の一つです。

特に工場のライン作業や技術職は、学歴よりも実務経験や勤勉さが重視されます。また、製造業では働きながら資格を取得し、キャリアアップを目指すことも可能です。

例えば、フォークリフトやクレーン操作の資格があると、より高い評価を受けることができます。

ITエンジニア

IT業界は、学歴よりもスキルや将来性を重視する傾向がある業界です。

プログラミングやネットワーク管理などの技術を身につければ、大手IT企業への転職も不可能ではありません。

未経験者の場合、まず中小のIT企業で実務経験を積むことから始めましょう。その後、スキルを高めてキャリアアップを狙うのが現実的な道筋です。

公務員

安定を求める方にとっては、公務員も良い選択肢です。

高卒を対象とした一般事務や学校事務などの採用枠があり、試験をクリアすれば学歴に関係なく正社員として働くことができます。

公務員は安定した収入と福利厚生が魅力であり、長期的に働きたい方に適しています。

難しい？高卒が正社員になれないと言われる理由

学歴フィルターの存在

まず一つ目に挙げられるのは、学歴フィルターの存在です。

多くの企業では、大卒以上を条件としているケースもあり、高卒者が応募できる求人の数が限られることがあります。

特に大企業や専門職の場合、学歴フィルターが顕著です。これは、学歴を求めることで、採用担当者が社内の説明責任を果たしやすいからです。

ただし、少子高齢化が進む現在では、学歴にこだわらない企業も増えつつあり、高卒者にも就職しやすい状況が増えています。

卒業後に空白期間がある場合

卒業後に空白期間がある場合も就職が難しくなる要因の一つです。

特に新卒採用で内定を得られなかった場合、フリーターや非正規雇用として働くことが多くなり、その間の空白期間が面接官にネガティブな印象を与えることがあります。

この空白期間をカバーするためには、アルバイトや派遣でもスキルや経験を積み重ね、それを自己PRに繋げる努力が必要です。

就職活動の準備不足

高卒で就職する方は、自分の強みや目指すキャリアについて明確にできていないことが多いです。その結果、適切な求人に応募できないケースもあります。

すると、「自分に合う仕事が見つからない」と感じることがあります。

このような場合は、キャリアアドバイザーや転職エージェントのサポートを受けることで自分の適性や希望に合った職種を見つける手助けをしてもらうと良いでしょう。

未経験の就活に強い就職エージェント３社【フリーターや既卒・ニートにおすすめ】

この記事では、フリーターや既卒者、ニートなど未経験で就活をする方におすすめできる就職エージェントをまとめています。未経験でもきちんとサポートしてくれる３社を厳選しました。

career-topic.com

2024.07.31

まとめ：高卒でもdodaは使える？就活を成功させる活用術まとめ